弁理士試験に合格したら平野式特許事務所開業ゼミ

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損失を小さくするには - 弁理士の独立・特許事務所開業

2012-10-01 01:02:59 | Weblog
こんにちは。特許事務所開業ゼミの管理人の平野泰弘です。
さて、前回は損失を見積もるモデルケースとして、悪徳武装勢力と警官隊との対決を扱いました。

もちろん、このケースは思考実験です。

悪徳武装勢力と警官隊との武器は同じと仮定します。
そして悪徳武装勢力と警官隊との人数比は1:4である、と仮定します。

1)悪徳武装勢力:★・・・・・黒の星印で表します。
2)警官隊   :☆☆☆☆・・・白の星印で表します。

仮に悪徳武装勢力と警官隊との間に銃撃戦が生じた、とします。

このとき、互いに同時に攻撃を行った、と仮定します。

すると、悪徳武装勢力の発射した弾丸の一発が警官隊の一人に当たって、一人の警官が倒されます。

このとき同時に四人の警官は四発の弾丸を一人の悪徳武装勢力に発射していますので、
一人の悪徳武装勢力は四発を被弾して倒されます。

・・・しかし一人の悪徳武装勢力を倒すのに四発を打ち込むのは過剰な攻撃です。

そこで、ここでは実際に弾丸を撃ち込むのではなくて、
観念上の「確率波」を送り込む、と考えます。

四人の警官は四発の弾丸を一人の悪徳武装勢力に発射する代わりに、
それぞれの一人が、一人の悪徳武装勢力に1/4の確率波を送り込みます。

それぞれの確率波は、一人の悪徳武装勢力のところで一点に収束して、
(1/4)×4=1(100%)の攻撃を受けます。

つまり、一発(100%)を浴びて、一人の悪徳武装勢力は倒されてしまいます。

警官の一人ひとりが1/4の確率波を一人の悪徳武装勢力に向けて発射した時点では、
一人の悪徳武装勢力は警官隊に対して1/4の確率波しか発射することができません。
(∵悪徳武装勢力と警官隊との武器は同じと仮定したからです。)

一人の悪徳武装勢力は、四人の警官のうち、一人を狙いますから、
一人の警官に確率波が届く確率は1/4になります。

つまり、一人の警官に届く確率波は、
(1/4・・・の確率波が)×(1/4・・・四人のうち一人に届く)=1/16になります。

同じ武器で勝負した場合、勝負の結果は

1:16になります。

おわかりですネ。

武器が同じなら、人数の二乗に反比例して警官隊の損害は減少します。

突撃させる警官隊を100人にすれば、警官隊の損害は一万分の一まで減少します。
(一人の悪徳武装勢力が100人の警官隊に向かって1/100の確率波を送り込んだ時点で、悪徳側には100/100の確率波が届くからです。そして悪徳側が狙えるのは100人のうちの一人、つまり1/100です。)

これが『戦力の逐次投入は行うな』、というセオリーの裏側です。

一時期に圧倒的戦力を送り込んだ方が、損害が少なくて済みます。


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