季節外れも甚だしいのでありますが、
「散る桜残る桜も散る桜」などと念仏のように唱えながらの、
強風の中でのお散歩は既に終わっております、
お日様が出てくるまでは涼しくて、
まるで天国のようでございました、
勿論まだ天国には行ったことはないのです、
こんなふうに汗もかかなくて、
快調に足が動いてくれたなら、
一日中でもお散歩していたい気分でした、
まだ夏を引きずる感じで、
突然に赤いお花なんかも咲いていたりして、
肩の力も思わず抜けていたように思います、
それよりもなによりも、
いろいろなことを整理していかなければならないのですが、
一向に着手することができないので困っています、
何もかもが億劫になってきています、
ゴミ屋敷発生のメカニズムさえも、
なんとなく解るような気持ちになっています、
心と身体のしなやかさがなくなると、
人間だれしもそうなるのであります、
悲しくなりますが、
悲しんでばかりいても仕方ないので、
努めて笑うのです。