雑記 with α-Digital

メインは超望遠での動体撮影という
αデジタル使いの雑記帳です。

※写真はクリックで大きくなります。

Oriental Cuckoo

2008-10-28 21:45:53 | Weblog
α900の本格始動は、日曜日となりました。
向かったのは、葛西臨海公園。
レンズはもちろん、ロクヨン(600mmF4)です。

朝は雨がまだ残っていたので、出発を少し遅らせました。
そのため、葛西臨海公園駅に到着したのは11時過ぎ。

まずはシギを狙うため、下の池を臨む場所へ。
観察窓から覗くと、セイタカシギとアオアシシギが。
オオハシシギもいますが、証拠写真が限界の遠距離…。

α900の実質的なシェイクダウン。
アオアシシギですが、慎重に…

α900+HS AF APO TELE 600mmF4G
サイズは、JPEG X.FINE Lです。
クリエイティブスタイルもスタンダードで調整無し。
でも、かなりキレのある画ですね。
そして、近くまできた一瞬のチャンスを逃さないレスポンス。
しかも、AFは高速で、精度も素晴らしいです。
迷わないという点だけでも、α700より上であることを実感させてくれます。

ひとしきりシギ達でテストを行ったあと、上の池へと移動します。
狙いはもちろん、チュウヒ飛翔シーン。

ねぐら入りに備え、いつもの場所へと移動すると、近くのサクラの木に向かう砲列が!
しばらく待ってみると…
カッコウの仲間、ツツドリが登場。

α900+HS AF APO TELE 600mmF4G(トリミング)
一見すると小さいタカにも、尾と翼の長いハトのようにも見えます。

なぜここに来るかと言うと…

α900+HS AF APO TELE 600mmF4G(トリミング)
毛虫が大好きだからです。
ツツドリは夏鳥(夏に日本に渡ってくる鳥)で、冬はインドネシアやオーストラリアで過ごします。
今まさに、その渡りをするための栄養補給をしている最中なのです。

こっちにも毛虫がいた!

α900+HS AF APO TELE 600mmF4G(トリミング)
かなりのハイペースで、サクラにつく毛虫を捕らえていました。

α700でも撮ります。

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G
ツツドリが木の裏側に隠れている間に、α700に付け替えて撮影。
操作性がほぼ一緒なので、頻繁に付け替えても戸惑わずにすむところがいいですね。

結局、ツツドリを撮っている間、周りへの注意がおろそかに。
気がつくと、既にチュウヒはねぐらに入ってしまっておりました…。


撮り初め

2008-10-25 23:22:38 | Weblog
とうとうやってきたフルサイズのα900。
しかしながら、いじくり回そうにも、今日は出勤です…。

それでも、仕事帰りになんとか時間がとれ、50/1.4を装着して公園をぶらついてきました。

今回アップするのは、約6000pxl×4000pxlを圧縮したものなので、クリックして画像が表示されるまでに時間が少々かかります。
予めご了承ください。

ライトアップされたコノテガシワの葉

α900+AF 50mmF1.4(N)
ISO200  F4.5  1/100   WB:オート 

夕闇迫るレンガ道

α900+AF 50mmF1.4(N)
ISO200 F7.1   1/15  +0.7補正   WB:オート 


ここにきて、画像編集の問題が発生…。
寄る年波には勝てず、10年選手のG3が悲鳴を上げております。

はあ~、買い換えか…。

ロスタイムの悲劇

2008-10-21 00:16:24 | Weblog
日曜日は、久しぶりに葛西臨海公園に行ってまいりました。

この時期は、『夏鳥がいなくなり、冬鳥は少ししか来ていない』微妙な時期です。
被写体が少ないのは分かり切っていました。
それでも、ロクヨン(600mmF4)を思い切り振り回したいがために、足を運んでしまうのですよね…。

葛西臨海公園の駅に到着し、そこからてくてく歩いて鳥類園へ。
天気が良いこともあり、公園はかなり多くの人で賑わっています。
しかも、マラソン大会まで開催されており、鳥が果たして出てきてくれるのか心配ですが…

ムクドリはいっぱいいます。
ヒヨドリもそこら中で鳴いています。
アオサギやコサギ、ダイサギは置き物のようにあちこちに立ってます。
ハクセキレイやキセキレイの姿もあります。

他に何かいないか、と探していると、いました!

モズ

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G


α700+HS AF APO TELE 600mmF4G(トリミング)

スズメよりも一回り大きいくらいの、つぶらな瞳がかわいらしい鳥です。
でも、昆虫やトカゲ、ネズミまでも捕まえて食べる『隠れ猛禽』。
この個体は、風切羽に白い斑点がないので♀ですね。

被写体を探して公園内を歩き回っていると、アサギマダラがいました!

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G

南西諸島や台湾で生まれた個体が、南からの季節風に乗って飛来し、日本で産卵します。
育った個体が秋に、北からの季節風に乗り、親達が育った南へ戻って産卵します。
そして育った個体がまた春に―
という、渡りをするチョウなのです。
必死に花の蜜を吸う姿を見ると、心の中で『がんばれ!』と応援せずにはいられません。

アサギは漢字で『浅葱』

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G

浅葱色を言葉で表現するのは難しいのですが…。
強いて言えば、黄緑がかった淡い青というところでしょうか。
このチョウの前翅が、時に浅葱色に見えることから命名されたそうです。
光線の向きと露出をいろいろ変えてみて、なんとか再現できた1枚。

ウォッチングセンターで機材を片付けつつ、ボランティアガイドの方と話をしていたその時。
急にサギ達が騒ぎだし、空中へ!
見ると、カラスほどの大きさの茶色の鳥が目の前を悠々と滑翔していきます。
慌ててリュックからロクヨンを引っ張り出し、ボディーを装着。
雲台に載せて構えるも、時既に遅し。

チュウヒだったのに…

α700+HS AF APO TELE 600mmF4G(トリミング)
ボディー側のセッティングが定まっていないまま、修正しつつ撮ったので、これが限界でした。

とりあえず、すでにチュウヒがやってきていることが分かったのが収穫。
次の休みも、葛西で夕暮れに飛来するチュウヒを待つことになりそうです。

2週連続

2008-10-16 22:00:19 | Weblog
体育の日は、久しぶりにネイチャー系の被写体を撮りに行ってまいりました。
機材は、70-200Gと70-210/4、それに28-135/4-4.5をチョイス。

とは言ったものの、歩いているのはこんなところ。

α700+AF ZOOM 28-135mmF4-4.5 (28mm)
観覧車のある場所ですよ。

さらに歩くと…

α700+AF ZOOM 28-135mmF4-4.5 (28mm)
遠くに見える東京ビッグサイト。
そう、またお台場です…。

こんな所ではありますが、しっかりとネイチャーフォトの対象があるのです。

α700+AF ZOOM 28-135mmF4-4.5 (35mm)
フジテレビ社屋のこんな近くに、コスモスの咲き乱れる一画が!

まずは70-200Gから。

α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM (70mm)
ピンク系のコスモス、淡い黄色のマリーゴールド、オレンジ色のキバナコスモスが見事に咲き揃っています。
でも、どうしてもコスモス優先になってしまいますね。

ピント面のシャープさとボケの美しさが共存する、70-200Gの描写。
 

 
α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM (200mm)
いつの間にか、かなりの枚数を撮影していることに気がつきました。

最後のカットにある花を70-210/F4でも撮ってみました。
 
左:α700+AF ZOOM 70-210mmF4 (210mm F5.6)
右:α700+AF ZOOM 70-210mmF4 (210mm F8)
軽くF5.6に絞っただけで、すばらしくシャープな画になります。
まあ、F8まで絞ると、さすがにボケが煩くなってきますが…。
それでいてレンズは、70-200Gと比べると軽量コンパクト。
そりゃ、中古人気も出ようというものです。

28-135/4-4.5でも。

α700+AF ZOOM 28-135mmF4-4.5 (135mm)
高倍率ズームとは思えない、抜けの良い描写です。
リアフォーカスなので、何気なく構えているとピントリングを押さえてしまい、AF作動時に動いてびっくりすることが…。

逆光にも強いのです。

α700+AF ZOOM 28-135mmF4-4.5 (28mm)
DROを+3で効かせてみました。
13群16枚のレンズ構成とは思えない、逆光での描写。
しかもこのレンズ、フードが付属しないどころか、オプションでも設定されていないのです。
でも、それはこの耐逆光性能のためなのかもしれませんね。

モータースポーツジャパンの際に、偶然見つけたスポット。
思ったより人も少なく、ゆっくり撮影を堪能できました…。

Formula 1

2008-10-14 21:16:32 | Weblog
モータースポーツジャパン2008のシリーズも今回で最後。
トリを務めますのは、やはりF1マシンになります。

翌週に行われる富士スピードウェイでの日本GPのために持ち込まれたマシンを走行させるという、関係者の立場からすると複雑ではありますが、観戦するファンとしては最高のデモ走行です。
鈴鹿ではともかく、富士ではこんな近くを走らないし…。

まずはトヨタTF108から。

午前中の走行では、サードドライバーの小林可夢偉選手がドライブ。

α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM(200mm)
景気よくホイールスピンさせてますが…
そこでやったらまずいんじゃないのかな、スポンサー的には…。

箍が外れたかのように振り回しております。

α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM(200mm)
タイヤスモークがトレッドのパターンの山の部分から上がっているのが良く分かります。

でも、あまりこんなことをやってると…

α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM(70mm)
リアタイヤに注目。
内部のベルトが飛び出してボディーを叩いてます!

シートから下りた小林選手。

α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM(200mm)
かなり短時間で終了となってしまいました。

午後の走行では、セカンドドライバーのティモ・グロック選手がドライブ。

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
撮っているうちに、かなり微妙なフレーミングも可能になりました。

右に曲がる寸前に左にステア。

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
スピンに持ち込んでバーンナウトする体勢作りかも…。

と思っていたら、やっぱりやりました。

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
本職の方々がちょっと邪魔。
でも、この場の雰囲気が伝わる画になりました。

最後はなんと…

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
手放しで回ってます!
ものすごいパフォーマンスでしたが、リアルタイムで気付いた人は多くはありませんでした…。
まあ、私もファインダーを覗いていたからこそ分かったのですが。


そしてお次は、ホンダのRA108。
午前・午後とも、ドライブするのはファーストドライバーのジェンソン・バトン選手。

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
午後の走行終了後、インタビューを受けているところです。

ビバンダム君がちょっと邪魔ですね…

α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM(200mm)
なるべくならスポンサーのロゴの前を走る姿を撮りたいのですが、混雑の中、そう簡単に長玉を振り回す訳にはいきません。

観客席前でのバーンナウト

α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM(200mm)
トヨタの2人よりもドライブは丁寧なようでした。

走行エリア中央で派手にバーンナウト!

α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM(135mm)
タイヤを気遣いながら、派手に決めるところはしっかりと。
さすがとしか言い様がありません。
そして、タイヤを交換し、もう一度パフォーマンスを見せてくれました。

午後の部は、小雨がぱらつく中でした。

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
レインタイヤを履いているので、影響は少ないのでしょうが…。
おかげで、晴れの午前中よりも、露出に悩みませんでした。

立ち上がっていく後姿

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
エンジンからの熱で空気がゆらいでいます。

目の前でバーンナウト!

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
近過ぎて、300mmでは長過ぎ…。
そこで、急遽リアタイヤのみに絞って撮影。

非常に近くを走り抜けるF1マシン。
その迫力に魅了されっぱなしでした…>


様々なレーシングマシンが顔を揃える『モータースポーツ ジャパン』。
来年はもっと早く、踏み台or脚立持参で行くつもりです!

『ハコ』の頂点

2008-10-10 22:38:21 | Weblog
サーキットで行われるレースに参戦しているマシンは、車体形状で2つに分けることができます。
一つは、F1でおなじみの、一人乗りでタイヤがむき出しのフォーミュラカー。
もう一つは、日頃我々が目にする車と(形だけは)同じツーリングカー。
後者は屋根付きが多いこともあって、通称『ハコ』と呼ばれます。

今回のアップは、国内最高峰の『ハコ』のレース、SUPER GTに参戦するマシンです。

JGTC(全日本GTカー選手権)から始まった国内のGTカーレース、現在はSUPER GTとして開催されています。
クラスは、最高出力500psの『GT500』と、最高出力300psの『GT300』に分かれています。

まずは、GT300マシンから。

クスコDUNLOPスバルインプレッサ

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
黄色のライトはGT300の装備。
GT500との混走なので、後続車のクラスがライトの色で判別できるようになっているのです。
これがまた非常に明るいので、リアスポイラーの所にゴーストが出てしまってますね…。


α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
すでに旧モデルとなってしまった、4ドアセダンベースのマシン。
SUPER GT出場車で唯一の4WDです。
このマシン、挙動がものすごく安定していて、まるでラジコンカーの様でした!

そして、GT500。
日本の3大自動車メーカの激突です。

PETRONAS TOM'S SC430

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
レクサスSC430をベースにしたマシンですが、中身は完全な別物。


α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
グリップの良くない路面に500ps。
カウンターステアを当ててます!


α700+AF APO TELE ZOOM 70-200mmF2.8G (D) SSM(200mm)
全開にすると、バーンナウトだって容易に…。
右リアがバースト寸前ですね。


ARTA NSX

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
一時期はターボを搭載していたNSX。
これまた中身は市販車とは別物です。


α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
でもリアガーニッシュはオリジナルですね。
まあ、これが無かったら、NSXには見えないか…。


WOODONE ADVAN Clarion GT-R

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
GT-Rですら、市販車とは大違いです。
今年からの参戦ですが、マシンの完成度の高さで良い成績を残してきています。


α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
テールランプは伝統の丸目。
バーンナウトを止めて立ち上がるところです。


α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
バーンナウト中はこんな感じで、タイヤスモークが凄まじいです。
匂いがこれまた凄い!
こういった刺激は、やはり目の前で感じてこそですね。


次回のアップは、フォーミュラカーの予定です。
バトンも出ますよ(笑)。

記憶に残る…

2008-10-06 23:59:00 | Weblog
5日の日曜は、大幅に予定を変更し、お台場へ。
目的は鳥ではなく、『MOTORSPORT JAPAN 2008 フェスティバル イン お台場』。
そう、レーシングマシンです。

機材は、サンヨン(300mmF4)と70-200SSMのツートップ体制。
それに加え、展示車両用として24-70ZAを持っていくことにしました。

走行するマシンは、ワンメイクレースカーから最新のF1マシンまで多種多様です。
そこで、1回目のアップは、レース史に残るマシンから…。

B110サニー

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
このマシンが初参戦した時は、まだ私は生まれていませんでした。
でも、アドバンカラーはこの当時から不変だったんですね…。

Gr.Aのリーボックスカイライン

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G


α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
私が中学生の頃のマシン。
このGTS-Rが走っている姿は、しっかりと記憶にあります。
この日ドライブしたのは、当時と同じ長谷見さんでした!

BTCCに参戦したプリメーラGT

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
最近走ってたマシンだなぁ、と感じるのですが、なんともう10年近く経っているんですね…。
JTCCの無限カストロールアコードやエッソトムスチェイサーも展示してありました。

極めつけは、このマシン!
マツダ787B(JSPC仕様)

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G


α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
私が高校生だった頃です。
6月のある日曜の夜中、いつもは早く寝てしまう父が、居間でTVを見ていました。
何を見ているのか問いかけると、
「マツダが勝ちそうなんだ…」
そして、結果は御承知の通り、翌年からのGr.Cより締め出されるロータリーエンジンの有終の美を飾りました。

ドライブしたのは、『ミスター ル・マン』こと寺田陽次朗選手

α700+HS AF APO TELE 300mmF4G
パンフレットを見ても、ドライブの予定ではなかったのですが…。
嬉しいサプライズでした!

記憶と同じ4ローターのエグゾーストノートで、目の前を疾走する787B。
心の琴線に触れるものがありました…。