30. 神が干渉し給わなかった理由
第六節 神が人間始祖の堕落行為を干渉し給わなかった理由
神は全知全能であられるので人間始祖の堕落行為を知られなかったはずがない
また彼らが堕落行為を行わないように、それを防ぐ能力がなかったわけでもない
それでは、神はなぜ、彼らの堕落行為を知っておられながら、それを干渉し防ぎ給わなかったのであろうか
これは、今日まで人類歴史を通じて、解くことのできなかった重大な問題の中の一つである
我々は、神が人間の堕落行為を干渉なさらなかった理由として、次の三つの条件を挙げることができる
(一)創造原理の絶対性と完全無欠性のために
創造原理によれば、神は人間が神の創造性に似ることによって
あたかも神御自身が人間を主管されるように人間は万物世界を主管するように創造されたのである
そこで、人間が神の創造性に似るためには、人間自身がその責任分担を遂行しながら成長し、完成しなければならない
このような成長期間を、我々は間接主管圏、あるいは、原理結果主管圏というのである
それゆえに、人間がこの圏内にいるときには、彼ら自身の責任分担を完遂させるため、神は彼らを直接的に主管してはならないのである
そして、神は人間が完成したのちにおいて、初めて彼らを直接主管されるようになっているのである
もし、神がこのような成長期間に、彼らの行為を干渉し、彼らを直接主管されるとすれば
神は彼らが完成したのちに初めて直接主管するというその創造原理を、自ら無視する立場に立たれることになるのである
このように原理が無視されるようになれば、同時に、原理の絶対性と完全無欠性は喪失されてしまう
神は絶対者であり、完全無欠なる創造主であられるがゆえに、神が定められた創造原理も、また絶対的であり、完全無欠でなければならない
それゆえに、神は創造原理の絶対性と完全無欠性のために、未完成期にいた彼らの堕落行為に対して干渉されなかったのである
原理講論 前編2 堕落論-30
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十戒
❶ あなたは わたしのほかに 何ものをも神としてはならない
❷ あなたは 自分のために 刻んだ像を造ってはならない
❸ あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
❹ 安息日を守ってこれを聖とし、あなたの神、主があなたに命じられたようにせよ
❺ あなたの神、主が命じられたように、あなたの父と母とを敬え
❻ あなたは殺してはならない
❼ あなたは姦淫してはならない
❽ あなたは盗んではならない
❾ あなたは隣人について偽証してはならない
➓ あなたは隣人の妻を むさぼってはならない
また隣人の家、畑、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものを ほしがってはならない
申命記5章より
イエス様の答え
「先生、永遠の生命を得るためには、どんなよいことをしたらいいでしょうか」
イエスは言われた、
「なぜよい事についてわたしに尋ねるのか。よいかたはただひとりだけである。もし命に入りたいと思うなら、いましめを守りなさい」
彼は言った、
「どのいましめですか」
イエスは言われた、
「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証を立てるな。 父と母とを敬え』
また『自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ』」
マタイによる福音書 19章 より
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