生命の言葉

神様を知り、信仰の種を育てましょう

総9. 新しい真理

2016-12-09 00:22:45 | 原理講論 総序


9. 新しい真理

 さて、宗教が、このような運命の道をたどるようになったのには、更にもう一つの重要な原因があるのである

それは、科学の発達に伴い、人間の知性が最高度に啓発された結果

現代人はすべての事物に対して科学的な認識を必要とするようになったにもかかわらず

旧態依然たる宗教の教理には、科学的な解明が全面的に欠如しているという事実である

すなわち、既に述べたように、内的な真理と外的な真理とが、いまだに一致点に到達できていないというところに、その原因があるのである

宗教の究極的な目的は、まず心をもって信じ、それを実践することによって初めて達成されるのである

ところで、信ずるということは、知ることなしにはあり得ないことである

我々が聖書を研究するのも、結局は真理を知ることによって信仰を立てるためであり

イエスが様々の奇跡を行われたというのも、彼がメシヤであることを知らせて、信じさせるためであった

ここにおいて、知るということは、すなわち、認識するということを意味するのであるが

人間は、あくまでも論理的であると同時に、実証的なもの

すなわち科学的なものでなければ、真に認識するということはできないので

結局

宗教も科学的なものでない限り、よく知ってそれから信ずるということが不可能となり

宗教の目的を達成することはできないという結論に到達するのである

このように、内的真理にも論証的な解明が必要となり

宗教は長い歴史の期間を通じて、それ自体が科学的に解明できる時代を追求してきたのである

 このように、宗教と科学とは、人生の両面の無知を打開するための使命を、各々分担して出発したがゆえに

その過程においては、それらが互いに衝突して、妥協し難い様相を呈したのであるが

人間がこの両面の無知を完全に克服して、本心の要求する善の目的を完全に成就するためには

いつかは、科学を探し求めてきた宗教と、宗教を探し求めてきた科学とを、統一された一つの課題として解決することのできる

新しい真理が現れなければならないのである

原理講論 総序-9




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