関本徹生の楽園計画通信

阪神淡路大震災後、芸術で社会を元気にすると始めたアートプロジェクト「新世紀楽園計画」のあれこれ通信

くだらないが、おもしろい

2009-05-16 16:40:14 | お薦め(書籍)
昨年から気になっていたが、あえてなぁ~という感じで・・・忘れていたが、
ひょんな事から読んだマンガが、『聖(セイント)☆おにいさん』(中村光)

世紀末を無事に乗り越えたブッダとイエス。
アパートで共同生活しながら下界で休暇中。

イエスはmixiをやっており、マイミクの「ゆだ」さんという人の
足跡がひんぱん。
ブッダも「ゆだ」さんからのミクリクを畏れている、などなど。

・・・実にくだらないがお・も・し・ろ・い

続きを買う事にする。

久しぶりのCD

2009-05-10 15:57:23 | お薦め(音楽)
友人のブログにも紹介されていた、スタンリー・クラークトリオの
「ジャズ・イン・ザ・ガーデン」を遅まきながら聴いた。
スタンリー・クラーク(b)、レニー・ホワイト(ds)、
そして上原ひろみ(p)である。
スタンリーはご存知、チックコリアのリターン・トゥ・フォーエヴァーの
初期からのメンバーで、レニーも途中(2期前半)から参加していた。

スタンリーは今回エレべ(エレクトリックベース)ではなくウッドベースだが、
それにも関わらずギター奏法に近い演奏で爽快に攻めてくる。
レニーのシンバルワークはいつもの如く神業で叩き出してくる。
リターン・トゥ・フォーエヴァーの初期のドラム、アイアート・モレイラ
(タイプは違うが)を彷彿させる。
実にさわやか(ちょっと他に言葉が見つからない)で爽快感あふれる
ベースとドラムである。

2倍近い年の離れた大御所とのサイドマン、上原ひろみは
少し遠慮しているのか、はじけている感が少なかったのが、ちと不満。
でもアルバムとしてはええ感じ。

世間は連休、わしは静かにお仕事

2009-05-05 14:59:39 | お薦め(書籍)
本を読むのは電車の中でのみだが、今年に入ってから何かと追い込まれ、
電車での移動中は本を読むより爆睡している方が多く、例年に比べると
量が少なく、半分以下である。
以下、読んだ本の紹介(何の論理性・一貫性もない気まぐれのチョイス)。

大沢在昌親分の「新宿鮫」以来、警察小説にはまっている。
◎『ジウⅠ~Ⅲ』(誉田哲也)は逢坂剛の公安警察シリーズ「百舌の叫ぶ夜」
「幻の翼」「砕かれた鍵」「よみがえる百舌」
「のすり(本当は漢字、狂の下に鳥という字)の巣」、
悪徳刑事の禿鷹シリーズ「禿鷹の夜」等のテイストに似ているが無痛症の
犯人は久坂部羊の「無痛」とも繋がり(個人的思っているだけだが)おもしろい。

◎『継承者の印』(渡辺裕之)もシリーズで元刑事が傭兵(外人部隊)と
なって繰り出す世界で「傭兵代理店」「悪魔の旅団」「復讐者たち」に
続くもので、今回はなんとあのハリマオの後継者を探し出していく話である。
ハリマオ・・・小学生の時、毎回かかさず見ていたTV番組「怪傑ハリマオ」
である。なつかしい!!

◎『悪漢刑事、再び』(安達瑶)も「悪徳刑事」に続くシリーズもの。
悪徳刑事でエロ刑事のはちゃめちゃぶりは一時の箸休め。

◎『月のうさぎ』(吉村達也)月の不可解な存在は色々と仮説があるが、
実は月がUFOのスターシップ(母船)であったという話。
他に「京都魔界伝説の女 上・下」「マタンゴ」などがおもしろい。

◎『永遠なる神の都 神聖都市ローマ上・下』(篠田真由美)吸血鬼シリーズ。
「龍の黙示録」「東日流妖異変」「唯一の神の御名」「聖なる血」「紅薔薇伝綺」
「水冥き愁いの街」「魔道師と邪神の街」の完結編になるのかな??

◎『百鬼夜行絵巻の謎』『福の神と貧乏神』(小松和彦)
◎『江戸群盗伝』(半村良)言わずと知れた小松大先生、半村大明神、
何も言う事なし。

◎『地団駄は島根で踏め』(わぐりたかし)語源の旅本である。
ちなみにタイトル理由は島根≒出雲ときて、ピンときた人はわかるはず。

◎『地球暗黒記Ⅰ~Ⅲ』(荒俣宏)大ヒット作「帝都物語」の次に出た作品で
初版は昭和63年。ハワイを舞台に作られた楽園、島の暗黒を探り出す。
南の島への憧れ、郷愁は環太平洋民族のDNAのなせる業か。

◎『蜻蛉始末』(北森鴻)藤田傳三郎(同和鉱業、藤田観光などの礎を築いた)
の幕末から明治にかけての物語。他に旗師・冬狐堂の「狐闇」「狐罠」とか、
民俗学者、蓮丈那智のフィールドファイルシリーズもおもしろい。

◎『聖徳太子秘文「未来記」開封』(山上智・飛鳥昭雄)
◎『天孫降臨/日本古代史の闇』(コンノケンイチ)
この2冊は一種のトンデモ本だが、楽しくて仕方がない。
「天孫降臨~闇」では冒頭いきなり、日本の古代に降臨した神々は私達人類
とは基本から異なる、異星の爬虫類生命[龍(ドラゴン)]だったと。
聖徳太子が編纂させた「先代旧事本紀大成経」(偽書と云われているらしいが)
によると初代天皇・神武天皇は身長3メートル以上、頭に角を生やし、
鱗と尻尾があり、目が赤く輝いている、そして16代の仁徳天皇まで
異形(爬虫類的)であると各天皇の特徴が書かれている。
う~ん、た・の・し・い!!