とど小屋

小ネタと駄日記なページ

爺さん天才児(回文)

2005-05-24 09:59:34 | 寝言
※読み返してみたら口調がキツイので修正しました(5/24)

子供の頭を良くする、とかいうダイレクトメールが来る。
何気なく見てみると、

  「2歳でIQ200の超天才お子様が! なんと

     121-(36*4)/9+4

   が解けちゃいましたよ!」

とか書いてある。

 率直な感想:
IQ200で、たったそれかよ…

 真面目に書いてあることが、何かの冗談のようにしか
読めなくなってしまった。


 IQという数値は、頭の良し悪しの推測基準の一つで
あって、唯一絶対の評価基準ではない。親父は高かった
らしいが、だからといって僕が特に高いわけでもないし。

 上の例で考えれば、計算ができたぐらいで騒ぐのは
僕には理解しがたい。2歳の子が計算をすらすらできたら
よく計算できるね上手だねとは思うが、この子は天才だ
なんて驚愕することはないと思う。

 数学を例にとるならば、本当に大切なことは数学的な
ものの見方、切り口を理解する感覚のはず。数覚なんて
言葉で例えられたりもする。この感覚がどれぐらい鋭いか
または、どれぐらい柔軟に受け止められるかが大切なのだ。
そして、この感覚は計算ができるできないというもので
量れるようなものではないのだ。

 数覚だが、鋭さ=問題の匂いを嗅ぎ分けて本質を見抜く
能力と、柔軟さ=問題をいろいろな角度で分析する能力と、
どちらも数学を解く(not 数学テストを解く)のには、
重要な要素だ。そして、数学の分野で頭が良い子というのは
これらのどちらかが(もしくはどちらも)よく磨かれて
いる子のことを指すべきだろう。

 だから、その子が計算式を任意に変形していくとか、
出題者がこの計算で何をさせたいのか推測するとか、
掛け算割り算を積み木で考えるとどうなるのか、
そもそも計算って何だろうか、なんてことを考えて
間違ってても自分なりの答えを見つけたなんて
いうならば、まず誉めてあげるべきだ。間違いの
訂正なんて、その後ですればいいんだから。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
相対性理論 (kalu)
2005-05-24 13:11:43
IQそのものは相対的な話なんで

その計算が解けることではなくて

「2歳で」解けることが重要でしょ?



こんなの

IQ=精神年齢(知能年齢)÷実際年齢×100

# ぐぐって適当にコピペしたんで違ってるかも



ま、主張はおおむね理解できるけど

ベンチマークテストと思えばいいんじゃないの?

(年齢を消費電力とか値段に置き換えて相対値みたいに)
IQの罠? (とど)
2005-05-25 14:30:59
 確かに2歳で「解く」ということが

できること自体を誉めてあげなきゃ

いけなかった。計算手順自体は数学

的なセンスは不要でも、「解く」という

意味を判るのは凄い。



 IQの定義はそんな式だったね。

 2歳でIQ200なので、知能年齢は

実年齢の2倍だ、と考えるのが罠?

実は、+2歳分とか。そう考えると、



  4歳で 6歳の知能年齢 IQ=150

  6歳で 8歳の知能年齢 IQ=133

  8歳で10歳の知能年齢 IQ=125

 10歳で12歳の知能年齢 IQ=120

 12歳で14歳の知能年齢 IQ=117



...なんだ普通じゃん。



 ベンチマークテストという面では

IQのみで測るのは物足りないなあ。

コメントを投稿