生命の言葉

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後2-46. 第一次世界的路程の実体基台

2017-03-07 17:26:51 | 原理講論 後編2 モーセとイエス

46. 第一次世界的路程の実体基台

(2) 実 体 基 台

洗礼ヨハネは、モーセと同じ立場に立てられていたので

ユダヤ民族に対して、父母と子女という二つの立場に立っていたのであった

ところで、彼は父母の立場から、第一次世界的カナン復帰のための「信仰基台」を蕩減復帰したので

同時に彼は、子女の立場から、「堕落性を脱ぐための世界的な蕩減条件」を立てるに当たっての、アベルの立場をも確立することができたのであった
(本章第二節(一)(2))

したがって、洗礼ヨハネは、モーセがパロ宮中において四十年間の蕩減期間を送ったのち

第一次民族的カナン復帰のための「信仰基台」を立てたその立場を、世界的な規模で打ち立て、その土台の上に立つようになったのである

モーセのとき神は、イスラエル民族に、モーセがエジプト人を打ち殺すのを見せ、彼を信ぜしめることによって

「出発のための摂理」をなさろうとした

そのときには、イスラエル民族が、サタン国家であるエジプトを出発し、カナンの地に入らなければならなかったのであるが

洗礼ヨハネを中心とするユダヤ民族の場合には(サタン国家である)ローマ帝国を離れて他の地方に移動してはならず

その政権下にいながら彼らを屈伏させその帝国を神の国として復帰しなければならなかった

そこで神は、洗礼ヨハネを中心とする数々の奇跡を見せてくださることにより、ユダヤ人たちが彼を信ずるように仕向けることによって

「出発のための摂理」を成就しようとなさったのである

それゆえに、洗礼ヨハネの懐胎に関する天使の驚くべき予告と

また、その父親がこれを信じなかったとき、唖になってしまった奇跡

そして、彼が生まれたときに見せてくださった奇跡などによって

「近所の人々はみな恐れをいだき、またユダヤの山里の至るところに、これらの事がことごとく語り伝えられたので、聞く者たちは皆それを心に留めて

『この子は、いったい、どんな者になるだろう』

と語り合った。主のみ手が彼と共にあった」
(ルカ一・65、66)

といわれた聖書のみ言のように

イスラエル民族は、洗礼ヨハネが生まれたときから、彼を神がお送りになった預言者であると認めていたのである

そればかりでなく、荒野でいなごと野蜜とをもって命をつなぎながら、祈りの生活をした彼の輝かしい修道の生活により

祭司たちと
(ヨハネ一・19)

一般のユダヤ人たちが
(ルカ三・15)

彼をメシヤだと誤認するぐらいに彼の信望は高かったのである

モーセが、パロ宮中四十年の蕩減期間を終えて、エジプト人を殺害したとき

イスラエル民族が彼の愛国心に感動し、彼を信じ彼に従ったならば

彼らは紅海を渡り、荒野を迂回しなくてもよかったし

また石板とか、幕屋とか、契約の箱なども必要なく

ペリシテの近道を通って、まっすぐにカナンの地に入れたはずであった

このように、イエス当時のユダヤ人たちも、神の奇跡をもって信仰の対象者として立ててくださった洗礼ヨハネを信じ、彼に従ったならば、彼らは

「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立て

「実体基台」を復帰することにより

「メシヤのための基台」を復帰することができたのであった

原理講論 後編2 モーセとイエスを中心とする復帰摂理-46





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十戒 ダイジェスト

❶ あなたは わたしのほかに 何ものをも神としてはならない
❷ あなたは 自分のために 刻んだ像を造ってはならない
❸ あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
❹ 安息日を守ってこれを聖とせよ
❺ あなたの父と母とを敬え
❻ あなたは殺してはならない
❼ あなたは姦淫してはならない
❽ あなたは盗んではならない
❾ あなたは隣人について偽証してはならない
➓ あなたは隣人の妻を むさぼってはならない、またすべて隣人のものを ほしがってはならない

申命記5章より



イエス様の答え

「先生、永遠の生命を得るためには、どんなよいことをしたらいいでしょうか」

イエスは言われた、

「なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである。もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい」

彼は言った、

「どのいましめですか」

イエスは言われた、

「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』

また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」

マタイによる福音書‬ ‭19章 より

よく言っておく

天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである

マタイによる福音書:5章より



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