セピア色の思い出 台所

テンプレートを変えてみましたが温かいコーヒーは譲れません。
たった１泊の旅行から帰ると台所がやっぱり、、、

いつもより丁寧に力を入れて
お鍋を洗いながらふと思い出しました。

昔、お鍋の底は真っ黒でした。
今の人に言わせると、なんで、、、？
と言う事になるのでしょうが、これは説明をしないとわかって貰えませんね。

薪で火を燃やしてそこに、お鍋やお釜を掛けて物を煮炊きすると
鍋や釜の底が真っ黒になるのです。

え、、、なんで、、、？

さて、どう説明をすれば解って貰えるだろう、、、

真っ黒にすすけた大きなお釜を一生懸命に洗っていた母を
おもいだします。

荒縄で釜の底を洗っていた母の手も真っ黒でした。
その手で顔をさわると顔も黒くなりました。
すみだらけです。主婦はみんなそうだったのです。

ほんの少し前の事なのに電気ですべてが出来る今の世の中
説明する必要も無いのかな、、、

大変と思っていたお鍋洗いが、急に簡単な物に思えてきました！

私の母は、すみにとっぷりつかった人生でした。
（未だ健在です、、、）