そのmonoは土曜日の早朝から、
その場所にあったのでございます、
静かにしかし強い存在感をもってじっと佇んでいたのであります、
雨風が思いのほか強かったので、
そのmonoは粘着性を増してしまって、
最早私のような素人には、
猪のだか牛のだか馬のだか若しくは狸、
はたまた猪や鹿や蝶の類、
ひょっとすると地球人か異星人のものかどうかは、
既に全く分からなくなっていたのです、
おぞましいのですが回収します、
こういう時の新聞紙とレジ袋はありがたいのでございます、
これにて一件落着ではあります、
ただつい傍に残されていた嘔吐物と、
その強烈な臭いのために、
吐瀉物たるそのmonoは、
そうだとしたらとても不気味なのですが、
もしかしたらヒューマンのmonoである可能性が、
強いのかもしれないと思ったのであります、
そうであれば・・はどうした、
妄想は膨らむばかりで困ってしまいます。