明日の土曜日は東日本大震災の起こ
った日である。金沢の工場の3階の
事務所にいた時、大きな揺れを感じ
その時間の長さに驚いた記憶がある。
この地震で壊滅的(歴史的)被害を受
けた原子力発電所(東電)の脅威は、
米軍家族も国外避難をするほどであ
ったという。そしてその影響で近隣
住民の集団疎開もあったが、村や町
の避難指示も解除され、復帰が可能
になるという。
だが、その地域の放射線量は、未だ
全国平均(上限)値の20倍であるとい
う。政府見解は早く帰りたい人が多
いので、基準を緩和したという??
本末転倒の論理である、、。
別な点で原子力(放射線)の被害の影
響の大きさと廃炉行程も問題である。
何十年という放射線の減衰周期、膨
大な廃炉費用。そのツケを国民に知
られぬように負担させる巧緻さ(怒)
今会社存続で窮地に陥っている東芝
は、皮肉にもアメリカのGE傘下の
W&H(ウエスチングハウス)の原子力部門を
買収したことが命取りになった。
相手企業が多額の負債を抱えている
のを隠して買収交渉を進めたのであ
ろうが、今政府が行っている行為と
の「悪意」の共通性に笑いすら感じ
てしまう。
「夢の原子力」、、昔中学や高校生
の時、次世代を担う電力として国全
体で推進しようと教育された。
あれから40年、夢の原子力は、悪夢
の原子力になった。皮肉にも北朝鮮
の核弾頭を装備できる弾道ミサイル
の日本に向けた発射実験?も脅威で
ある。
又、今日の新聞に新潟県柏崎刈羽原
発の耐震性がほとんどの設備で不足
していたことを何年も前から隠ぺい
していたとの報道があった。
見えない放射線とともに、私たちに
見えない、見させないようにする体
質に、心底脅威を覚えるこの頃であ
る、、。