中国軍の動きはすでに日本国内でも注目されているが、韓国軍の不穩な動きには、いまだ関心が集まっているとは言えない。前回に続いて、最近の韓国軍の動きを追ってみる。
韓国軍へのF15K配備を、中国メディアは、対日本向けと暗示したことは、前回、触れたが、その他にも、いくつか、関連記事が出ている。
①9月18日鳳凰網:中韓兩國海軍將於12月開通應急直通熱線電話
鳳凰衛視9月27日消息 據聯合通訊社報道,中韓兩國海軍將於12月左右開通應急直通電話。韓國海軍總部(位於忠清南道雞龍台)27日準備提交給韓國國會國防委員會的國政監查資料顯示,為與中國海軍有效溝通,擬從今年12月起運營韓中海軍應急聯絡網。
據悉,兩國海軍在最近的中韓國防政策工作協商會議上就運營應急聯絡網達成協議,決定在雙方艦隊司令部級部隊間開通可隨時接通的電話。據傳,為緩解中國漁船在韓國西海北方界線(NLL)海域非法捕撈等引起的緊張局勢,韓國軍方正考慮在平澤兩個艦隊安裝電話。報道稱,中韓海軍應急聯絡網開通後,將主要用於交換中國漁船非法捕撈信息,可迅速予以應對,並有望交換接近關於朝鮮半島領海和領空的不明飛機和艦艇的信息。目前,韓國海軍與日本、俄羅斯、印尼和馬來西亞海軍運營著應急聯絡網
http://news.phoenixtv.com/phoenixtv/83888339152797696/20050928/648814.shtml
これは、中国海軍と韓国海軍のホットラインが開設されるという記事で、艦隊司令部間にいつでも連絡可能な電話がひかれる。目的は、下から3行目から「主に中国漁船の不法な操業の情報を交換し、迅速に応対できるようになる。ならびに、朝鮮半島領海と領空の国籍不明機と艦艇の情報を交換することが望まれる。今、韓国海軍は日本、ロシア、インドネシア、マレーシア海軍と緊急連絡網を運営している」
「朝鮮半島領海と領空の国籍不明機と艦艇の情報を交換することが望まれる」という国籍不明機と艦艇が、北朝鮮やロシアでないことは、この新聞が中国のものであるとこから明かである。アメリカを含め「日本」を間接的に指しているのは、明かといえる。
②10月1日新京報:韓有望自造中程地空導彈 旨在替代美制隼式導彈
目前正處開發階段,旨在替代美制隼式導彈
新華社漢城9月30日電 (記者張錦芳)據韓國聯合通訊社30日援引韓國國防科學研究所提供的消息報道,韓國正在開發新一代中程地對空導航武器,以替代韓國軍隊正在使用的美制隼式導彈。
韓國國防科學研究所自1998年起投資5558億韓元(約合5.4億美元),著手開發新一代防空導航武器。該計劃定於2010年完成,自2011年起形成戰鬥力,並陸續用來裝備韓國軍隊,以取代目前的防空導彈。開發中的新一代導航武器射程約50公里,最大飛行高度約25公里。這種導航武器還具有攔截低空入侵的敵方戰鬥機、直升機、無人偵察機和來襲戰術導彈的能力。同時,韓國國防科學研究所正在進行一項陸海空軍綜合衛星通訊系統研究計劃。該計劃自1996年開始,至2007年完成。為此,韓國軍方將在明年6月發射的「無窮花5號」衛星上搭載軍用通訊中繼器,用於部隊聯絡。
http://news.sohu.com/20051001/n227105887.shtml
韓国軍のホークに替わる中距離地対空ミサイル開発を伝える記事で、2010年完成、11年配備が決まっている。対象は下から4行目に「この種の誘導兵器は、低空で侵入する敵方の戦闘機、ヘリコプター、無人偵察機を阻止し、戦術ミサイルを迎撃する能力がある」とある。さらに、陸海軍統合衛生情報通信システムが進んでおり、2007年に完成する。来年6月、韓国は軍事通信衛星「無窮花5號」を打ち上げ、部隊間の連絡に使う。中国の新聞なので、ここでの「敵」は、先の記事と同様に、北朝鮮やロシアでないのは明かである。アメリカを含む「日本」を想定した書き方が、ここでもされている。
③10月13日東方網:韓國陸軍將於2010年前列裝新一代主戰坦克[圖]
韓國陸軍裝備的K1A1主戰坦克
東方網10月13日消息:韓國軍隊將於2010年前列裝新一代主戰坦克(KMMBT)。新坦克項目10月12日在首爾舉辦的2005韓國陸軍節上向公眾作了展示。
早在1995年前,韓國數個軍事研究所已開始首手研製新型坦克。政府為此已經投入了2.3億美元。據悉,韓國的未來型坦克將裝備可發射反坦克導彈的120毫米滑膛炮。坦克全重55噸,將裝備先進的電腦火控系統。該系統能獨立引導導彈對靜止或運動目標實施打擊。
http://mil.eastday.com/eastday/mil/node62186/node62667/node62669/node92546/userobject1ai153902
8.html
これも韓国軍の新兵器を紹介する上海の新聞記事。2010年に配備される。120ミリ滑空砲を備え、コンピューター制御の火力制御システムを裝備し、静止目標、運動目標へそれぞれ独立して弾道を誘導し、攻撃できる。アメリカ軍のM1A1や日本の自衛隊の90式戦車と同じレベルで、中国各紙は、その裝備を詳しく報道している。
中国yahooの記事は、さらに詳しいhttp://cn.news.yahoo.com/051012/1302/2fgvn.html
以上は、一種の状況証拠に過ぎない。しかし、韓国大統領盧武鉉の動きと合わせて考えれば、韓国が何を「敵」と考えているかは、自然と明らかになる。
一々訳すことはできないので、数で示すが、簡体字で盧武鉉のgoogleニュースを検索すると、1310件のヒットがあった。中国関係では、盧武鉉が中国を褒めたたえる以下のような内容の記事が多数出ている。
盧武鉉:「中華經濟沒有日落」10 民營經濟報
韓國總統盧武鉉日前在3000多名華商出席的世界華商大會開幕儀式上稱,「中華經濟沒有日落」,韓國和中國有數千年的友好交流歷史,未來要將這一合作領域擴大到海外華商的範圍。
他說:「中華經濟沒有日落。我們對各位來賓成功經營的神話早已有所瞭解,華商資本已成為對全球經濟影響最深的經濟體。今年的第八屆華商大會也已成為全球性的商界慶典活動,從這一點來看,它在首爾召開具有深遠的意義。」「韓國和中國有數千年的友好交流歷史,最近『韓流』和『漢風』所掀起的熱潮就充分證明這點。今後,我們需要將這一合作領域擴大到海外華商的範圍。」
盧武鉉用「股市的成長股」比喻韓國目前的經濟狀況,「汽車、造船、鋼鐵等傳統產
業具有世界一流的競爭力,信息技術、生物技術等高科技的發展也令人刮目相看。」
他向商家們許諾:「韓朝半島的安全問題絕不會給你們的商業活動形成阻力。在第四屆六方會談中,我們在朝核問題上已經獲得了重大進展,目前,韓朝之間的和睦氣氛十分濃厚。」
最初の2行を訳すと「韓国大統領盧武鉉は先日、3000名を超える中国商が出席した世界中国人商大会の開幕式で、「中国経済に日沒はない」、韓国と中国には数千年の友好の歴史があり、今後協力域を海外の中国人商にまで広げる必要がある」
類似の発言を、「韓国大統領盧武鉉」は繰り返しており、中国紙で多数取り上げられている。
日本との関係では、こうした発言はまったくなく、先に挙げた軍事関係では明らかに「衣の下から鎧が覗く」状況で、日本国内で言われるような「友好」など、もう成立する余地はないであろう。
中国・北朝鮮関係で紛争が起こったとき、韓国軍に脇腹を突かれることは、日本の命運に関わる。このことは忘れてはならないだろう。
韓国軍へのF15K配備を、中国メディアは、対日本向けと暗示したことは、前回、触れたが、その他にも、いくつか、関連記事が出ている。
①9月18日鳳凰網:中韓兩國海軍將於12月開通應急直通熱線電話
鳳凰衛視9月27日消息 據聯合通訊社報道,中韓兩國海軍將於12月左右開通應急直通電話。韓國海軍總部(位於忠清南道雞龍台)27日準備提交給韓國國會國防委員會的國政監查資料顯示,為與中國海軍有效溝通,擬從今年12月起運營韓中海軍應急聯絡網。
據悉,兩國海軍在最近的中韓國防政策工作協商會議上就運營應急聯絡網達成協議,決定在雙方艦隊司令部級部隊間開通可隨時接通的電話。據傳,為緩解中國漁船在韓國西海北方界線(NLL)海域非法捕撈等引起的緊張局勢,韓國軍方正考慮在平澤兩個艦隊安裝電話。報道稱,中韓海軍應急聯絡網開通後,將主要用於交換中國漁船非法捕撈信息,可迅速予以應對,並有望交換接近關於朝鮮半島領海和領空的不明飛機和艦艇的信息。目前,韓國海軍與日本、俄羅斯、印尼和馬來西亞海軍運營著應急聯絡網
http://news.phoenixtv.com/phoenixtv/83888339152797696/20050928/648814.shtml
これは、中国海軍と韓国海軍のホットラインが開設されるという記事で、艦隊司令部間にいつでも連絡可能な電話がひかれる。目的は、下から3行目から「主に中国漁船の不法な操業の情報を交換し、迅速に応対できるようになる。ならびに、朝鮮半島領海と領空の国籍不明機と艦艇の情報を交換することが望まれる。今、韓国海軍は日本、ロシア、インドネシア、マレーシア海軍と緊急連絡網を運営している」
「朝鮮半島領海と領空の国籍不明機と艦艇の情報を交換することが望まれる」という国籍不明機と艦艇が、北朝鮮やロシアでないことは、この新聞が中国のものであるとこから明かである。アメリカを含め「日本」を間接的に指しているのは、明かといえる。
②10月1日新京報:韓有望自造中程地空導彈 旨在替代美制隼式導彈
目前正處開發階段,旨在替代美制隼式導彈
新華社漢城9月30日電 (記者張錦芳)據韓國聯合通訊社30日援引韓國國防科學研究所提供的消息報道,韓國正在開發新一代中程地對空導航武器,以替代韓國軍隊正在使用的美制隼式導彈。
韓國國防科學研究所自1998年起投資5558億韓元(約合5.4億美元),著手開發新一代防空導航武器。該計劃定於2010年完成,自2011年起形成戰鬥力,並陸續用來裝備韓國軍隊,以取代目前的防空導彈。開發中的新一代導航武器射程約50公里,最大飛行高度約25公里。這種導航武器還具有攔截低空入侵的敵方戰鬥機、直升機、無人偵察機和來襲戰術導彈的能力。同時,韓國國防科學研究所正在進行一項陸海空軍綜合衛星通訊系統研究計劃。該計劃自1996年開始,至2007年完成。為此,韓國軍方將在明年6月發射的「無窮花5號」衛星上搭載軍用通訊中繼器,用於部隊聯絡。
http://news.sohu.com/20051001/n227105887.shtml
韓国軍のホークに替わる中距離地対空ミサイル開発を伝える記事で、2010年完成、11年配備が決まっている。対象は下から4行目に「この種の誘導兵器は、低空で侵入する敵方の戦闘機、ヘリコプター、無人偵察機を阻止し、戦術ミサイルを迎撃する能力がある」とある。さらに、陸海軍統合衛生情報通信システムが進んでおり、2007年に完成する。来年6月、韓国は軍事通信衛星「無窮花5號」を打ち上げ、部隊間の連絡に使う。中国の新聞なので、ここでの「敵」は、先の記事と同様に、北朝鮮やロシアでないのは明かである。アメリカを含む「日本」を想定した書き方が、ここでもされている。
③10月13日東方網:韓國陸軍將於2010年前列裝新一代主戰坦克[圖]
韓國陸軍裝備的K1A1主戰坦克
東方網10月13日消息:韓國軍隊將於2010年前列裝新一代主戰坦克(KMMBT)。新坦克項目10月12日在首爾舉辦的2005韓國陸軍節上向公眾作了展示。
早在1995年前,韓國數個軍事研究所已開始首手研製新型坦克。政府為此已經投入了2.3億美元。據悉,韓國的未來型坦克將裝備可發射反坦克導彈的120毫米滑膛炮。坦克全重55噸,將裝備先進的電腦火控系統。該系統能獨立引導導彈對靜止或運動目標實施打擊。
http://mil.eastday.com/eastday/mil/node62186/node62667/node62669/node92546/userobject1ai153902
8.html
これも韓国軍の新兵器を紹介する上海の新聞記事。2010年に配備される。120ミリ滑空砲を備え、コンピューター制御の火力制御システムを裝備し、静止目標、運動目標へそれぞれ独立して弾道を誘導し、攻撃できる。アメリカ軍のM1A1や日本の自衛隊の90式戦車と同じレベルで、中国各紙は、その裝備を詳しく報道している。
中国yahooの記事は、さらに詳しいhttp://cn.news.yahoo.com/051012/1302/2fgvn.html
以上は、一種の状況証拠に過ぎない。しかし、韓国大統領盧武鉉の動きと合わせて考えれば、韓国が何を「敵」と考えているかは、自然と明らかになる。
一々訳すことはできないので、数で示すが、簡体字で盧武鉉のgoogleニュースを検索すると、1310件のヒットがあった。中国関係では、盧武鉉が中国を褒めたたえる以下のような内容の記事が多数出ている。
盧武鉉:「中華經濟沒有日落」10 民營經濟報
韓國總統盧武鉉日前在3000多名華商出席的世界華商大會開幕儀式上稱,「中華經濟沒有日落」,韓國和中國有數千年的友好交流歷史,未來要將這一合作領域擴大到海外華商的範圍。
他說:「中華經濟沒有日落。我們對各位來賓成功經營的神話早已有所瞭解,華商資本已成為對全球經濟影響最深的經濟體。今年的第八屆華商大會也已成為全球性的商界慶典活動,從這一點來看,它在首爾召開具有深遠的意義。」「韓國和中國有數千年的友好交流歷史,最近『韓流』和『漢風』所掀起的熱潮就充分證明這點。今後,我們需要將這一合作領域擴大到海外華商的範圍。」
盧武鉉用「股市的成長股」比喻韓國目前的經濟狀況,「汽車、造船、鋼鐵等傳統產
業具有世界一流的競爭力,信息技術、生物技術等高科技的發展也令人刮目相看。」
他向商家們許諾:「韓朝半島的安全問題絕不會給你們的商業活動形成阻力。在第四屆六方會談中,我們在朝核問題上已經獲得了重大進展,目前,韓朝之間的和睦氣氛十分濃厚。」
最初の2行を訳すと「韓国大統領盧武鉉は先日、3000名を超える中国商が出席した世界中国人商大会の開幕式で、「中国経済に日沒はない」、韓国と中国には数千年の友好の歴史があり、今後協力域を海外の中国人商にまで広げる必要がある」
類似の発言を、「韓国大統領盧武鉉」は繰り返しており、中国紙で多数取り上げられている。
日本との関係では、こうした発言はまったくなく、先に挙げた軍事関係では明らかに「衣の下から鎧が覗く」状況で、日本国内で言われるような「友好」など、もう成立する余地はないであろう。
中国・北朝鮮関係で紛争が起こったとき、韓国軍に脇腹を突かれることは、日本の命運に関わる。このことは忘れてはならないだろう。