「重症筋無力症」と闘うオジサンの日記

福岡市内在住の50歳代の普通のオジサンです。重症筋無力症を発症して現在闘病中です。発症時~現在までを日記風に報告します。

(46) 症状も無く、無事年を越せました!^^;

2015-01-07 06:15:35 | 日記
2015年がスタートしました。
まあ、年を取ると、月日の流れが速く感じるようになる・・・と、子供の頃は良く耳に
していましたが、今では自分がその真っ只中にあるような感覚に陥っているわけで・・・
一昨年、重症筋無力症を発症し、その間、骨折し入退院をして復帰・・休職・・・再入院等
経て、現在に至るまで、なんだかあっという間の出来事のように感じている次第。

昨年10月、目筋下垂症状悪化、入院治療後、退院してからは、きちんと症状がコントロール
されているのだろう・・・症状は影を潜め、自分はひたすら体力維持・健康維持の為に
週1~2回、プールに通って、500~1000m程泳ぐようにしている。
お陰で、体重も(ステロイド服用前の状態に)以前の状態に戻って(とはいえ、まだまだ
太り過ぎなので、何とかもっと痩せたいのだが・・・まあ焦らずに地道にやっていくしか
無さそうだ。

趣味だった、里山散策(昆虫観察・自然観察を兼ねての)は控えている(単独で山に
入って、もし何かあるとマズイという事もあるので)が、散歩(ウォーキング)に加えて
封印していた魚釣り、ボーリング等を復活させて、レジャーとして楽しむようにしている。
自分がやっている魚釣りは、よくある防波堤で、じっと座ってやるようなものではなく、
どちらかといえば、動き回る(遠投したり、網を持って歩き回ったり・・しゃがんだり
立ったりの繰り返し)方なので、釣りをやった翌日あたりは、足の太ももやらが相当
筋肉痛になる始末→まあ、太り過ぎで体重付加がかかっているのが原因だろう・・^^;

ボーリングは、いわずとしれた腕、足の筋力を使う・・・バランス感覚を維持するにも
重要と捕らえている。始めた当時、ゲームをした翌日、翌々日は、腕や太ももが超痛く
なっていたが、最近はそれも(筋肉痛)もほとんどしなくなってきた。


2014年年末に、釣り師”メジナフィッシュ氏”と訪れた、玄海灘の離島の漁港防波堤。


遠投篭投げ釣りによって、20センチを超えるアジの入れ食いを堪能させてもらった。

ちなみに、水泳も始めた当初は、5m泳ぐと息継ぎしないと苦しかったが、今では25mプールを
クロールで、一回の息継ぎだけで泳ぎ切れるまでになった(肺活量が少々増えた?)

2015年も、この調子で運動兼趣味を優雅に堪能しながら、精進していこうと思っている。



(45)”気まま人”殿からのコメント及び返信の公開回答

2014-12-26 20:20:25 | 日記
重症筋無力症を完治させたとブログで発表されておられる”気まま人”殿から、当方に対して
コメントを寄せて頂きました。せっかくなので、こちらに公開・回答させて頂きます。

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初めまして 気まま人と申します。
ブログ拝見致しました。ご苦労のほど伺い知れます。
私も同じく2年前にMGを発症し、胸腺摘出・免疫グロブリン投与等医者の言われるまま治療を受けてきました。
退院後も毎日朝晩免疫抑制剤やステロイド剤を飲み副作用にも苦しめられておりました。
幾分安定しても屈伸も出来ず、ちょっと動くと息切れ。
医者は言います。MGは不治の病です、一生薬を飲み続け付き合って行きましょうと。。。。
でも私は今薬を飲まなくても症状は全く出ていません。
ブログに書いていますが AWGやMMS、ライフデジタルで完治させました。糖尿病も克服しています。
勿論持論をお持ちだと思います。
しかし実際に胡散臭いと思われる療法で効果が出る場合もあると言うことを知ってほしいのです。
宣伝のたぐいと思わるならそれでも結構です。
私の得た結論です。
医者は完治させてくれません。
極論ですが患者は利益を得られるお客様なのです。
長引きますよと言われれば信じるしか無いのです。
出された通りの薬を大量に飲み続けます。
勿論私も重篤な状態を医学によって助けられました。
AWGやライフデジタルの発明者はアメリカの医学会から迫害を受け国外逃亡を計っているのです。
このような機械だけで難病や癌が治れば製薬会社や医者は必要なくなるからです。
自分で病気を克服する努力をしなければ医者の言いなりです。

長々と失礼しました。
不快に思われるのであれば削除して下さい。
==================================================

気まま人殿

長いコメント(ご意見)をありがとうございます。
貴殿の、ブログ「MGと戦い、健康を取り戻した記録」については、拝見させて頂いておりました。
誤解しないで頂きたいのは、貴方様が、コメントで主張をされておられる、
「AWG治療器を使って、症状に改善があった」とされる点については、貴殿の主張される通り気分的
に何らかの改善が出た!それはその通りなのだと思います。

しかし、残念ながら気まま人殿のブログの書き方の問題なのか・・・ニュアンス表現の捉え方
(考え方)が違っておられるのか・・・
ブログ内では、”完治”とか”克服”という事を主張しておられます。更には、他のあちこちの
難病患者さんのブログやHPのコメント欄等にも、「AWGを使って、この難病を完治・克服した」と
書き込みしておりますね。
この表現方法及び第三者への効果宣伝書き込みが、他の方々からも指摘されておられる通り、
「AWG治療器の宣伝は止めて、自身のブログだけでやって下さい」という返事になっている
ものと思います。AWG治療器なるものが、重症筋無力症を完治させる夢の治療器だと貴殿は
宣伝している事になりますが、残念ならが、貴殿のブログでは、AWG治療器による施術だけでは
治癒しなかった。だから、再度、そのAWG治療を受けた挙句・・・自分でその治療器に似た
別の治療器までをも購入した・・・オマケに他の薬品(MMSですよね?)の服用も併用して
・・・完治・克服している・・・とあります。
これ、表現がおかしいですよね!?治療機器を導入した上、薬までも服用しているという事、
なので、正しくは、”現在、治療中!”と言う事ですよね!
このような状況下においても、「自分の得た結論です!」と言い切ってしまうのであれば、
もうこれ以上は貴方様に何を申し上げても無駄でしょう!他の方々と同様、貴殿の主張や
コメントは無視するしかありません。これ以降の私の所見も無視して下さい。

まず、AWG治療器なる治療機器ですが、きちんと厚生労働省に認可された治療器ですので
別段、貴殿やら皆様が使用しても問題ないと思っています。問題はそのAWG治療器の効能が
第三者の手によって、過大に宣伝広告され、それが愉快犯によって、コピー宣伝されて
しまっている事です。ありもしない効能(すべての難病が完治できるだの、切り取られた
乳房がよみがえるだの、末期癌患者があっという間に完治しただの・・)を謳い文句した
挙句、治療に使われていない理由として、「医者が儲からなくなるから・・とか、
厚生労働省のお役人の利権に絡むから・・・等の謀略・策略説」等を吹聴されてしまって
せっかくのAWG治療器も、我々一般人からは逆に信用できないものへと写るようになって
しまっています。開発者の松浦博士?もこんな広まり方は期待していなかったはずです。
健康治療器(いわゆる、低周波治療器・・・肩こりが良くなる・・・とか、ちょっとした
足の痺れが良くなる・・)とかで、広めようとしていたはずです。しかるに厚生労働省も
その健康機器として認可しているはずです。なのに、第三者の手によって、「HIVが完治す
るとか、末期癌患者が簡単に治るだとか・・・C型肝炎があっという間に完治した・・・
挙句に、重症筋無力症にも効果がある・・・等。そこまでの治療器であるなら、今アフリカ
で発生しているエボラ出血熱も、完全完治させる事ができるはずですが・・・

それから、貴方が主張される、
>AWGやライフデジタルの発明者はアメリカの医学会から迫害を受け国外逃亡を計っているのです。
>このような機械だけで難病や癌が治れば製薬会社や医者は必要なくなるからです。

いい加減な効能効果を謳って販売しようとしたから(日本でいう、薬事法違反)国外逃亡をして
いる訳ですよね?それで、逆に迫害を受けた事を逆手に取っての謀略説の引用ですか・・・
こういった謀略説・陰謀説についても、単に第三者が勝手に遊び半分で造り、広めているだけだと
私は思います。大方、AWG宣伝のブログにコピペ転載されている内容を見てしまったのでしょう!!
こんな事をもし信じているのであれば、とんでも無い事です。こんな謀略・策略説なんでいくら
でも簡単に作り出せます。例えば、
■AWG治療器にはあらかじめ欠陥が仕込んであります。理由は、同じ開発者がライフデジタル
 という別の製品を作って、販売を伸ばす為です!
■警察は、犯人を逮捕しても、検察とグルになってすぐに犯人を釈放します。でないと、犯罪
 を犯す人が減ってしまいます。すると、自分達の仕事も減ってしまって、査定に響くからです。
等等・・・

それから、
>医者は完治させてくれません。
>極論ですが患者は利益を得られるお客様なのです。

これまたすごい理屈ですね!(苦笑)
”医者”とは何か?(最後にWikipdeiaより抜粋した説明をしておきますので参照下さい)・・・
医師・医者とは、医療従事者であり、傷病の診療・予防・公衆衛生の普及とあります。
難病の完治請負人ではありません。全ての病気を完治させる事が義務付けられたら誰も医者には
なれないです。
ちなみに、私個人の医者に対しての理解は、患者さんの希望に沿って、その患者さんのQOLを高めて
くれる者(高める手助けをしてくれる人)・・という理解をしております。
気まま人殿の病気を、きちんと「重症筋無力症」と判定し、きちんと標準治療(胸腺摘出手術、
パルス療法・グロブリン療法)を施してくれた主治医さんがおられるはずですが、その主治医さんと
何かあったのでしょうか?もし、主治医さんの言う事(MGは難病で、免疫抑制によって治療していく
必要がある・・・云々)が納得できなかったという訳でしょうか?
いづれにせよ、きちんとした治療(標準治療)を蹴って、第三者治療(AWGのような民間処方)に走った
という事には、お医者さんに対する何らかの不信感があったからそうなった訳でしょうか?
貴殿の文面から察すると、自身の病気を治してくれない医者なんかは医者ではない!こうなったら
自分は民間療法を試して、病気は治してやるんだ!・・・という事ですかね!!

AWG治療器は、マイナスイオンの波動照射機器という(第三者とおぼしき方々がコピペ転載引用した
だけのブログ等では)説明がなされ、免疫力を高めて自然治癒力がつくだの・・・もっともらしい
効果・効能が謳われています。
そもそも、MGは、自己免疫疾患ですよね!?その自己免疫抗体(アセチルコリン抗体)を高める事が
治療になるのでしょうか?(マイナスイオンなる語句についての説明も、最後に付加しておきます)
まあ、きっとその治療器を販売宣伝されておられる所からは、「特定周波数により、その抗体だけを
殺します!」とか、「この治療器は、本来の貴方が持つ自然の免疫力に近づけるものです!」等と、
適当な説明をされたのではないでしょうか?
このAWG治療器を使って、このMGを完治させた!と声高々に叫び、他の方へも推奨するのであれば
それなりの証拠(医学的には、臨床データー)を示していただかないといけません。例えば、
AWG治療を受ける前と受けた直後に採血してもらい、アセチルコリン抗体の数値データーの変化を
公表する・・・とかです。(100あった抗体値が、一気に0.1までに下がった・・・等です)
糖尿病も同じです!。ヘモグロビンA1Cの値が、波動照射する前と後でどう変化したのか・・・等。
単に、”自分は、完治・克服したんだ!!”と声高々に叫んだ所で、現状の貴殿のブログでの成り行き
や、他のネット内での説明をを拝見すると、とてもAWG治療器にMG(他の難病も含めて)を完治させる
能力がある医療機器であるとは到底信用できませんし、そのこと(完治できない事を)皮肉にも
貴方ご自身がブログで書き綴っておられるからです。
MGという疾患について、現代医学をもってすれば、命に関わる程の重病ではないので多少の誤解や
誤認は寛容されるかもしれませんが、自身のかかっておられる疾患についてもっと真剣に向き合って
勉強された方が良いと思います。
ちなにに、AWG治療器にまつわる宣伝をしていたブログやHPは、最近になって記事を閉鎖したり、
”あくまでも○○からの転載記事”!と表現を変えたり、AWGの紹介はもうやってません!という
風に、あからさまにまるで他人事の表現に変えていっておられるようです。

貴殿の主張される、「諦めないで、もっと色んな治療法や薬を試しましょう!」・・・という、
チャレンジ精神は立派です。ただ、私みたいに一般庶民の人間では色んな民間治療を試すだけの
経済的余裕、精神的余裕、時間的余裕がありません。そこで、気まま人殿におかれましては、
ぜひこれからも色んな民間処方にチャレンジして頂いて、ご自身のブログ内でその成果を発表して
頂けたらと思いますし、切にお願い申し上げる所存です。
YouTube等の紹介では、「気功で重症筋無力症を克服した」方もいらっしゃいますし、東北には、
「超能力を持つ治療家」もいらっしゃるそうです。世の中には色んな治療方法、色んなサプリメント
があふれています。ぜひ、今後とも引き続き、様々な民間療法についての体験調査・結果報告活動
頑張って頂きたいと存知ます。

もう一つ、気になったので追記させて頂きますが、
気まま人殿が、自慢されておられる治療薬(MMS)って、海外から輸入販売されている未認可の
サプリメント(ミラクル・ミネラル・サプリメント)の事でしょうか?もしそうであれば、
私なら頼まれても服用等はしません。中身は、塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸とも聞いてます)
だそうです。MMS1とかMMS2とかもっともらしい名前をつけられていますが、塩素は、ご存知の通り
小学校のプール等に入れる消毒剤です。排水パイプ洗浄剤にも使用されます。独特の匂いがします。
要は消毒液です。服用すれば健康どころか、病気になる(腹痛・下痢・発熱等を引き起こす)と
調査結果が出た為、米国FDAやらWHOがサプリメントとしての製造販売を取り消している
(もう何年か前の事です)はずです。
輸入販売業者は、当然ながら、「万能な治療薬であるMMSを妬んだFDAの役人が認可を取り消し
したのです」というような謀略説を撒き散らしているようですが・・・
念の為ですが以下、MMSについて・・・知恵袋に説明がありますので、ご参考にどうぞ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1055650680

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1026492415;_ylt=A2RAEENgdZ1UqGgAlKyOAPR7?pos=2&ccode=ofv

では、今後とも重症筋無力症に有効な、治療方法の探求探訪調査報告、頑張って下さい。


~~以下、Wikipediaの説明より抜粋~~
〔医者〕: 医療および保健指導を司る医療従事者。医学に基く傷病の予防、診療および公衆衛生
      の普及を責務とする。
〔完治〕: 体に負った傷、あるいは病気などが完全に治ることを指す。狭義では「よくなった」
      ことを指し、「完全に
      治った」ことを表す。
〔寛解〕: 永続的であるか一時的であるかを問わず、病気による症状が好転または、ほぼ消失し、
      臨床的にコントロールされた状態を指す。
〔糖尿病〕:血糖値やヘモグロビンA1c値が一定の基準を超えている場合を糖尿病という。
〔マイナスイオン〕:空気中の過剰電子によりイオン化した大気分子の陰イオンを表すと思われる
          和製英語である。マイナスイオンの健康面の効果については、いわゆる
          「マイナスイオンブーム」が巻き起こった。1990年代の終わりから21世紀の
          初頭にかけて、十分な裏付けが得られないまま効能を謳うメーカーが数多く
          現れた結果、「似非科学商法」を糾弾する社会問題に発展した実態がある。
          また、厚生省の認可を受けた医療機器として、マイナスイオン電子波動投射装置
          (AWG)が存在する。大阪大学の菊池誠教授は「イオンという科学用語を使用して
          あたかも科学的に立証されているかのように誤解を故意に与える疑似科学・
          オカルト・霊感商法として関連物品の販売に使用されているのが実情である」
          と報告する。
〔MMS〕: ミラクル・ミネラル・サプリメント又はソリューションの略。成分は、亜塩素酸ナトリウム。
     <以下、Natorom氏(内科医)の説明書から抜粋>
     最低限の医学知識を持った人で、「物質X」つまりMMSがさまざまな病気に効くと考える人
     はいません。病気に効果あるどころか、米国FDAは、亜塩素酸ナトリウムを含む製品が
     「吐き気、嘔吐、下痢、脱水などの健康被害を生じる可能性がある」と警告しています。

(44) 怪しい医療系詐欺に会わない為に・・・・

2014-12-22 08:30:20 | 日記
退院後、2ヶ月も更新をおろそかにしていましたが、個人的に色々と自己啓発に励んで
おりました。^^;

前回の入院治療後、症状も無くなり、普通に日常生活を送る事ができるようになってます。
日課だった近所公園を歩きまわったり、週の半分の割合で区民プールにも通い、
趣味であるハイキングや、魚釣りも復活して楽しんだりしています。
免疫抑制剤を服用して、みるみる10Kg太った体も、ようやく元の体重に戻りつつ
あります。(むくみも感じなくなりました)

併せて、開いた時間を利用して、重症筋無力症を患った方々の体験談HPやブログ等を色々
参考がてら、読み漁っていたりもした次第です。で、その方々のほとんど(治療中の方は
除くと)の方は、きちんと標準治療(投薬や手術等)を受けて、皆さん無事寛解して、
日々過ごされておられる方々(私的には同胞とてもいうべきか)が殆どのようである。
中には、症状をコントロールしながら、エベレストへと登頂されたりされておられる
猛者もおられるようで、こういう方の生き様には非常に勇気を与えてもらえる次第。
反面、ネットで検索して見つけた代替療法を信じてしまって、独自の判断で「完治・克服」
を声高々に叫び、他の難病患者さんへ宣伝・勧誘を繰り広げて失笑・顰蹙を買ってしまって
おられる方もおられたり・・・とバラエティに飛んだHPやブログを拝見する事ができました。

このMGについては流石に難病とされているだけの事はあるようで、治療を受けた結果、その
特有の症状(目瞼下垂、四肢筋力の衰え、複視、硬音障害等)が感じられなくなった段階で、
安心して日々過ごしていたら、十数年ぶりに症状が復活して慌てておられる方とか、数年
単位で症状の復活・改善を繰り返す方もいるようである。
中には、アセチルコリン抗体値が優に100を超えているのに、何の症状も出ない方もいらっしゃる
ようです。
やはりこの免疫性疾患というものはその人個人個人によって受けるダメージもそうであるが、
症状も色々と異なっているようで、色々参考になる次第。

症状が悪化する場合のパターンは、やはり免疫(アセチルコリン抗体)の増減が関係している
事がほとんどのようである。私の場合もそうであるが、免疫抑制剤(ブレドニゾロン)を減らし
た事が原因になると思われるが、症状が悪化(目瞼下垂)したのが前回の入院報告になった次第。
それで、ステロイドパルス治療を受けて、症状は消えてしまってはいるが、免疫抑制剤は
きちんと続けるようにしている。
この免疫抑制剤(ブレドニゾロン=副腎皮質ホルモンと言われる)については、夢の治療薬と
されている反面、副作用(糖尿病が悪化したり・・・高血圧がひどくなったり、体がむくんだり
・・体重が増加したり・・・更には、骨密度も悪くなったり)もある事もわかっているし、きちんと
主治医さんからも説明は受けている。しかるに、できることならこの免疫抑制剤を服用しないで
いたいのは我々患者だけではなく、健康な方でも同じ気持ちであるのは間違いない事である。
(薬は基本的には服用しないに越した事は無いのは私でも重々承知している)

しかるに、この手の難病や癌、HIV等のような難しい病に対して、色んな誘惑(医療系詐欺と
言うと叱られるかもしれないが、根拠の無い治療器やら治療法等を紹介・宣伝しているHPや
ブログ等にも遭遇したり、はたまた勧誘をしてくる所もある始末)に出くわす機会も増える訳
で・・・・
良い言い方をすれば民間療法(代替治療)と言えるが、悪く言えば医療系詐欺療法とも言える
であろう。

昔から、よくあった「アガリクスは癌に効く」だの、「プロポリスが免疫を増強する」と
いったような類(要は、書籍売り場の家庭の医学のコーナー等に行けば、この手の本が
ずらりと並んでいる訳ですが)が医療薬品的な効果効能を謳って販売されていた事例も
多々あったと記憶している。
実は、私は20年程前に高血圧を煩ってしまった事がある。当時、健康診断で血圧が高く
なりつつあった頃、その当時、ケールという野菜から作られた青汁を血圧安定食品と信じて
取り寄せて愛用していた会社上司の薦めもあって、私も早速その冷凍青汁パックを取り寄せて、
毎日飲んでいた事がある。
しかし、血圧は下がるどころか、どんどん上昇して行った訳で・・・青汁を1年間続けた挙句、
健康診断で、重症の高血圧と診断を受け、慌てて病院へ行って診察を受けて薬を処方して
いただいた所、すぐさま血圧は安定した訳で・・・
診察してくれた当時のお医者さんや、薬剤師の先生にこの事を話した所、青汁は薬ではなく
健康飲料です(いわゆるサプリと呼ばれる)。そんなのに血圧を下げる効果はありません
よ~と。ただ、貴方のように、そういう意識(健康になろうとする・・・健康維持を目的
として)をもってサプリ等に手を出す気持ちは大事ですね!と諭された事があります。

昔は、TV等(早朝の健康番組等)で、よく○○ニンニクエキスを飲んで癌が消えたとか、
○○酸が膝の難病を完治してくれたとか、○○のお酢で末期癌に効いたとか・・・ロイヤル○○ー
が若返りを促進だとか・・・臨床実験で証明された訳でもないような効能を謳って、宣伝され
ていたが、今ではこの手の宣伝まず見かけなくなりました。
当時に比べて、今では「薬事法」「医師法」が厳しく精査されるようになり、科学的に
実証されてもいない効能・効果を謳っての、いわゆるインチキ詐欺商法がやりにくくなった
為ですね。

よって、最近の健康食品販売のTV宣伝等では、「えがおの黒酢・・・皆さん健康維持の為に
毎日飲んでますか?飲んでますよね!?」という、当たり障りの無い紹介のやり方でしか
できなくなっているのが実情ですね。
特にTV等での宣伝・報道ともなると視聴者も当然それを信用してしまう訳で・・・2年ほど
前に話題になった、「納豆で痩せる。納豆で健康になれる」という番組が放映された後
納豆騒動が起きて、そこらじゅうのスーパーから納豆が消えた!という事象も、まだ記憶
に新しいですね。

ところが、インターネットを使用しての違反商品の宣伝販売を取り締まるのはそう簡単では
ないようですね。宣伝HPなんかは、睨まれたらすぐに閉鎖し、他の名前でで開業したり・・
効能効果の表現を微妙に変えて宣伝したり・・・と。
また、ブログやツイッターを利用して宣伝したり、そのブロガー等をうまく利用して、宣伝
させたり(いわゆるコピペ宣伝みたいな)といった手口が多いですね。
私も以前指摘したのですが、「マイナスイオン」とかの擬似科学用語を用いて、効果効能を
宣伝している治療法やら機器宣伝がありますが、その段階で”アウト”と思っています。
「波動エネルギー」とか、「ミネラル」「ミラクル」「気の力」とかの用語を頻発させる
治療法なんかが、それだと思います。
それから、その治療機器及び治療法が旨く一般に広まらない(認可されない)事を逆手に
とっての策略説、謀略説を唱える所はもっと怪しい(というか、詐欺確定)だと言えると
思われます。
例としては、
■この治療器が売れると、医者が儲からなくなるから厚労省は医療機器として認可しないのです
■この薬が認可されると、大手医薬品メーカーが打撃を蒙るから認可されない
これが米国等の場合だと・・・
■FDAが否定するのは、この商品を認可しなかった手前、どうしても修正ができないからです。
■WHOが、この薬品を認可しないのは、機関の中に普及するのが困る役人がいるからです

まあ、こんな感じですが、以上のような謀略説までも信じてしまう人も中にはいらっしゃる
ようです。
(”MGを完治・克服した”とブログで声高々に自己自慢されておられる方がその筆頭でしょう)
その自己自慢されておられる方のブログを拝読するに、当初は医療系詐欺師の匂いが プンプンして
いましたが、最初から読み直してみた所、藁を掴む思いで飛びついた波動治療器が、自分的には
効果があったと信じ込み(この方は、きちんとした標準治療・・・胸腺摘出手術、パルス療法、
ガンマグロブリン血漿交換療法等を受けられたようで、標準治療の効果が現れるのが待てなかった
のでしょう・・・・結果、藁にすがる思いで飛びついた波動治療器なるもので症状が良くなった・・
と、見事にプラシーボ効果に陥ってしまったようです)お陰で、MGは完治・克服できた・・と。
逆に、病院のお医者さんは、完治させてはくれない、無責任だ!・・・と、逆にお医者さん
の否定をするようになってしまっているようである。しかしその後の経過としては、症状が再発し
結局は、その治療機器までも個人購入し、更には、他のサプリメントにまで手を伸ばしているそう
なので、まあ、見事に民間療法のスパイラルに陥ってしまった例でしょう。
MGを完治・克服どころか・・・”現在治療に専念中”だという事を告白しているようなものです。
(ご本人は、完治したんだ!と譲らないでしょうけど・・・苦笑)
ただ、この方の行動は、ある意味、難病に苦しむ方々の人柱となって数ある訳のわからない民間療法
を一つ一つ試してくれている・・・と思えば、有難い存在な訳です。
ただ、やってはいけない事が、第三者への勧誘・宣伝ですね!ご本人は開発者でも主治医でも
ないのに、他の難病者等のブログやHP等に、奇跡の出会いとか、目から鱗・・・等と過大表現を
使って、宣伝行為をしておられます。挙句に、「信じる者は救われる」とか、「あくまでも
自己責任で試して下さい」等の表現があります。トドメは、「駄目で元々じゃないですかぁ、もっと
色々試しましょうよ~」これこそが医療系詐欺師の手口なのです。
この方は、私のブログにもコメントを寄せてこられています。→
これについては、私のブログ上で公開反論・・・といいますか、意見を綴って行こうと思います。

最後に、こういった医療系の詐欺事案に騙されない為に、本物のお医者(内科医)サンが纏め
あげた本があります。その本は、私も読んでみました。まあ、通常の知識と、詐欺等に対しての防御の
心構えがあれば読む必要はありませんが、その本を紹介しているHPがあります。
それはこちら↓↓
http://blogos.com/article/95996/?p=1
又は、こちらも参考にして下さい。
http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2014/10/post-b5e1.html
『「ニセ医学」に騙されないために』には、ダメモトで代替医療を試してみようという意見にも、
きちんと反論する。なぜか臨床研究も論文もない「画期的な治療」が、自分に効くと信じられる
のだろうか(答:信じたいから)。


ー以上ー

(43)リハビリを終え、無事退院^^;

2014-10-21 06:46:17 | 日記
<2014年10月9日~11日>

前回のブログ更新後、使用していたネットに接続できなくなってしまっていたので更新が
できなかった・・・(通信制限を越えていた為のようである)

MRIによる検査では異常はみられなかったようだ。
瞼も開くようになり、複視もほぼ元通りに(正視状態は何ともない・・・が、横目にしたり
斜めに眼球をやると、複視にはなります)なり、リハビリ(眼球筋のマッサージ、平衡感覚
のトレーニング・・・他、自転車こぎなど)を毎日、3時間程こなしていた。
めまいやふらつきに関しても、ほぼ元通りに戻ってきた事もあって、早く通常の生活
に戻りたいという意欲が湧き上がってくる。

ただ、自分の体に、唯一気になる現象が・・・パルス療法を受けた後、1日経って、右手首の
皮膚に痛みが走り出し、気がつけば水ぶくれが急激に発達。放っておいた所、直径2cm程の
大きな水膨れに成長。


(手首にできた水ふくれ。結構痛い・・・・つぶしたいが、我慢・・・)
主治医さんや看護婦さんは????・・・とりあえず成長が止まったようだから・・つぶさずに
引っ込むまで辛抱しましょう!という事になる。
→結局はつぶれてしまうのであるが・・・(苦笑)

主治医さんとの話あいで、症状もおちついて日常生活に支障のないレベルに戻ったので、
退院の話を・・・・結果、週末の3連休に退院する事となった。
リハビリセンターに出向いているだけならまだしも・・・病室では暇(動き回れるように
なると)である。患者4人の部屋で、カーテン1枚隔てた隣には、ご年配のご老人らしく
時折、痰を吐いたりうめいたりの声も聞こえてくる始末だった。
と、この日の病院食は、秋の行楽弁当仕様との事で、ちょっとゴージャスだった・・・・

(秋の行楽弁当という名目で出てきた病院食)

<2014年10月12日>
この日は、ようやく退院である。
(退院は、ほとんどの病院でも同じだと思われるが・・殆どが休日・・(土日等の)にしている
所が多いようである。(患者の家族等の関係を考慮されているのであろう・・)
パターンとしては、朝食を済ませて、事務方から治療費+入院費用の請求書を受け取って、
それを病院の受付で支払いを済ませてから、退院となるパターンです。

そうそう、気になる水ぶくれだが、結局は発生一日後に、つぶれてしまって、看護婦さんに
クリームを塗ってもらってガーゼを充ててもらった。
ただ、相変わらずやぶけた皮膚からは相変わらず体液が出ているようである。
(手首を動かすと結構痛い・・・・が、ここはあえて気にしない事に・・・が、期待に反して
この水ぶくれが長引くのである・・・)

朝食を終え、身の回りの荷物を整理して持ってきた旅行バッグに荷物を詰め込んで・・・

(ベッドには雑誌が・・・TVを見たり・・・PCを触ったりして入院生活を満喫していた)

しばらくして嫁が迎えに来たので、看護婦さんに挨拶を済ませて無事退院となった。


因みに、今回の入院治療にかかった費用だが、明細を見ると、正規請求書は、40万程だが、
健康保険及び、特定疾患医療受給者等のおかげで、支払いは、1万円程で済んだ。(@@)
さすが・・・国指定の難病という事だけの事はあるな・・・と実感した次第!!

ー以上ー






(42)首から上のMRIを撮ってもらう

2014-10-09 09:04:04 | 日記
<2014年10月8日>

この日、年の為の検査(首から頸椎等に異常がないかどうか)の為、MRIを
撮ってもらう。
MRIは主として脳血管画像(脳梗塞等があるのか・・)等を撮像する為の磁気
共鳴装置ですね!!
もう、かれこれ数回(他の脳外科等でも)受診した事がありますが・・・・

検査中はとにかく音がうるさい(ブーとかパーとかビビビビ等の)ので基本的
にはヘッドフォンを付けて検査を受けるのだが・・・


(仰向けに寝て、あの丸い穴に上半身を入れて検査する)
こちらの病院では、ヘッドフォンをしてくれず、20分間、超うるさい音に
じっと耐えているだけだった。

あとは、いつも通り、午前中1回(主としてマッサージ)、午後2回(マッサージ
及び眼筋運動)のリハビリを受ける。

それから、主治医さんから通達で、今回入院してすぐの血液検査の結果・・・
アセチルコリン抗体が、16だった事を告げられる。
7月時点では、8まで下がっていたのだが・・・要するに、急上昇していた訳だ。

やはりこの自己免疫というのは、慣れるまでのコントロールが難しいのかな・・・
と再認識させられた次第。

ー以上ー