ども、週末の天気が気になってしょうがないちんきーです。
先日見たTV番組「世界一走り続ける民~メキシコ・ララムリ~」で現在ララムリ最強と謳われるアルヌルフォ氏が普段食べているものが少しだけですが紹介されてました。
普段は「トルティーヤ(具無しぽい)」と「ひよこ豆の煮た物」を1日2回だけ。
その時は「やっぱり秘境(失礼かな)だと大体食べるものが質素なんだなぁ~」位にしか思ってなかったんですね。
※西欧化がすすんでコーラとか飲んでる様ですが・・・とは言え収入が少ないので頻繁には買えないと思います。
でもよくよく考えてみると彼はこの様な食事で育ち今もそれで100kmトレイルレースに出ているんですよね。
しかもあの険しい道を8時間台で走り切るんです。
(今回不調で10時間台、ちなみにレース中は補給食のフルーツとか摂ってます)
日本だと「栄養(素)に偏りがあってしかも食べ(れ)る量が少ない」って指摘されそうな感じなんですがその食事で成長して超人的な力を発揮している事に疑問が湧いたわけです。
そこで思い出したのが昔NHK BSで放送した《プレミアム8<紀行>夢の聖地へ
「ケニア・リフトバレー 最強ランナーの秘密を探れ」》のなかでケニヤの選手達がやはり質素な食事をしていた事。
確か多くの選手が貧しい家で育ち取材したチーム(ナショナルチーム?)でも量はあっても内容は国内であればアスリートの摂る食事としては必須の栄養素が不足していると指摘を受けるような内容のものだったと記憶してます。
実際の所ケニアは豊かな国ではないので一般の食事事情でも日本から見れば相当質素ではないかと容易に想像できますよね。
ですがケニアはマラソン世界記録保持者を多数輩出す世界一のマラソン王国なんです。
つまりララムリと同じ様に「元々栄養(素)に偏りがあって食べ(れ)る量が少ない」生活環境で成長した選手達が超人的な力を発揮している証拠みたいな事例ではないでしょうか。
(当然生活環境、練習環境とかの方がより重要だとは思いますが)
そこで自分なりに色々考えてみました。
で思いついたのが「そもそもヒトは食事を摂らない(飢餓状態)のを前提にした生き物」では無いかと言う事。
野生動物の生態などを教えてくれるTV等を観れば判りますが野生動物って基本「食べれて無い」ですよね。
それこそ「餌を捕る」事が命がけ。
(食べれなければ「死」あるのみ)
草食、肉食を問わず「毎日キチッと餌を食べている」なんてありえない。
季節によっては「餌」が無く絶食状態で過ごさなければならない事だってあります。
「ヒト」だって現在の様に文明が発達して食糧事情が充実するまで粗末な食事だったみたいです。
(とは言え現在でも充実しているのは先進国だけですけどね)
ヒトが農耕を始める15000年(と言われてる:wiki出典)前の採取、狩猟、魚労の時代はもしかしたら現在の野生動物のような食事状況だった可能性が大ではないでしょうか。
(ホモサピエンスは25万年前、アウストラロピテクスなら2~400万年前から)
そのことから三度三度の食事を摂る様になったのはごく最近で基本的にはヒトは飢餓状態で進化し生活してきた動物であるという事になります。
この考えを前提に考えると現代の日本人(ヒトとして)は「食べすぎ」なのかもしれません。
だから「肥満」なんていう自然(野生)ではありえない状態になっているんだと思います。
そしてもしかしたらこの「食べすぎ」状態が運動パフォーマンスに影響しているのかもしれません。
よく「今の日本人はハングリー精神が無くなった」と言われますよね。
(特に格闘技系)
この言葉って「精神」からわかる様に「気持ちの強さみたいなもの」に対して言ってます。
(いわゆる貧困からの脱出のとかです)
でも本当は「ハングリー」でないこと自体が原因なのかもしれません。
つまり「ハングリー(飢餓)」状態=「死に直結するような状態」で生きていく、要はそれだけ厳しい状況で生活していれば身体も強くなると言う事です。
例えるなら動物園で生まれ育ったライオンと野生で生まれ育ったライオン、どちらが生命力があるか・・・直ぐにわかると思います。
と考えると運動パフォーマンスを向上させるのに「小食」と言うのは有効かもしれません。
例えば朝食摂らないとか練習前は必ず空腹でなるべく補給とかしないとか。
(水は別)
極めつけは「断食」でトレーニングとか・・・・かなり危険ですが・・・
まああくまでも自論ですけどね。
でも普段から食べない生活をしていたらマラソン大会本番等で栄養補給系の食料や飲料がより威力を発揮してくれそうでそれだけでもメリットはありそうですね。
(当然ダイエットにも)