
2009/1/22、中野サンプラザ。
開場10分ほど前に着く。
思いのほか入場待ちの人は少ない。
もちろん一部はすでにこの時点で会場内に入り、階段に並んでいて、
外で待っている人ですべてではないことは百も承知だが、
それにしても列の折り返しは少ない。
1階席前方、6列目くらいの中央に陣取る。
1階席はまずまずの入りだが、2階席はガラガラだったみたいだ。
**
クリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン、マット・デーモン。
***
1990年2月、ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、
27年余の収監生活からついに釈放される。
そして、1994年の選挙で、アフリカ民族会議(ANC)が勝利し、
マンデラは大統領に選出される。
大統領就任の初日、黒人による報復を懸念して
大統領府を去ろうとする白人職員に対しマンデラは引き続き働くよう促す。
また、大統領警護に黒人だけでなく、前大統領警護の白人を引き続き採用、
白人黒人融和のシンボルとした。
アパルトヘイトは撤廃されたものの、国内の政治経済はまだまだ不安定。
経済や軍事、公安などに依然勢力を保つ白人との対立も懸念される状態だった。
当時の白人の好きなスポーツはラグビー、黒人はサッカー。
1995年のラグビー・ワールドカップは南アフリカで開催されるが、
当時の南アフリカチームは弱小。
キャプテンはフランソワ・ピナール(マット・デーモン)
マンデラは、国家融和、特に白人層の支持を得るためにラグビーが重要だと考えていた。
マンデラは、キャプテンを大統領府に呼び、ワールドカップに勝ってほしいという気持ちを伝える。
大統領は代表チームに黒人地区でのPR活動を命令、
黒人の中にもナショナル・チームを応援する機運が高まっていく。
下馬評では準々決勝敗退、つまり予選突破がせいぜいだと思われた南アフリカ、
果たして、並み居る強豪のなかでどこまで頑張ることができるだろうか。
***
エンドロールで、実際のマンデラや当時の選手たちの写真が流れるが、結構似ている。
キャストも、マット・デーモン他、何名かを除いて、本物のラグビー選手のような体格だ。
オールブラックスのロムー役、ザック・フュナティも本物のラグビープレーヤーである。
例のガンバッテ、ガンバッテ、イーコウと叫びながら踊る
ハカ(実際はカマテ・カマテ・カーオラ)も迫力たっぷり。
ただ、全体になんとなく盛り上がりに欠ける気もする。
ラストの感動的シーンへ向けて徐々に盛り上がっていく。
当初は何となく違和感を感じていた白人黒人の側近たちをはじめとして
南アフリカ全土が、ラグビーを通じてともに喜びあう。
これはとてもよくわかるし、マンデラがとても精力的に執務していたことや、
過労で倒れたり、国民への融和を説きながら自身の家族とはなかなかうまくいかないこと、
黒人の大統領警護官らの頑張りや苦悩、ピナールの家族の偏見が薄れていくところなど、
細かいエピソードもちりばめられてはいるが、どうも私の中での盛り上がりはいまいちでした。
開場10分ほど前に着く。
思いのほか入場待ちの人は少ない。
もちろん一部はすでにこの時点で会場内に入り、階段に並んでいて、
外で待っている人ですべてではないことは百も承知だが、
それにしても列の折り返しは少ない。
1階席前方、6列目くらいの中央に陣取る。
1階席はまずまずの入りだが、2階席はガラガラだったみたいだ。
**
クリント・イーストウッド監督、モーガン・フリーマン、マット・デーモン。
***
1990年2月、ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は、
27年余の収監生活からついに釈放される。
そして、1994年の選挙で、アフリカ民族会議(ANC)が勝利し、
マンデラは大統領に選出される。
大統領就任の初日、黒人による報復を懸念して
大統領府を去ろうとする白人職員に対しマンデラは引き続き働くよう促す。
また、大統領警護に黒人だけでなく、前大統領警護の白人を引き続き採用、
白人黒人融和のシンボルとした。
アパルトヘイトは撤廃されたものの、国内の政治経済はまだまだ不安定。
経済や軍事、公安などに依然勢力を保つ白人との対立も懸念される状態だった。
当時の白人の好きなスポーツはラグビー、黒人はサッカー。
1995年のラグビー・ワールドカップは南アフリカで開催されるが、
当時の南アフリカチームは弱小。
キャプテンはフランソワ・ピナール(マット・デーモン)
マンデラは、国家融和、特に白人層の支持を得るためにラグビーが重要だと考えていた。
マンデラは、キャプテンを大統領府に呼び、ワールドカップに勝ってほしいという気持ちを伝える。
大統領は代表チームに黒人地区でのPR活動を命令、
黒人の中にもナショナル・チームを応援する機運が高まっていく。
下馬評では準々決勝敗退、つまり予選突破がせいぜいだと思われた南アフリカ、
果たして、並み居る強豪のなかでどこまで頑張ることができるだろうか。
***
エンドロールで、実際のマンデラや当時の選手たちの写真が流れるが、結構似ている。
キャストも、マット・デーモン他、何名かを除いて、本物のラグビー選手のような体格だ。
オールブラックスのロムー役、ザック・フュナティも本物のラグビープレーヤーである。
例のガンバッテ、ガンバッテ、イーコウと叫びながら踊る
ハカ(実際はカマテ・カマテ・カーオラ)も迫力たっぷり。
ただ、全体になんとなく盛り上がりに欠ける気もする。
ラストの感動的シーンへ向けて徐々に盛り上がっていく。
当初は何となく違和感を感じていた白人黒人の側近たちをはじめとして
南アフリカ全土が、ラグビーを通じてともに喜びあう。
これはとてもよくわかるし、マンデラがとても精力的に執務していたことや、
過労で倒れたり、国民への融和を説きながら自身の家族とはなかなかうまくいかないこと、
黒人の大統領警護官らの頑張りや苦悩、ピナールの家族の偏見が薄れていくところなど、
細かいエピソードもちりばめられてはいるが、どうも私の中での盛り上がりはいまいちでした。
エンドロールの実際の写真を流すのも良かったですね。
私もそう感じました。
確かにラストはとても感動的なのですが、、、
ちょっと淡々と丁寧に収まり過ぎだったのでは?と思います。途中でもっと盛り上がりも欲しかったです。
そのうちなぜそう思ったのか自分なりに考えてみたいと思います。
実際の写真はよく似てました。
実話に基づく話ではよくある手法ですが、
効果的だったと思います。
そうかもしれません。
映像にする場合に何を削ぎ落として何を追加するか、難しい問題ではありますが、
対立軸を単純化しすぎたような気がします。
ストーリー展開はもちろん、スクラムやドロップゴールなど、ラグビー好きの僕には最高の映画でした。
まあ、確かに出来すぎって感じはしましたけどね。
それをかき消すくらいの存在感がモーガン・フリーマンやマット・デイモンにはあったと思います。
マンデラ氏がノーベル平和賞を受賞するのもうなずけますね。
>ラグビー好きの僕には最高
ラグビーに詳しくない私にとっても試合のシーンは面白かったです。
マンデラに批判があるわけでもないし、
キャストの不満があるわけでもないのですが、
スプリングボクスはもともともっと強かっただろうに弱く設定しすぎ(急に強くなりすぎ)と、
黒人も一枚岩ではなかったはずで、マンデラの苦悩というか、もっと苦労しただろうに単純化しすぎ(絞り込みすぎ)と思いました。
おっしゃるように「全体になんとなく盛り上がりに欠ける気もする」のは同感で、もうすこしラストの山場に至るまでの紆余曲折を丁寧に描いてもらわなければ、というKGRさんの思いに共感いたします。
共感いただいて恐縮です。
物事が順調に進みすぎるし、
表現がストレートすぎると思いました。
1億総何とか(4千万だけど)みたいに、
みんな一斉に同じ方を向くもんでしょうか
イーストウッドに対する期待の大きさゆえか(?)…私もイマイチ盛り上がらなかった映画です。基本的にスポーツ観戦が苦手な私なので後半が特に。
イーストウッドとしては、いつの何かとは違うものを訴えようとした映画なのかもしれませんが・・・ヤッパリいつもの感じを期待しちゃう訳で…ねぇ。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
この映画はなんかピンときませんでした。
イーストウッドはマット・デーモンには感じるものがあったんじゃないでしょうか。
次回作の「Hereafter」に期待します。