全英連参加者のブログ

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ぼくは明日、昨日のきみとデートする

2016-12-31 04:00:00 | 全英連参加者 2016

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」ポスターイメージ 作品の存在に気がついたのはかなり前になる。主演が福士蒼汰さん、ヒロインが小松菜奈さん。ああ、いわゆる美男美女のラブストーリーかなと思った。見に行くかなぁ、そんなことを考えていた。

 ブログにいろいろ映画について書き始めて10年になる。自分の映画鑑賞歴を見ても、僕はSF、ファンタジー、アニメを見る人であり、いわゆる恋愛ものと括られるものはまず見ない。映画を見ることが趣味になったと言える時期・・・高校生頃・・・まで遡っても、見た記憶はない。そんな僕が劇場に出向いたのだから、ただ事ではない。

 実際に見た感想は、なかなか書きにくい映画である。書きたいことはいっぱいあるけど、細かく書くと、即刻ネタバレになる。福士蒼汰さん、小松菜奈さんについて、それから2人の演じた役柄について、少しだけ書くことにしよう。

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 2人の存在はもちろん知っている。ただ、2人が出演した映画を見たことがない。イメージとして福士さんは、カッコいい系代表、小松さんは、キレイ系若手女優という印象である。でも、本作における2人はそうではない。
 福士さんの演じる美大生南山高寿は、全くかっこよくないのである。ただ、ホントに美大生としていそうな、20歳の普通の青年である。そんな彼が、偶然に通学途中の電車内である女性を見て一目惚れする。その女性・福寿愛美(小松さん)と出会い、交際する30日間で少しだけ成長していく。
 ・・・ここまでが限界かな。

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 小松菜奈さんの演じるヒロイン、福寿愛美はこんな感じ。

 『癒やし系ではない。食べ物で気分が左右される。それと、よく泣く。

 愛美が高寿に交際を申し込まれた時、返事をする前にこんなことを言う。これが、ストーリーの鍵になる。
 愛美は美容専門学校に通う20歳の女性だが、そのキャラクターのバックグラウンドは、ほぼ語られない。謎めいた存在である。僕は原作の予備知識ゼロで出かけたのだが、途中でなんとなくストーリー展開が見えてきた。そうすると、切なさ、儚さが見えてくる。そんな作品だと思う。

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 小松さんを最初にスクリーンで見たのは、「渇き。」(2014)予告編。Filmographyを見てみると、かなりいろいろな作品に出ている。

 近キョリ恋愛(2014)
 バクマン。(2015)
 黒崎くんの言いなりになんてならない(2016)
 溺れるナイフ(2016)

 来年はM.スコセッシ監督の「沈黙-サイレンス-」にも登場する。

 上の各作品の予告編で見る限り、作品ごとにキャラクターが違うから当たり前だが、相当違う雰囲気を出している。本作では、実年齢(20)相応の雰囲気。なんだか一番「いそうな」雰囲気と言える。

 笑顔がビックリするくらいかわいい。なんとなくだが、幼い感じだ。

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 ☆三つかな。秀作だと思う。中高生におすすめかもしれない。

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