徳永写真美術研究所/研究員日記

ギャラリー・美術館を訪ねた日のことを綴ります。

gradati-on

2016-04-11 | Weblog

 

今年も早いもんで、もう4月に突入しましたね|д゜)

皆さんはどんな上半期を過ごされていますか?

 

…私は、2月頃に人生初、車事故を起こしました;

どう事故ったかは話すと長くなりそうなのでここでは控えますが、

私が相手の車に軽く擦ってしまった…というわけです。

しかもその方、短期間で2回も車事故に遭ってて、今回ので3回目だったそうで。

そして私は3人目の加害者。。。(ーー;)

話を詳しく聞くと、全部相手側からで、しかも結構ひどいレベルのものでした。

お祓いしに行った方がいいのでは…って言いたかったけど、3人目の加害者の立場では言えませんでしたよ;

2回ともひどい事故だったので、今回誠実な方で良かったですとまで;

加害者の立場で偉そうなことはほんと言えないんですけど、私を最後に、もう事故に遭われない事を心から祈る限りです。

初めて警察にもお世話になったんですけど、

仕事とはいえ、警察官の方々が思っていた以上に丁寧というか親切でした…。

車と私

車の傷を指指している私

の写真を撮られるのは結構複雑な気分でしたけどね←

あと、指で擦ったら消えるレベルの軽い擦り傷だったとはいえ、

修理(レンタカー代とかも含めて)となると結構な額になるんですねー;

自費は無理だったので保険でなんとか(ーー;)

ショックな出来事だったわけですけど、色々と勉強になりました。 

不幸中の幸いだったと思うことにします。

てなわけで、車を運転されている方々、お気を付けください~~!

 

 

さて、今回で27回目の研究員活動

場所は大阪の中津

駅からスマホのgoogleマップを見ながらしばらく歩くと・・・

見つけました!今回の展示会の目印を☆

最初気付かず通り過ぎてたんですけどね(笑)

矢印の方へ歩いていきますと…

見よ、この重厚感あるれる木造の扉

ミミヤマミシン

http://www.mimiyama-mishin.net/

〒531-0071 大阪市北区中津3-18-6 

ギャラリースペースの横はステキな帽子の製作所になっておりました

 

 % (パーセント: 伊藤敦子/有馬徹) 展示 

gradati-on

HP→http://percent.me.uk/

0/0 (パーセント・エクスペリエンス)は 平面表現についてのスタディーを通じた参照点のためのユニットとして2008年春より活動しています。percent 〔パーセント〕とは本来,ラテン語 、per centum 〔ペル・ケントゥム, "per hundred〕に由来し、百分率にいたる「百をもって…」の意ですが、「ゼロ スラッシュ ゼロ」と読み替える事で2者の共同作業としての可能性を示唆しています。

-0/0 about_usより-

 写真に写っていらっしゃる方は%の一人、伊藤敦子さんです。

ちなみに伊藤さん、なんと私と同じ歳(^^)/

 初対面の同年代で作品についてアレコレ話すのは若干照れもありましたけど。笑←私だけ?

おかげで研究員活動してるというより、単なる同年代の雑談にさせてしまったかもしれません。。。笑;

有馬さんとは残念ながらお時間が合わなかったので、お会いすることが出来ませんでした...。

帰ってきてから気付いたけど、伊藤さんに研究員の名刺を有馬さんへ渡してもらうのすっかり忘れてました;失礼しました!! 

 

そういや今まで研究員活動してきて、ユニットを取材したのは初めてじゃないかな? 

%って何だかいい響きですよね~~未知数な感じが

%…ゼロ分のゼロ?とか最初思ってたのは秘密です←

今思えば何故最初から「パーセント」と分からなかったのか不思議でならない...

ちなみに伊藤さんと有馬さんは、専門学校時代の元生徒と先生だそうです!

卒業してから縁があって、%というユニットを組むことになったと。

縁って面白いですね。

私自身も今研究員日記書いてる事自体不思議ですからね(笑)

 

 

 

 

 

 

初めて自宅で(DMを)スキャンしたんですけど…やや斜めってますね(;一_一)

 

壁一面に、等間隔で並ぶ空の写真100枚

事前に空の写真100枚という話は聞いていたので、どんな風に展開されているのか?気になっていたんですけど、

私が想像していたのとは結構違っていました。

普通だったらそんなに大量に写真が並んでいたら存在感あって圧巻!というか…ちょっと威圧的にすら感じそうなものの

今回の作品は一つ一つが小さいというのも含めて、とてもシンプルでデザイン的。

いい意味で、空!という主張を感じませんでした

 

SKY

・・・っていうのではないんですよね。笑

 

そしてこれらの空の写真は

“100のそら、あるいはグラデーションの見本帖(プロトタイプ版)”

 となっていまして、まんま空の写真を展示しているわけではないのですよね。

ギャラリーの隅の方に、元となった空の写真の見本帖(サンプル)が置いてありました。

空以外のもの(山とか色々)と一緒に写っているものもあって、そのまま作品として活用してもおかしくないのですが

その時の空(風景)として限定したものになってしまうので、それは避けたかったそうです。

いついつどこどこの空

ではなく、

誰かがどこかで見たかもしれない空色(グラデーション)を思い出すきっかけになるように。

 

更に空のグラデーションは写真の一部を切り取ったわけではなく、

わざわざ色見本帳を参考にしながら制作したものだということも判明しました( ゜Д゜)!!

ここにはビックリでしたね。

 

 

このグラデーションとか結構カラフルだったから、どういう空だったんだ!?虹!?って思ってたんですけど、

それを聞いて納得?しました(笑)

実際でも、たまに信じられないくらいの空もありますけどね~(゜o゜)

ちなみに原型はコチラ

ちょっと無理があるかな?とおっしゃっていましたが、それもアリですよね?笑

DMにも書いていたけど、そもそも空の青自体も虚像である…のだから。

 

 

ギャラリーの真ん中に長机があって、%の過去の作品もいくつか展示していました。 

 そのうちの一つ

中身の一部はコチラ

冊子のようになっているコチラは実は紙を重ねているだけで、綴じてはいないそうです。

 

シンプルかつデザイン的(機能的?)で、人の記憶にそっと寄り添うgradati-on

伊藤さんが学生時代にデザインを専攻していて、今もそういうお仕事に就かれてる所が

作風にも表れているのではないかなと感じました。

有馬さん側からもお話も伺えたら、また新たな感じ方をしたかもしれません。

 

 

 

 

 

-ギャラリー帰りに寄った公園にて-

 

 

 
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☆2016☆

2016-01-01 | Weblog

 

明けましておめでとうございます

今年も研究員日記共々よろしくお願い致します

 

去年は研究員、初!企画展に参加させて頂きました→「明日をめくる」

大勢の前での自己紹介&作品紹介は吹っ飛びすぎて沈没しましたが・・・

研究員活動を通して、また新たな縁が繋がることは大変素晴らしいことでございます

(^ω^)

 ぼっちで企画展の搬出&打ち上げに参加する事に怯えてた奴(笑)

 

またどこかでそこのあなた様ともご縁があるやもしれません。

その時はどうぞ、気軽に声を掛けてやってください(笑)

 

 

 

よいお年を

 
 
 
 
 
 
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微睡む前に光を焼き付けて

2015-08-25 | Weblog

 

 

  - - - - - -  微睡む・まどろむ  - - - - - -

 

 

どうも

久しぶりすぎて緊張MAX研究員です。

 普段はそんな人見知りなわけでもないんだけどね、何故毎回こんなに緊張するのか。

それだけまだ自分の中では異世界に飛び込む感覚なのかな?ギャラリーに入る瞬間とか毎回異様に緊張するしね。。。

 ”何故緊張するのか“これに関しては長い文書ける気がする(笑)

あの頃自分がどんなだったか忘れたよ~~なんて、むしろ言えないです

ちょっと間が空くだけでいつでも初心に戻れちゃう(笑)

いいのか悪いのか...

いやでもね、これでもきっと成長していると思うの。

一番最初の頃なんか、いきなりレセプションパーティだったから余計だけど、

作家さんにまともに喋り掛けることすら出来なかったし

ポートレートもこっそり後ろから撮影・・・

って、それ盗撮じゃないのかい|д゜)!!!

そもそも、最寄り駅に着くまでもが大変だったわけで;

 

 ・・・そんな研究員でも、2008年からだから...7年?

そんなに経ってたんですね、この活動を始めてから('Д')

縁とは不思議なものだな~~

と、しみじみ

 

 

さて、今回で26回目の研究員活動☆

真夏の大阪はひたすら暑かった。。。

橘画廊 

http://dancer.co.jp/

〒550-0005 大阪市西区西本町1-3-4 大阪陶磁器会館B1F                    

初めて行くギャラリーだと尚更ドッキドキですわ。

星に満月に新月かぁ...これは聞かないとな、うん。

とか思ってたけど緊張してぶっ飛んでました、中に入る頃には(._.;)

そういや、地下に降りていくギャラリーは今まで初めてかも。

上るんじゃなくて降りていくのって独特な感じですよね。言葉で説明しにくいけどさ。

 

勝又公仁彦 Hotel's Window

光さす部屋

HP→http://www.kunihikok.com/

 作家の勝又さんは2005年から世界各地のホテルの窓を撮り続けています。                 

きっかけは2005年、イタリアで泊まったホテルの部屋の地図に部屋番号と“camera”と記載されていたことから。

以前に勝又さんの先生である畠山直哉さんから聞かされていた話を思い出して、とのこと。

そのcameraは=カメラ(写真機)ではなく、イタリア語で”部屋“という意味でした。

カメラという名の部屋の中にカメラを置いて、中と外を同時に見るとどうなるのか・・・

そこからこの「Hotel's Window」はスタートするのです...。

 

なんかね、私の頭だと一瞬こんがらがったよね(笑)

部屋まるごとカメラと見立てると、ホテルの窓はちょうど外と内を繋ぐカメラのファインダー&レンズ部分になるということか

で、その大きなカメラ(部屋)の中にカメラ(写真機)を入れて撮影する・・・ということは

二重のカメラで二重の外を見る(撮影する)ことになるのね・・・?

内の内から外の外へ

地下空間に広がるたくさんのホテルの窓、そこから知らない土地の様々な景色と繋がっていく・・・

室内(地下)→カメラ→室内(ホテル)→窓→外の景色 

 

写真機としてのカメラの前身は「カメラ・オブスキュラ」と呼び、それはラテン語で「暗い部屋」を意味する。

 作品の画像は勝又さんにわざわざ送って頂きました。ありがとうございます。

この画像がその「camera」の窓

カメラを三脚にセットして長時間露光で撮影されています。

なにせ場所はホテルなので、そのまま寝てしまい、露光しすぎてしてしまう事も中にはあるそうで(笑)

時によっては部屋を二つ、三つ借りて撮影することもあるそうな。

ホテルの窓から見える景色って、そういや一つ一つ違いますからね~

それに景色の良いとこはやっぱり値段の方も他より張るんだとか。笑

知人が泊まったホテルに訪れて撮影!なんてこともあったそうです。

これは・・・ほんとに絵みたいですよね( ゜Д゜)!!

雷の光の筋がこんなに綺麗に写っているなんて。

この写真を見ていると何かを思い出す、結びつくんですけど・・・

それが何なのかまでは思い出せなくて勝手に一人で悶々しています。笑

 

勝又さんは窓単体だけでなく、極力その周りの様子(部屋の中)も写るように撮っているそうです。

それをこうしてプリントするとなるとやはり難しいそうで・・・

本当はもう少し明るく写っている部分も黒く見えにくくなってしまったり等、色々あるそうです。

 

 

その他の写真

 

 

 

最後に載せたこの写真、他とは違う何だか独特な雰囲気が漂っていました。

聞くと、モンゴルのホテルだそうです。

あ~~どうりで雰囲気違うはずだ!と。カーテンの素材とか色とかもね、その辺のホテルにない感じですもんね。

今後は南米やアフリカでも撮影したいとのことでした。

 

 

・・・何だかね、眠くなってくるんですよね。

写真をじーーっと、リラックスした状態で眺めていると眠たくなる( ̄  ̄)。・゜

なんでだろう?撮影場所がホテルだから?

写真を見ることで、部屋で一休みする感覚を体感しているのか??

 

外界から隔離された薄暗い部屋の中、気付けば私は眠りについていた

どれほど経ったのかは分からない。

ふと目が覚めた時にはすっかり部屋の中が暗くなっていたが

窓の外からさす光が部屋全体をぼんやりと照らしていた

とても静かだった。

私の呼吸する音だけが体の中で響いていた

細い目でその視界をしばらく眺めた後

私は再び目を閉じることにした。

 

みたいなね?情景が浮かぶんだよな~笑

 

あと思うんだけどね、人自体もカメラみたいなもんじゃないかなって。

うまい具合にレンズもついてるし(笑)

更に高性能だから耳とか口とか手足とかあらゆるものを使って外と内を繋いで体感出来る様になってるの。

・・・すごいよなぁ、改めて考えるとさ

目で瞬きをする=カメラのシャッター代わり

で、写真撮れないかなー?そしたらカメラじゃ限界のある、より一瞬一瞬の写真が撮れるし!

とかなんとか日頃考える時があるのですが、それも将来的には可能になる・・いやむしろ既存しているのかもしれません。

そうなったら皆さんはカメラを手放しますか?

 

 

例えそうなったとしても“暗い部屋”が必要な時があるんですよね、きっと。

 

 

以上、

じんわりと光さす、内なる世界を体感出来る「Hotel's Window」でした。。。

 

 

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★2015★

2015-02-15 | Weblog

 

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願い致します

-2015-

 

ってもう2月!!!!;

更新遅くなりました、どうも研究員です( ;∀;)

例年に増して適当な絵載っけてしまって、どうもすみません(笑)

ペンタブの具合がイマイチで(半分以上言い訳です)

 

パソコンが壊れてしまいましてねぇ・・・せっかくの研究員活動も出来ませんでした

が、ついに新しいパソコンGETしましたよ!!やっほーー!!!

前に使ってたのが9年程前のだったので、進化しすぎてて戸惑ったけど徐々に適応しております(笑)

 

 

というわけで、スローペースではありますが今年も研究員日記共々

どうぞよろしくお願い致します(^^)/

 

 

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概念の迷宮洞窟を覗く

2015-01-26 | Weblog

2015年、最初のレビューです。

今回の記事は
研究員の都合がつかず
徳永写真美術研究所を運営する徳永好恵が
代打でお届けします。



展覧会の案内状です。



海に沈み行く女性を認識できますが
この図が何を意味するのか
どんな展示なのか
予想が付かない案内状に
展示会場の訪問が楽しみでした。





取材したギャラリーは
SoHo art Gallery
http://soho-art-gallery.com/ja/

〒543-0071大阪市天王寺区生玉町9−18




椿や小梅展

会期:2014年12月9日-14日




作家の椿や小梅さんです。

ポートフォリオサイト
http://tsubakiyakoume.wix.com/tsubakiya-koume







会場入口から見た展示風景です。
大きな布の造形物が浮遊しています。

奥に廻り込むと・・・



布の内部は
暗闇の世界が広がっていました。



しかし
その世界に吸い込まれるように

開口部に近づくも




内部は薄暗く
見渡す事はできません。

作者は
来場者が目を凝視する姿を確認すると
そっと灯りを手渡し
作品の手引きをします。



その手順は
物語の案内人のごとく・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



『 ただ前を見よ、やがてそれは後ろとなる 』



最初であり、最後である。

始めであり、終わりである。



ひとつの円環であるのか、この作品はただ、その途中のものにすぎない。

産まれる以前の、またこの世から離れた後の、それである。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
展示会場の掲示文より







来場者は灯りを手にし
布で縫い合わされた洞窟内部を探検します。



すると
布のドレープが
闇に漂う波のように見え



鮮やかな錦鯉が泳ぐ姿を目にします。



その鯉は
観る者の意識を洞窟内部へと誘い込みます。



内部は
平衡感覚を麻痺させ

時間軸をも湾曲させるかのような
空間が広がっていました。



作者によると
この漆黒のうねりが続く洞窟は

生前であり死後でもある
また
母体であり死骸でもある
との事。



内部に存在する様々な事象の全ては
見る者の意識の中で調和され、集約されます。
作者が提示する概念の世界に触れる装置としての作品でした。



今回の展示作品は
『ただ前を見よ、やがてそれらは後ろとなる』として誕生し
解体することで死を向かえ
また別の姿へと再生されることで
回帰がなされ、作品として完了するそうです。

***

<雑感>
 
洞窟内部を観察するなかで
手にする灯りの動きによりサテンの光沢具合が変化し
布にプリントされた画像が微かに動いているように見えました。
静止画が一瞬、動き出すような・・・
そんな不思議な感覚が記憶に残りました。

また

大きな時間軸の中での
今という時間の捉え方
 
宇宙から地球を見たときに感じるであろう
地球人としての感覚

日常を見る眼鏡をかけかえ
新たな見方に触れた時
自身の存在そのものが
別次元となって観察できることに
気付く展示であったと思います。





灯りをかざして鑑賞中の図





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