徳永写真美術研究所/研究員日記

ギャラリー・美術館を訪ねた日のことを綴ります。

☆2018☆

2018-01-01 | Weblog

 

 

明けましておめでとうございます。

今年も研究員共々、よろしくお願い致します。

 

2018年はどのような作家さんと作品と出会えるのか…

毎回緊張はするけど(笑)、楽しみにしてますね!

 

 

それでは、皆様よいお正月を\(^o^)/

 

 

 

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境界線のない曖昧なもの

2017-12-21 | Weblog

 

この日、何年かぶりに思いきって美容室でパーマをかけたんですけど、どうも思った通りにならなくて…

というか、やっぱり希望通りにならなくて…

誰かに似てる気がする…と思ったらそれは「みうらじゅん」 で。

その、みうらじゅん女ver.になった研究員はそのままの状態で研究員活動をしに大阪へ向かいました。

※みうらじゅん さんの髪型はご本人には似合ってる、個性だと思ってます。念のため。笑

 

今回31回目の研究員活動は大阪の十三で!

駅からギャラリーまで時間内に辿り着けるかが、私にとってまず第一関門(笑)

今回もグーグルマップで経路セットしてから…いざ!

だけどこれが毎回自分がどっち方面に向かってるのかすら分からなくなるのです(;゚Д゚)スマホの向きでも変わるしさ…

余計迷う時もあるから便利で便利じゃないという(笑)

さっそく狭い飲み屋街に入っていき…ん?なんか違うような…と、つまづく←思いっきり間違ってました

やっと中間地点まで来れたか?と思ったら、今度はラブホ街に誘導される(笑)

え、この道でほんとに合ってんのかな(;'∀')にしてもホテル、立派ね~

十三って色々と濃い町だなぁ…

なんて思いながらもひたすら歩いたらギャラリーに辿り着きました\(^o^)/

帰りも懲りずにグーグルマップを頼ったのですが、普通にラブホ街通らなくて良かったんですけど(笑)

もうほんと、グーグル先生意味わかんないわ/(^o^)\

BLOOM GALLERY

〒532-0025 大阪府 大阪市 淀川区 新北野1-11-23 ハイム北野B103

 

大坪 晶 「Remembrance of Names」

2017年11月29日(水)~12月23日(土)

大坪さんのHP→http://akiraotsubo.info/

 後ろ姿の女性が、作家の大坪さんです(´▽`)

 

作品展タイトル「Remembrance of Names」は日本語に訳すと「名前の名残」

人が何かを思い出して記憶するという過程では、脳の中で常に記憶のデータが存在しているわけではなく

その都度つながりが生まれ記憶の再固定が発生するそうです。

今回は図鑑・固有名詞を元に、その体系化/歴史を解体&再解釈&再構築をすることによって

新たな集合的記憶の場が作りあげられました。 

 

たくさんの図鑑を元に制作された作品

 細かすぎて…私のデジカメじゃピントがうまく合わないのですが(笑)、

図鑑の中に載っている大量の固有名詞(◯◯ヒトデ…などの名前)をわざわざ切り取って、

それを表面にランダムに、時には文字の配置を楽しみながら

(日本語だと何だかんだ言葉の意味が頭に入ってくるので言葉遊びをしてしまうという)

ひたすら貼り付けていった…という、気の遠くなるような作業をされています。

しかし大坪さんはそれを案外楽しんで制作されているそうですよ?笑

無心になって集中しながら作業をするので、この行為はある意味瞑想に近いかもしれませんね。

図鑑はAmazonなどのネットで安く購入。本体0円とかで送料の方が高くつくってやつです。

日々新しく更新されていくものなので、(挿絵などが)美術品としての価値がある…とかそういうの以外

古いものは図鑑としての価値がやっぱり下がってしまうんでしょうね、悲しいことですが。

 

話がいきなり飛ぶようですが…

小さい子供は成長すると共に他者と自分を分けて考え、それに適応しながら生きていこうとします

そうして人間は何でも分けたがる傾向があり、それら分類することを得意とします。 

 

でも時々さ、◯は◯、△は△って、そうやって既に決められてることに対して気持ち悪くなるというか

疑問に感じる時ってありませんか?

一定な見方に囚われていて、私達は本質を見ていないんじゃないか…とか、

そもそもそのものの本質って一体何なんだろうって。笑

 

既存しているものを一度解体してしまい、そのまま放置するのでなく

再びそれらを自分なりに構築し直すという行為は、ある意味とんでもなくマニアック?なことなのかもしれませんが(笑)

頭で考えるだけでなく、実際こうして形として目の前に提示されることによって、

もう一度私達に考える機会を与えてくれているのかもしれません。

 

 

 

 その図鑑の表紙と背表紙部分

 

 

 

 例えば、これは元・貝の図鑑でした。

貝の部分は元々表紙に載っていたもので、その周りに中から切り抜いた固有名詞がびっしり貼り付けられています。

この貝はこの図鑑を代表する“貝”であって、そこには個体としての情報はありません。

貝ってこんな感じだったよねっていう、なんとなくイメージする貝(記憶)そのものです。

 

 こちらは果物の図鑑の写真部分を細かくして珪藻粘土に貼っていった、果物だったなにか…の集合体。

 触ったり持ち上げてみたり…色々させて頂いたんですけど、かなり軽くてコンパクトなので持ち運びには便利です。笑

この軽さは記憶の軽さ?にも通じるかもしれない

果物じゃなくて、もっと個人的な重い記憶になればなる程その質量も変わってくる…そんな感じ。

 よく見ると、イチゴ(だったもの)の粒が分かったりする

 

 

 そのままくり抜いたものを貼り合わせてみたり…立体的にしたり

 

 同じようにして作られた、鉱石らしきもの

 

 こんな風に地道に切り取っていった様子がよく分かります。

 

これなんかは洋服のパターン画が元になっているそうですよ!

その上に船を置いているから、航海地図に見えてしまうという。

 

 

 人物/写真コラージュ作品

写真では分かりにくいけど、実物は結構大きいです。

彼女はヴァージニア・ウルフというイギリスの小説家で、代表著書は「ダロウェイ夫人」

私はこの「ダロウェイ夫人」をモチーフにした「めぐりあう時間たち」という映画を観た事があるのですが、

大坪さんから彼女と著書の説明を受けてる途中でやっと、あ!!もしかしてニコール・キッドマンが出演してた映画ですか!?

ってなりました。笑 

気付くの遅いわ~(;´・ω・)

ヴァージニア・ウルフ以外には…

「元始女性は太陽であった」の言葉で有名な平塚らいてう(平塚雷鳥)

今の5千円札にも描かれている、樋口一葉

という、三人の女性小説家のコラージュ作品が展示されていました。

その三人を選んだ理由は、それぞれその時代を代表する人物であり、大坪さん自身も少なからず三人の影響を受けたからだそうです。

そして、コラージュ作品をよーく見ると、無数の小さな人物写真で構成されていることに気付きます。

これらの写真は知り合いから受け取ったものや、新聞から切り取ったものなど様々

それをわら半紙に印刷して貼り付けていったんだとか。

わら半紙を選んだのは単に素材としてコラージュに適していただけでなく、

ちぎった断面の繊維同士が馴染んでいく所が、人の記憶(意識)が繋がっていくようで良かったそうです。

一般的なコピー用紙ではそれが出来ないそうです。断面が層になっているとかで。

 

ヴァージニア・ウルフという女性が一人の偉大な作家であったと同時に、

人々の記憶によって彼女がこの世に存在していたということも意味しています。

 記憶は共有されていくのです。

 

 私が思うに、元々、他と個の境界線自体は曖昧なものなのかもしれません。

個人が所有しているつもりの記憶も、個々として存在していると思い込んでいるだけで、

それすら集合的記憶(もしくは集合的意識)と呼ばれるものの中に存在する何かなのかもしれないです。

 

 

この日は研究員活動の後に、トークイベントにも参加しました。

バックに展示しているのは樋口一葉のコラージュ作品

左側に座っていらっしゃるのは、以前研究員活動で取材させて頂いことのある、立花さんです!

その時の記事(なんと今から8年前!!)→ 過去と現在の狭間で

お二人は元々最初から写真を専攻されていたわけではなく、大坪さんは臨床心理学がベース、

立花さんに至っては人文社会科学研究科修士号という聞きなれない学位の持ち主

そして今回「言葉と写真」をテーマに様々な事を語られました。

 

私は写真を専門的に学んだことはありません(学校に行ってまで何かを習得したことがないということ)

ですが自分で気軽に写真を撮ったり見たりすることは好きです。

言葉についても…一応、総合文芸学科という謎?な学科を卒業していますが(笑)、普段本が好きで読みまくってるわけでもなく、

文章を書くことを得意としているわけではありません(^^;

ただ書くことは意外と好きなんだなとブログを始めてから思いました。

そんな素人の私がこうして不思議な縁で研究員活動という未知の領域に毎度チャレンジさせて頂いているわけですが、

言葉についても写真についても両方かつてないくらい、この活動では自分なりに向き合っているつもりです。

まず、言葉で表現することって正直とても難しいですね。。。

頭の中で思ってることの60%くらい(もしくはそれ以下)しか出せていない気がしていつももどかしいし、

ちょっとした書き方の違いだけで全然違う意味に捉えられる可能性もあり、

言葉にすることによって枠に当てはめたようになってしまい、そのものの限界を作ってしまう恐れもあるのではないか…

と、考えたりもします。

かといって写真だけだと今度は見方が広がりすぎることによって、想像する余地があっても、

作家さんの意図が全く読めない可能性が出てくるでしょう。

 

研究員活動をしていて、自分は外部から来た人間だという意識が強いので(お邪魔させて頂いてる気分というか)、

時々ギャラリーの空間含め、皆さんが真剣に取り組まれていることや考えていることに対し、不思議に感じる時があります。

例えば今回話の中に出てきた「写真とはなにか」について考え意見を述べるようなことは

私の普段の生活では行われない出来事です(個人的に頭の中で色んなことを考えはしますが、皆でそのような話題を共有する機会はない)

日常の一部として存在しているにも関わらず、何だか日常から切り離された非日常的な空間がそこには出来上がっているのです。

大坪さんが、ギャラリーは神殿のようなものかもしれない…とおっしゃってたのですが、

私にとっても共感できる例えだなと思いました。

 

 

 

ギャラリー近くの高架下の写真

 

 

 

 

 

 
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9年ぶりの再会・新たなスタート

2017-07-06 | Weblog

 

私には夜の時間が足りないといつも思う。

特に深夜の時間があと二倍は欲しい

それも3時頃までがベスト!

気付いたら空が明るくなって…っていう、あのやっちまった感はあまり好きではないので(早朝の空気は好きですが)

明るくなる前には寝たいけど、ギリギリまでこの時間帯を楽しむのが好きなのです。

自分のしたいことに集中出来るし、昼間に鈍っていた感覚の一部が澄んで心地いい。

そして妙な深夜ハイテンションの世界へ(^O^)/

但し残念ながら年もとってきてるので、朝が早いと辛いけどね…。笑

 

さて、今回は30回目の研究員活動

しかも…なんと三回目のギャラリー訪問&約9年ぶり(改めて正確に数えたら)という…

gallery 176へ行って参りました(;゚Д゚)

いつもとはまた違った意味で、かなり緊張するやないか~笑

ギャラリーの外に置いてたDMズラリ!!

これ…たまたま通りかかった通行人にはなかなかのインパクト与えますよね。笑

そして、私は毎回ギャラリーの外観(全体)を撮れていないことに後で気付く…

・・・な、なつかしい~~|д゚)!!

gallery 176

http://176.photos/

〒561-0851 大阪府豊中市服部元町1-6-1

ギャラリーは、私が2008年冬に訪問した写真展「大陸的日常」を最後の展示とし、2009年に休廊しました。

その時わざわざメールを頂いて、残念に思ったことが今のように思い出します…。

そして再び、ギャラリーは新しい体制(8人で運営)で2016年から再スタートしました!!

友長 勇介 「写真素志」

2017年6月30日(金)〜7月11日(火)

今ならまだ間に合う!!!

http://176.photos/exhibitions/170630/

…友長さん!!はぁ~もう、ほんとにご無沙汰しています。。。

あの時一、大学生だった私に長い時間を割いて頂いて。今でもあの時の事忘れていません(^^)

まさかこれだけの年月を経て、友長さんご本人を取材する日がくるとは…。

 

まず「素志-そし」とは…平素から抱いている志、以前からもっている希望という意味です。

今回の写真展では、写真に対する変わらない志を持ちつつ再スタートを切る…という思いが込められているのですね。

休廊している間に撮っていた写真をいくつか展示されています。

そして

通常ならほぼほぼ存在する、作家自身の文章(ステートメント)が今回はなくてですね。

何故ですか?と聞くと、気恥ずかしいとのことでしたが(笑)…

逆に潔いというか、清々しいというか、そこに友長さんなりの意志を私なりに感じました。

 

真ん中に写っている少年、なんと友長さんの息子さんなのです。

私も最初の活動時にお会いしたことがあるので、どれだけ大きくなってるんだろう…と気になっていたのですが、

なんと…もう高校生だそうで(;゚Д゚)

え…高校生!?!?

そうか…そうだよな…うん、子供の9年は大きいよな…って。

今は写真にも興味を持たれているそうなので、将来176で写真展…なんてこともあるかもしれませんね

 

ポポちゃん抱えるこのおじさん!!

テレビかなんかで見たことある…気がする…この方!!

こういう強烈な印象の〇〇おじさん、〇〇おばさんっていますよね。

それも徐々に減ってきてる気がするけど

こういう方が全くいない世の中って、ちょっと何だか面白くないですよね。

 

コチラの猫のせおじさんもテレビかなにかで見たことある気が…

でももしかしたら別の猫のせおじさんだったかも。

調べてみたら意外といてるんですよね、猫のせおじさん(笑)

にしてもこの写真、妙にかっこいい雰囲気醸し出していますよね。笑

 

お経の中からこんにちは。

 

真ん中に写っているのが鳩の死骸

鳥の死骸ってさ、あれだけの数がいてるのになかなか見ないですよね。

どこで死んでるのか気になってネット検索したことありますから、私。笑

車にひかれたのとか、動物に襲われた死骸を見ることはあるけど、まぁ稀ですもん。

写真で見る限り、まだ原型を留めているので、何が原因で命尽きたのか気になりますね。

 

 

DMにもなっていたマネキンの後ろ姿

野外に放り出されていたものを撮ったそうですが、銀塩写真の粒子のおかげでか

肉(プラスチック)の凹凸に沿って柔らかな影が出来て、より人体に近づいて見えます。

友長さん、誰のヌード撮ったのかな…って、パッと見、そう思いましたからね(笑)

腰と手首に線が入っていて、ナンバー印もついてるのでマネキンだ…って分かるんだけどさ。

それでもこの影が生々しいなぁと。

元々ついていない頭も、コントラストのおかげで、わざと写らないように撮ってるようにも見えるし。

 

手書き感満載の「入口ヌード」がどうしても気になって…(゚Д゚;)

島根県の温泉街にある古いストリップ小屋(といっていいのかな?)だそうで、

ここを友長さん一人で訪問したとか(笑)

写っているのはそのお店の中の、奥の部屋の入口なのです(それが、ふすまってのがまたいいね)

中は結構広いお座敷になっていて、そこでしばらく待っていると

受付のおばさんと同一人物と思われる女性がシミーズ的な衣装を纏って出てきてビックリ!!

しかも観客は友長さん一人、踊り子も一人、の一対一で…

一応音楽は流れてたそうですが(笑)

カメラは持っていたけど、場の雰囲気にある意味圧倒されてか、撮るのすっかり忘れてたそうです(笑)

 

 

被写体になったもののいくつかは今は存在しないもので、それぞれに時代を感じました。

普通に生活していたら気付かないような、だけど確実に同じ世界に存在している・いたんですよね。

同時進行しながら一つ、また一つと、多くの人に気付かれないままそっと静かに消えようとしている

時も人も物も場所も戻らない、ただその瞬間にそれらは存在していて、

そこに意識(カメラ)を向けた人がいて、その人のフィルターを通してこうやって記録に残っている。

写真は未来を写すことは出来ないけど、未来に繋げることが出来るんですよね、きっと。

 

 

研究員活動してて毎回思うんですけど

子供の頃に張り巡らされてたアンテナは一般的に大人になればなる程錆びて反応しなくなりがちですが、

その大人になっても自分のアンテナで色んな物をキャッチして表現しようとしている人がいて

それを第三者と共有して、その人達も何かを感じとっていく…っていう、この一連が単純に素敵なことだなって。

私は更に文章にしようとしているので、難しく…考えこむことも多いですが。笑

まぁでもあれです、一つ一つの写真展にこうして自分なりに長い時間向き合うことは

私自身の感性も何らかの形で育てていることになるんじゃないかなと。

 

何かをいいなと思ったり、気になる感覚は素直に大切にしたいなぁ。

年をとってもこの感覚、持ち続けたいなぁって

そう思います。

他の写真とは離れて展示されていた一枚

私には

今までの自分全てをひっくるめて、再び一から飛ぶぞ!っていう意思表示のようにも感じられました。

 

 

 

…たまたまこの機械を目撃しまして

 

せっかくなので写真を撮らせて頂きました(笑)

「クロスラインレーザー」といって、手のひらに収まる程の大きさ!

どんな感じになるのか、わざわざギャラリーの照明を消して再現して頂きました(笑)

これは作品を並べる時、便利ですね!

 

 そして、たまたまこの日来てたギャラリー運営メンバーの一人、西川さんとも色々お話をさせて頂きまして

造園科出身と聞いた時、聞きなれないもんだから一瞬何言ってるか分からなくて、

途中で、えっとー…日本庭園とかですか( ゚Д゚;)?ってバカなこと聞いてました。笑

そんな西川さんの写真展「こどもかるた」

同ギャラリーで2017年7月28日(金)〜8月8日(火)まで開かれます!

皆さん、ぜひぜひ(^^)/

 

西川さんは以前フィリピンで青年海外協力隊をされていたそうですが、

私が今フラフラしてることを皆さんに告げると、話の流れで、チャレンジしてみてはどうだ??ってことになって

いやいや、私大した技術もないし~~(^^;)とか言いつつ、帰ってから一応HP見たんですけど(笑)、

んんんーーーー…やっぱ私のレベルじゃ厳しそうだなってなりましたよ( ;∀;)

年齢はまだいけるけど、能力が…_l ̄l○

とまぁ、まだまだ人生に悩む研究員でした。

 

 

 

 
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暗闇に浮かぶ記憶の残像

2017-03-28 | Weblog

 

 

29回目の研究員活動

場所は心斎橋だったんですけど…心斎橋、何回きても慣れないなぁ(;´∀`)

とにかく休日は人でごった返してるし(大阪や天王寺とかとはまた違う混みっぷりというか)、

中心からそれたら人は少なくはなるけど、どこも似たような景色に感じて。

帰りは帰りで、来たとこの駅の入り口もすんなり見つけれなくて(;´∀`)

適当に百貨店っぽいとこに入ったら地下と繋がってるだろうと安易な考えで入ってみたら、

地下には行けないし、お客さんもほとんど中国人観光客だし;

結局ぐるっと館内を回った後、その他の中国人観光客の皆さんと一緒に裏口っぽいところから出るという(笑)

何やってんの…何しに入った…私( ;∀;)ってなったよね。

ギャラリーは「大阪農林会館」の地下に。

建物をもっといい感じに撮れないものか…と当時思っていたのですが、後でネットで調べたら

EURO CASAの入り口方面から撮ったらステキな一枚が撮れたようですね…

建物の中に入ると…立派なシャンデリアと馬の置物が。

石造りになっているので夏は涼しそう

solaris

photo gallery+school+framing

http://solaris-g.com/

〒542-0081  大阪市中央区南船場3-2-6 大阪農林会館B1F

…ソラリスと言ったら、映画「惑星ソラリス」を思い出すねぇ。

何故この名前がついたのか、あの映画は関係ないのか、聞こうと思ってたのに忘れてしまったよ。

 

白石ちえこ 「島影 SHIMAKAGE」 

机の上に並んでいるのは白石さんの写真集などです!

 作家の白石さんは、日本各地を訪れた際に撮った写真を、「島影 SHIMAKAGE」としてまとめて

ゼラチンシルバー・プリントを更に「雑巾がけ」した作品を制作されました。

雑巾がけ・・・?

ぞうきん・・がけ・・・

…ふむ、覚えやすいな、この私でも。日本人には親しみやすい響きではないか(^o^)丿

「ゼラチンシルバー・プリント」って言葉よりも100倍覚えやすいわ(笑)

ってことで、まずその名前にインパクトあり!です。

 この「雑巾がけ」という技法…私は初めて聞いたし初めて見ました…。

 

-「雑巾がけ」について-

ピクトリアリズム全盛の時代、もとは海外からレタッチの方法として伝わった修正技術を
 
当時の実験精神旺盛な日本のアマチュアカメラマンたちは表現に用い、拡張し、
 
それぞれ趣の違うユニークな作品を産んでいきました。
 
修正のためのこの技法を表現に用い、進化させたのは日本だけだったようで、
 
「日本独自の技法」と言われることもあるようです。
 
アマチュアカメラマンの間で「雑巾がけ」が流行していた頃には正式名はなかったようなのですが、
 
今は写真美術館で「雑巾がけ」と正式な名前がついたようです。

 

向こうの技術を、自分達でアレンジしていって…しまいには「日本独自の技法」と言われるまでになるとか…

あぁ~~、なんかそれ、すっごく日本人らしいなぁ( ゚Д゚)って思いましたね。笑

 

雑巾がけといっても色んなやり方があると思うので、気になる方はぜひ、ネットで検索してみて下さい!←

白石さんがこの技法と出会ったきっかけは、とある美術館で見た作品だそうで。

素敵だな…と思い、どんな技法を用いたのか確認すると「雑巾がけ」となってたそうな。

…雑巾がけ( ゚Д゚)…?はて?

その時この技法については詳しく分からなかったのですが、その後何の縁か、

偶然「雑巾がけ」のワークショップが開催されると知り、そちらに参加することに。

こうして今では自身の作品に用いるまでになったというわけです。

いや~~素敵な話ですよね

美術館でその作品に出会って、更に興味を持っていなかったら…更にその後ワークショップの存在を知らなければ…

そのままこの技法には出会えていなかったかもしれないってことですもんね。

ちなみに白石さんは画用紙のような質感の印画紙を用いているとのことですが、

日本より海外の方が安いそうなので、一気にお取り寄せするそうですよ!

 

 

このシリーズの始まりとなった一枚

-DMより- 

 

 …これが写真なのか?って一瞬疑いたくなるくらい、絵のような写真ですよね。

絵本の中の一枚みたい。

なんと、このくじら…船と同じ素材で出来ており、上から潮までふかせることが出来るそうな!!

何故このような本格的な模型があるのかというと…

この町(山口・長門)では昔から捕鯨が盛んに行われていたそうで、

今でもその伝統を忘れないように、年に一度のお祭りで、赤いふんどしをした男達が

この模型を用いて捕鯨(古式捕鯨)の再現をするそうです。

ちゃんと、くじらのお墓まであるんですって。

後で気になって自分でも調べてみたのですが、18歳以上で泳げる方なら、事前に応募したら参加可能みたいですよ。笑

写真を見ただけじゃ分からなかった話を作家さんと直に会って聞くことによって、

また違った一面が見えてくる事が研究員活動をしてきて面白いと感じることの一つですね。

 

ところでこのシリーズ、ペンギン島に行ったような…から始まったわけですが、

撮影先が何故かたまたま“くじら”とゆかりがある所が多いそうで(笑)、

あれ…?これじゃ、「くじら島」になるな…っていうお話も小耳に挟みました(ノ∀')

 

 カピバラがねーーー、ギャラリーの中でも一際目立っててさ!!

白いタワシみたいな姿で、こっちを見つめてるもんだから…

研究員は載せずにいられません。笑

 

 香川の飯野山(別名:讃岐富士)

ほんとに富士山のような形…。

平野(しかも町になってるし)にドンと生えてるみたいで不思議ですねぇ。

これまた気になって自分でも調べてみたのですが、この飯野山、おじょも伝説というのがあってですね、

山頂付近の岩に巨人(おじょも)の足跡が残っているそうです!

写真を見ると、思ってたよりは小さかったけど…こういうのってワクワクしますね。笑

 

 なんだ、あの宇宙船みたいなのは(もしくは、けん玉の玉なしver.)…

あれは、高知・土佐清水にある足摺海底館です。

白石さんも実際中に入られたそうですよ~

建物に入って地下の方に下りていくと、海の中が覗けるようになっているんですって

 

 映画好きな私は、この景色を見たらつい「ひまわり」と連動させてしまうんだけどね。。。 

 

何故か日本のように感じられない。

イタリアかどこかの辺境の村で撮った一枚のように感じるのは何故だろう?

そして、空にさり気なく写っているのは一羽の鳥

 

一部拡大して撮ってみました

 

…やっぱり実際見るのが一番なんですけどね(^^;分かりにくいかな...

少しざらついてて(手で質感を確かめたくなった)、そのざらつきの中に黒がじんわり染み込んでいるような

その黒は炭のような、黒鉛のような、温かさも感じられました。

全体像をパッと見ただけじゃ、暗くて薄ぼやけた状態で大まかにしか捉えられないけど、

近づいてよーく目を凝らして見ていると、詳細な部分まで見えてきます。

それは暗闇の中でもしばらくすると目が慣れて見えてくる感覚と似ているような気がするなぁ。

 

やっぱり今までの写真展よりも、見に来た方が一つ一つの作品の前にいる時間は長かったそうですよ。

日本以外にもフランスのパリや、ジョージア(グルジア)のトビリシでも展示されたそうですが

 国籍関係なく、作品の感想まで、ほぼほぼ似たような内容になるという話もお聞きしました。

自分も見たことがあるような(知っているような)気がする…と。

 

 

これらは白石さんが作り上げたまぼろしの島の影なんだけど、

それは誰かの、もしくは自分自身の、忘れかけた遠い記憶の残像のようでもあるのです。

 

 

 

 

 

最後に、

白石さんが現在参加されているセッション展のお知らせを☆

 

東京池尻大橋のモノクロームギャラリーRAINにて
 
オルタナティブ写真のセッション展になっています!
 
 
 

Monochrome gallery RAIN 

「スプリングセッション 2017」   

3月25日 〜 4月23日
土曜・日曜 のみ開廊
PM 2時 〜 7時

藤田修(フォトエッチング) 
コウムラシュウ(カリタイプ & リスプリント)
日下部一司(ゼラチンシルバー & ガム印画) 
白石ちえこ(フォトドローイング/ぞうきんがけ) 
安田雅和(カーボンプリント)

 
ギャラリーHP→ http://monochromegalleryrain.com
 

 関東にお住まいの方、もしくはそちら方面にお出掛けになられる方はぜひ

 

 

 

 

 

 
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☆2017☆

2017-01-01 | Weblog

 

 

「頭が鳥の巣みたいだよ」っていうやつの、実は本当に巣にしてるver.です( ̄▽ ̄)

2017

あけましておめでとうございます!!

本年もどうぞ、研究員日記共々よろしくお願い致します。

 

 

今年は何かが起きる予感…!?

 

…とか、先に書いといたら何かイイこと起きたりしますかね( ̄▽ ̄)?

物は試しというとこで(笑)

今年は参拝した際おみくじを引かなかったので、気持ち大吉の設定でスタートしたいと思います。

 

それでは皆さま、よいお正月を

 

 

 

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