4つのL(生きて・愛して・学んで・捧げる)

名著「7つの習慣」を読む中で、想い・気づき・決意を綴ります。(※個人の感想のため、本の正しい解釈と異なる場合があります)

シナジー(創造的協力)について

2016-10-12 06:34:59 | 7つの習慣
「7つの習慣」の【第6の習慣】は「シナジーを創り出す」です。

完訳「7つの習慣」P383の2行目には、"ここまで学んできたすべての習慣は、シナジーの奇跡を創り出すための準備だった"と書かれてあります。



【第1の習慣】~【第5の習慣】は、シナジーを創る準備だったという訳です。

「7つの習慣」の哲学は、相互依存で成り立つ世の中において、人々がシナジーを創り出すことを最上位に置いていると言えるでしょう。


シナジーについては、書籍の中で他にも様々な言い方がされています。

"あらゆる人の人生においてもっとも崇高な活動"

"他のすべての習慣を実践しているかどうかの真価を問うもの"

"原則中心リーダーシップの神髄"

"原則中心の子育ての神髄"

"全体の合計が個々の部分の総和より大きくなるということ"

など、いろいろな言い方がされているのです。


また、「7つの習慣 デイリー・リフレクションズ」10月12日の頁でも、シナジーについて興味深い内容がピックアップされています。

それは、シナジーが生む効果性・必要条件・状態です。

「効果性」については、1プラス1が(2ではなく)、1600にもなるという記述があります。

「必要条件」については、"強い信頼関係"が挙げられています。

「状態」については、"創造的プロセスを本心から楽しめる"、"小さいながらも完結した一つの文化が花開く"、"P/PCパランスがとれた完璧な文化"と説明されています。


原書(英語版)では、

"Synergy means that 1 + 1 may equal 8, 16, or even 1600."

"The synergistic position of high trust produces solutions better than any originally proposed, and all parties know it."

"Furthermore, they genuinely enjoy the creative enterprise."

"A miniculture is formed to satisfy in and of itself."

"Even if it is short lived, the P/PC balance is there."

となっています。

※「P/PCバランス」とは、P(成果:productionの略)とPC(成果を出す能力:Production Capability)のバランスがとれて、初めて効果的になるという考え方。(「7つの習慣」は、効果性を高めるための習慣とも説明されている。)


シナジーを言葉で表現するのは簡単ではないかと思うのですが、上記の記述はシナジーについての多くのイメージを与えてくれるように思います。

端的に言うならば、私も生きている間に、どれだけシナジーを創り出せるかが、自分にとっての人生の意義深さを決めると思っています。

しなしながら、シナジーは"相互依存の領域"、"公的成功の領域"です。

「7つの習慣」では、"私的成功"が公的成功に先立つ"としており、"自立"(私的成功)をしていなければ、一気にシナジーを創り出す世界へは行けません。

なので、私は今、"毎日の私的成功から来る自立"を目指しています。

なお「7つの習慣」では、自分の内部でもシナジーを創り出すことが可能としており、必ずしも他者との間だけで生み出すものとは限らないようです。

"自分内シナジー"というのは、自分の右脳と左脳を駆使して生み出すシナジーのことだと理解していますが、これについて触れるのはまたの機会にしたいと思います。