自分が鉄道(の旅)が好きなので、どうしても東日本大震災にかかる鉄道復旧状況が気になる。今日は福島県のJR線復旧状況をまとめてみる。
福島県の鉄道復旧は、福島第一原子力発電所廃炉作業進捗状況に左右される。JR東日本・水戸支社管内の常磐線、現在復旧のめどが立っていないのが以下の区間である。
①竜田駅-原ノ町駅
この区間には、8駅ある。福島第一原子力発電所を中心に作ると、その影響範囲がいかに大きいかわかる。
東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難区域に指定され不通となっていた、JR常磐線の福島県楢葉町までの区間の運行が6月1日、3年ぶりに再開。原発事故の避難区域で鉄道運行再開は初めてだ。
運行が再開されたのは、JR常磐線の福島県広野駅から楢葉町の竜田駅までの8.5キロの区間。
②浜吉田駅-相馬駅
両駅の間には4駅。
①はYahooロコ、②はBingのとも、Google Mapを用いて作成した。
復旧、運転状況は以下の通り
上野駅-竜田駅
6月1日から広野駅~竜田駅運転再開。
竜田駅-原ノ町駅
復旧の目処は立っておりません。
浜吉田駅-相馬駅
運転再開見込みは立っておりません。
バスによる代行運転をしております。
※見合せ区間と代行バス区間が異なります。
赤字は水戸支社ウェブサイトより引用、まとめたものだ。
この区間はまだまだ、まだまだである。僕たちはそれを忘れてはいけないのだ。
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震災発生から3年3ヶ月。以下は、警察庁緊急災害警備本部による『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置』(6月10日更新、閲覧可)のデータである。
〇亡くなった方
15887人(H.26/5/9付から1人増)
〇行方不明の方
2615(H.26/5/9付から5人減)
平成26年5月27日付、復興庁・内閣府(防災担当)・消防庁が発表した『東日本大震災における震災関連死の死者数(平成26年3月31日現在調査結果)によれば、その数は以下の通り。引用する。
各地方公共団体の協力を得て、東日本大震災における震災関連死の死者数(平成26年3月31日現在)を把握したので、公表します。
集計の結果は、1都9県で合計3,089人です。このうち、平成25年9月10日まで(発災から2年半以内)に亡くなられた方は3,078人、その後の約半年間に亡くなられた方は11人です。(3,089人の内訳は、20歳以下5人、21歳以上329人、66歳以上2,755人である。)
3,089人。前回より173人増えている。過去月の11日に何度か震災関連死の死者数も採り上げているが、この問題も忘れるわけにはいかない。
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これからだんだん夏に向かう。関東地方は梅雨入り。ジメジメしている。
節電・省エネを心がけたい。今月も募金は継続した。
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文章訂正、地図入替(ほぼBlogzineで表示したものと同位置)
(以上訂正:2014/10/20)