先日祖母の四十九日に実家に行ってきました。
祖母の着物やら持ち物など見ながら、いろんな話しを伯母や叔父たちと話したりしました。
着物の中には祖母が着ていた記憶がある懐かしいものや、なんと我が家にお嫁に来たとき（７５年は前）に来た着物までありました。
その上、なんと祖母は我が家より格の上の家から嫁もらいが来ていて、祖父と駆け落ちをして一緒になったという話まで・・・
そん話し初めて聞いた話しでした～
祖父が亡くなって３０年、今頃再会して仲良くしているかもしれません。
私がまだ小さい頃、よく薪ストーブの前で祖父が煙管でタバコを吸っていました。
その煙管と煙管入れが祖母の持ち物の中から出てきました。
祖父のタバコと吸う姿が懐かしく思い出されました。
またこの写真の焼印も出てきました。
これは祖父の祖父が糀屋を始めた時に作った焼印で、まだ父が糀と味噌を作っていた頃、偶然家の敷地の土の中から見つかったものでした。
（農家の冬の家業として代々やっていました。お米と大豆を持ってきてもらい加工賃をいただくという農家ばかりの地ならではのシステムでやっておりました）
そのとき使っていた糀蓋でいくつかこの印が押された糀蓋がまだ現役で使われていました。
父は私にも見せてくれ、祖父の祖父、平太郎さんと言う人が糀屋を始めたのだと話してくれました。
それから父が大きなケガをして糀屋も味噌屋もできなくなり、父が車椅子で過ごせるように家を改装したとき、焼印はなくなってしまったと思っていました。
その焼印が祖母の持ち物の中から出てきたのでした。
父もまだ焼印があったことを喜んでいましたし、その糀屋を始めた平太郎さんをまったく知らなかった妹たちと、これを機会に父の知っている範囲だけでも話しを聞きながら我が家の家系図を作ろうという話になりました。
（なんせ祖母のお葬式で親戚の多い我が家は、私達姉妹だけでは我が家との関係がわからない人がいたのです。名前を読み上げ父に関係を聞くと言う作業にかなりの時間をかけたのでした。）
私以上に知らないことが多かった一番下の妹が、実家を継いでいる妹の子供達が見てもわかるようにときれいにパソコンで清書してこの四十九日に作ってくれました。
そんな風につくった家系図でしたが、叔父や叔母も喜んでくれて、ちょっと祖母の供養にもなったかなぁ～と思っています。
