千歳飴の法則

今回のオフ会の次の日に８人ほどで熱田神宮に行った。

この時のことは思い出すのも恥ずかしい・・私の口車にのったみんなはホントに大変だったと思う。
恥をさらすが、まず、下調べもなにもしていなかった。
ただ行けばいいと思っていた・・この浅はかさ。今、思えばあんな重い荷物をゴロゴロとひいてたくさん、たくさん歩いてよくぞ何も起きなかったと運の良さを思う。

だけど帰ってから自分のこの性分にホントに自己嫌悪に陥った。

何回やらかしたら気がすむのかと・・
自分はいつ固まるかもしれぬ難病の罹患者であり、障害者だという自覚のなさ・・・
人をそれも同病の方をお誘いするということの気遣いのなさ・・

言い出したらきりがない。

親しい友人は”ばたこさんには、完璧を誰も求めてないから大丈夫だよ”と、なんて解釈したらいいのかわからぬことを言って慰めてくれた。

兄がいつも言う言葉に”千歳飴の法則”というのがある。要するに小さいころからの資質は変わらぬというのだ。
人間、変わろうと思っても本質は変わらぬものだ。
トマトはトマト・・メロンにはならぬ。

だからと言って、還暦も間近の婆さんがあまりにも無責任なことをしてすむという話ではない・・でもトマトはトマト。女子高生でもあるまいに今更、貴婦人めざすなんて恥さらしは言えまいし、諦めてせいぜいもう少しばかり美味しいトマトになろうと思う。

どこを切ってもやはり私は私・・千歳飴である。

私を責めるどころか却って気遣ってくれる友人たちに応えるためにもまた空元気だして暮らそうと思う。

今回ご一緒して難儀な思いをさせてしまったこと、本当にごめんなさい。そして、それでも楽しかったよと言ってくれたこと、ありがとう。