熊本の大震災でも問題になっている震災関連死。東日本大震災からほぼ5年経過の3月末(平成28年3月31日現在)のデータが、復興庁ウェブサイトに公表(6/30付)された。
発表文によれば、『平成27年9月10日まで(発災から4年半以内)に亡くなられた方は 3,467人、その後の約半年間に亡くなられた方は5人です。』とある。
今年の3月11日以降(平成27年度末まで)に「震災関連死」としてカウントされている方は、今回の発表ではゼロである。ただし、この数は次の発表(本年9月末,震災発生から5年半)を見ないと、安心できない。
以下に亡くなられた方の数をまとめる。
都県 | 合計 | 増加 | ~20 | 21~65 | 66~ |
岩手 | 459 | 4 | 1 | 59 | 399 |
宮城 | 920 | 2 | 2 | 118 | 800 |
山形 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 |
福島 | 2,038 | 59 | 1 | 200 | 1,837 |
茨城 | 41 | 0 | 2 | 6 | 33 |
埼玉 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
千葉 | 4 | 0 | 0 | 1 | 3 |
東京 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
神奈川 | 3 | 0 | 0 | 1 | 2 |
長野 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
合計 | 3,472 | 65 | 7 | 387 | 3,078 |
表の左から、都県、亡くなられた方の合計、増加数、年齢区分で20歳以下、21歳から65歳、66歳以上である。
前回の発表では、合計は3,407人。
岩手、宮城、福島の被災3県だけが震災関連死がとまらない。特に福島県の増加数が多すぎると思う。
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先月3ヵ月ぶり更新の警察庁緊急災害警備本部による『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の被害状況と警察措置』(6月10日更新、閲覧可)のデータ。
〇亡くなった方
15,894人(H.28/1/8付と変化なし)
〇行方不明の方
2,558人(H.28/3/10付から3人減)
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今月も少ないが募金は継続。