ブログタイトルを翻訳エンジンにかけると、以下の訳例を得ることができた。
あなたの遺産は名前以上のものです。(Google)
あなたの遺産は、名前以上です。(Infoseek, Weblio①, Yahoo)
あなたの遺産は、名前だけでなくあります。(Weblio③)
なたの遺産は、名前より多くです。(Weblio②)
あなたの遺産は複数の名前である。(Excite)
Weblioの翻訳は3パターンだが、①②③の順位出力された。
これは12月23日公開の「クリード チャンプを継ぐ男」(原題「CREED」)のtagline(日本語だとキャッチコピー)である。しっくりくる順に並べてみた。まあ、〇は一つめのみ。二つめが△、三つめからはかぎりなく✕だけど。
+++++ +++++
The former World Heavyweight Champion Rocky Balboa serves as a trainer and mentor to Adonis Johnson, the son of his late friend and former rival Apollo Creed.(IMDb) こんなことを言われて、見ないなんてありえない。 |
+++++ +++++
「ロッキー」を見たのは、現在大宮東宝会館のある場所(と思う)にあった、大宮東宝白鳥座か大宮東宝スカラ座だった。新作封切りではなく、フェイ・ダナウェイ主演の「ネットワーク」との二本立てだった。現在大宮東宝会館がある場所に映画館があったのだ。
劇場でロッキーシリーズを見たのは第1作のみ。それ以外もTV放映で見た記憶がない。
本作はロッキーシリーズのスピンオフというあつかいである。taglineにもあるように、ロッキーのものがたり世界の最重要キャラクター、アポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソンを主役に据えている。アドニスと、アドニスの父・クリードの親友ロッキーのものがたりである。
+++++ +++++
ロッキーは70歳近くになり、エイドリアンをはじめとして、愛するものが周りにいない。元チャンプは縁のあるジムにも顔を出さず、Adrian'sというレストランを経営している。元チャンプとして認知されているけれど、孤独な老いを生きている。そんなロッキーの元に、アドニスという若者が訪ねてくる。
尋常でなく自分と故アポロ・クリードのことに詳しいその若者は、ロッキーに自分はクリードの息子であることを告げる。彼はロッキーにトレーナーを頼む。最初は断るロッキー。でも、根負けしてトレーナーを引き受ける。アドニスは、かつてのロッキーと同じように、、、、
+++++ +++++
ネタバレにならない程度に。。。
ロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)
スタローンは現在69歳。ロッキーもほぼ同じ年格好である。劇中のロッキーは老眼鏡をかけていたり、ネットの「クラウド」を知らなかったりする。
劇中でアドニスにShadow Boxingの指示をする時、shadowのつづりにとまどうシーンがある。
Trailerを見ればわかるが、かなり深刻な病気を患っている。
アドニス・ジョンソン・クリード(マイケル・B・ジョーダン)
実の父は自分が生まれる前に死亡。母親とも死別。施設育ち。大金持ちの養母(アポロ・クリード婦人)に育てられ、ボクシングとは縁遠い人生を歩みはじめていた。だが彼はそれを捨てボクシングにのめり込む。偉大な父に、悩みや苦しみを直接ぶつけられなかったつらさ、切なさを背負いつつ生きる若者である。
父と同じプロボクサーの道を進むため、仕事を辞める。
ビアンカ(テッサ・トンプソン)
アドニスの恋人。ミュージシャン。アドニスと同じアパートに住んでいる。最初小さなトラブルから、アドニスとの関係が始まる。
+++++ +++++
アドニスのプロデビュー戦のシーン。ファイトそのものもすっごいけど、これは、ど~やって撮ったんだ(作ったんだ)というシーンがある。
クライマックス、ボクシング最終ラウンドシーンであの曲を使うのは反則だ。
ロッキーとアドニスがここ(Philadelphia Museum of Art)を歩むシーンがある。軽やかな足どりのアドニス、つらそうなロッキー、僕はグッときた。
+++++ +++++
taglineの意味、映画を見てから考えた。
(アドニスが父アポロ・クリードから)受け継いだのは、名前だけではない。
・いいも、悪いも全部。宿命的なものもだ。