どうしても、基礎に自信がなかったので、プロの先生のレッスンを受けることにした。
昨日は、初練習。
希望通り、アンブッシュアから教えていただいたので、マウスピースもリードも昔使っていたものに交換。
最初は、口の筋肉と喉を広げる訓練から・・・。
初めにやったのは、鏡の前で、上下の唇を巻き込んで、鉛筆を銜えること。
それから、唇を締めながら前に押し出す感じで、下唇の脇がへの字になるように・・・。
なるほど、こういう風に筋肉使うのか・・・と納得。
次は、口をつぼめて唇を突き出しながら、唇を人差し指で押さえて、顔を前に突き出し、ホホを膨らます・・・。
喉を広げる訓練。確かに広がるのがよくわかる。
そして、それを鉛筆を銜えながらやってみる・・・・・。
その後、鉛筆の代わりに、ネックにマウスピースつけて、銜えてみる。
しばらく、唇、喉、の感覚を覚えながら、圧力を加える練習・・・そして、そのまま、ネックだけで細く長く音を出してみる。
いよいよ、本体にネックを取り付け、姿勢から・・・。
鏡の前で、上体はイナバウワーで、前にあるマウスピースに顔を持っていく感じで銜える。
この形を忘れないようにと、ソニー・スティットの写真を見せていただく。
鏡に映った自分の姿勢と全く同じ。他の、アルトサックスプレイヤの写真を見せていただくが、見事なまでに、皆同じ姿勢をしている。
しばらく、その姿勢でのロングトーン。鼻で吸って、細く長く吹く・・・。
額から、ダラダラと汗が落ちてくる、背筋がきしむ。
そもそも、人間の体は自然体でサックスを吹くようにできていないのだそうだ・・・。確かに!・・・納得。
次に一番問題な、僕の苦手なタンギング。
やはり、根本(本当に根元)から違っていた。
歯医者さんのように、歯の模型と舌の模型を組み合わせて、日本人と西洋人の言語からくる舌の使いからの違いから、解説していただく。
日本人は、その言語の特性から、舌の根っこが立っておらず、リードに対して、舌の根っこからまっすぐタンギングをしてしまう。
これでは、ダメで、舌の根っこをRを発音する時のように立ち上げて、蛇が鎌首を持ち上げたような形にして、舌先で軽く触れるようにソフトにタンギングするのだそうだ・・・。たとえと、模型使いは分かりやすく・・・納得・・・。
しかし、これだけは、なかなか直ぐにはできない。スケールを吹いてみるが、なかなか簡単にはいかない・・・。
ここで、レッスン終了。宿題と聴いておくべきサックス・プレイヤー、用意しておくものを教えていただき、マウスピースとリガチャーは前のYAMAHAのものに戻して、リードLAVOZのMにするよう教わった。当面は、ダブル・リップでの演奏になります。
50分のレッスンで、クタクタだった。
帰りの電車の中で、Rの発音と蛇の鎌首をイメージしながら・・・怪しいオジサンとなって、帰った。
でも、今日からの練習と次回のレッスンが楽しみ。^^v