鈍麻(どんま)とは感覚が鈍くなることでございますが、
日本も日本人もずいぶんと鈍麻になってきたように思うのです、
ああテロかああそこかと聞く鈍麻
何があってもそんなに驚かないのが当たり前になって、
それが不思議でとても怖いような気がします、
官房長官の切り捨て科白は酷いものです、
この一年間問題ないで耳にタコ
この一言で片付けられてしまう事柄が多すぎます、
朝日川柳の選者の西木さんは、
「問題ない」は問題があるときに使う言葉だと指摘します、
マリオならぬワリオ似のA君は悪乗りが絶好調でございます、
都合の悪いことは全て他者に転嫁してしまうのです、
得意げに野党揶揄してこと済ませ
ストレスの溜まらぬ頭首相持ち
損をしない性格は天下一品だれにも負けないと思います、
ロシアに弄ばれたA君とは格が違いますが、
ロシアとどうやら仲良くしたい米国の次期大統領は元気です、
それでも日本人は二人に同じ臭いを感じているようです、
安倍慣れで違和感がないトランプ流
この二人強き昔を恋しがり
沖縄でのオスプレイの墜落を「不時着」とした米軍もあります、
不時着と墜落の差を考える
本当は制御不能で海に堕ち
「数」を後ろ盾にした腕力によって、
いいように操られる風潮が世の中に拡大しているのだと、
朝日川柳選者の西木さんは危惧されているのです、
政府挙げ『土人』呼ばわり正当化
いろいろありすぎで本当に悲しくなってしまいます、
最後にお騒がせな東京オリンピックの問題です、
年老いたM君の顔が利権の亡者、
どうしても悪人の顔にしか見えないのでございます、
ファーストでなけりゃ駄目かねアスリート
醒めました五輪やめたい人多し
おっしゃる通りでございます、
私もやめたいです。