津波被災者の家族

長女が04.12.26スマトラ沖地震の津波により、タイ、パンガー県カオラツクの海辺で遭難した。

故長女12年3個月目の命日に

2017-03-21 16:31:44 | Weblog
 故長女がインド洋津波により、タイ王国パンガー県カオラックの海辺で遭難して、早くも12年3個月の歳月が流れた。 12年前の3月初旬、外務省海外邦人安全課より、故長女の遺体発見により現地での確認作業を行う様、知らせがあり、次女と二人でタイ国際航空便で現地に向かつた。 外務省の現地事務所で3月9日夜、遺体写真の説明があり、翌日昼過ぎに現地プーケット郊外の、黄金の涅槃仏で有名なプラトー寺で、火葬を行うので立ち会う様に知らされた。  遺体確認の決め手になったのは、歯科の治療記録やDNA鑑定、着衣の水着の特徴、体型などであった。外務省現地事務所の書記官や現地旅行社の代表、女性ガイドなどが立ち会い、3人の僧侶が読経したのち,昼過ぎに火葬が行われた。 その時、熱帯樹林の爽やかな微風が塔舎の窓から流れた。  翌朝10時過ぎ、タイ国際航空便で次女と二人でプーケット空港を発ち、夕方5時過ぎに成田APに到着した。 元同僚の車で、桜台の自宅マンションに無言の帰宅をして、その夜 元同僚達が集い、しめやかな中でも賑わいのある、お通夜が10時過ぎまで行われた。( 未 完 )