水徒然

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異常気象に係る記載を調べました。(その19:新潟中越地方に停滞した豪雨雲)

2011-08-02 | 日記

'11-0801投稿、強調
 既報の「記録的短時間豪雨」に引き続いて、
 新潟県の中越地方周辺に記録的な大量の雨をもたらした停滞した雨雲(含む雷雲)に係る記載を調べました。
 TVニュース(フジテレビ)に気象解説よれば、
「・・・テーパーリングクラウドという雲が中越地方に約1hr停滞していた・・・
気圧配置、停滞前線などに由来する「戻り梅雨」 」
と言われています。

  既報でも記載しましたが、妄想?杞憂かもしれませんことを
 予め断っておきます。

PS:'11-08-02
 別報の「わが国の局所豪雨に伴う土砂災害の解析(その2:土石流に係る記載'11-06-23~07-23)」から、
「土石流、局所豪雨の発生要因」を現状整理すると、
「1)静岡県東部地震(3月15日)、長野県中部地震(6月30日)など、隙間(割れ目、断層、地肌露出*を含む)を誘因する地震、2)放射性エアロゾルなど電荷をもった微粒子が混入した雲の組成、3)地下水脈の水量が豊富な大河川、大湖沼の周辺、4)中央地溝帯(フォッサマグナ)及び構造線域など地質の違い、5)放射性物質量が多い地域(自然環境放射線、原発由来) 」(仮説)が、現状挙げられます。
*地肌の露出とは、草木と土壌の組成が異なることによる
物性(電荷など)の違いを考慮
上記に加えて、既報から、
裏日本は、冬場の雷が多いのは、降雪によって草木、地肌が覆われて、表面の電荷が変化するためか?
 (雪中の土砂、放射性物質の影響

 これらの仮説をあてはめると、京都、新潟中越地方、および福島(金山、会津若松、・・・)における、
1)昨今の地震、2)雷発生状況、3)湖沼、河川、加えて4)電荷をもったエアロゾルに係る詳細を調べることが今後、必要かと想われます。

 また、雲の詳細については既報で記載したように、火山雷雲、放射性雲などはどのように構成されているのだろうか?雲の高さは同じなのか?という観点で詳細に調べなければならないと思っています。
 それは、別報に譲るとして、

 今回の短時間記録的な豪雨によって甚大な被害を蒙った新潟県の気候に係る記載を調べました。
1.新潟県の気象
新潟地方気象台
新潟県の気候変化の特徴 豪雨に係る一部抽出しました。
図、詳細は本文を参照願います。
日本の気候変化の特徴
日本の平均気温は、1898年(明治31年)以降では100年あたりおよそ1.1℃の割合で上昇しています。 特に、1990年代以降、高温となる年が頻繁にあらわれています。20世紀の世界の平均気温は0.74℃の上昇ですので、日本の気温上昇の度合いが世界の平均に比べて大きいのは、 日本が地球温暖化による気温の上昇率が比較的大きい北半球の中緯度に位置しているためと考えられます。 気温の上昇にともなって、熱帯夜(一日の最低気温が25℃以上)や猛暑日(一日の最高気温が35℃以上)の日数は増え 、 冬日(一日の最低気温が0℃未満)の日数は少なくなっています。 また、一日に降る雨の量が100ミリ以上、200ミリ以上というような大雨の日数は、 長期的に増える傾向にあり、地球温暖化が影響している可能性があります。・・・

新潟県における気温の変化傾向
1.年平均気温 
 新潟市の年平均気温は長期的に有意な上昇傾向を示しており、100年あたり1.3℃上昇しています。 1960年前後を中心とした高温、その後1970年代から1980年代前半の比較的低温な期間を経て、1980年代後半からは高温傾向が続きました。 特に1990年代にはいってからは顕著な高温となった年が多くなりました。・・・

出現日数の変化
1.冬日・真冬日の日数 
 新潟市の冬日(一日の最低気温が0℃未満)は年変化が大きい中、減少傾向にあります。 真冬日(一日の最高気温が0℃未満)は1990年以降、出現回数が減少しています。
2.夏日・真夏日の日数
 新潟市の夏日(一日の最高気温が25℃以上)は緩やかな増加傾向にありますが有意な傾向はありません。 真夏日(一日の最高気温が30℃以上)も有意な傾向はありません。
3.熱帯夜
 新潟市の熱帯夜は有意な増加傾向があります。
※通常、熱帯夜は最低気温 25℃以上の夜から朝にかけての一晩ですが、日最低気温が 25℃以上の日を熱帯夜とみなし統計しています。 ・・・
5.冬の雷日数の変化
 新潟市の冬の雷日数は年変化が大きい中、有意な増加傾向にあります。 また、夏と秋も微増の傾向にあります。冬の雷日数の増加は北陸地方全般の傾向でもあります。・・・
生物季節の変化傾向
 新潟市のサクラの開花は、平年に比べ早まる傾向があります。 ・・・」

2.新潟県の地震
新潟県中越地震関連情報
2004年10月23日発生の新潟県中越地震の被害状況、行政発表、交通情報、そして地域別のボランティア情報などを随時更新。
2007.07.16
新潟県中越沖地震:被害状況まとめについて、
「7月16日10:13頃、新潟県上中越沖を震源とするM6.8・最大震度6強の地震が発生しました。この「平成19年新潟県中越沖地震」により、新潟県柏崎市・刈羽村を中心に多大な被害が出ています。・・・」
本文を詳しく見る

⇒近年の新潟県の状況から、豪雨、土砂災害が発生する要因が認められました。
 今後とも、既報の記載から、比較的少量の降雨でも警戒が必要であると推察されます。
詳細解析は別報にて予定しています。



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