テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

第14次讃岐遠征①(高松市)

2011-01-31 08:52:26 | 国内旅行ー香川
 いやあ、長友選手、大活躍でした。アジアカップは、みごと日本優勝で幕を閉じました。夜の2時過ぎまで、テレビ中継(松木さんの叫び声がないBSのほうで)をみました。それで、よせばいいのに、シャム社長が讃岐にいこうというので、早起きして高松まで出かけました。シャム社長は、前半までしか起きていられなかったそうで、肝心な場面は見逃しています。「前半はつまらなかったぞな」ともうしておりました。



 高松西インターで降りて、1軒目は「マルタニ」。朝から地元の人でにぎわっていました。われわれ素人さんは、注文の方法が不明で、ちょっとまごつきました。ぶっかけの小(250円)です。寒いのに、冷たいのにしました。やや細めですが、コシがあります。出汁は甘めですが、スダチを搾ると味がしまりました。



 シャム社長は、例によってうどんそのものを味わえるしょうゆうどん(180円)に。シャム社長の好きなコシのあるうどんなのでご満悦です。しかし、お会計の段になって事件発生。シャム社長は、まとめて払おうとするのはいいとして、「合計で330円ぞな」というではないですか。間違いを指摘すると、周りのお客さんにも聞こえるような大きな声で「250円と180円で330円ぞな」とい言い張るので、非常にはずかしかったです。ふだん「野志市長と同じ高校をでているぞな」といって威張っているシャム社長ですが(陰の声:永江さんと同じ高校ならともかく、野志と同じ高校の卒業じゃ、自慢にならないと思うけど)、ほんとうに高校を卒業しているのでしょうか。



 それから、西インターのほうへ引き返して「宮武」へ。きょうは寒いせいか、いつもより空いていました。



 ここでは2人ともひやひやの小(230円)。



 あいかわらずのコシのあるねじれうどん。イリコだしもいいお味でした。



 開店時間の都合で同じ道をいったりきたりですが、次は仏生山のほうに再び向かい、「わらく」へ。



 シャム社長はおろししょうゆ(220円)。しょうゆが、シャム社長のきらいな出汁しょうゆだったので、一瞬、微妙な顔をしました。しかし食べると、「ここの出汁しょうゆはゆるせる」とのことでした。なんかエラソーです。



 こちらは肉おろしぶっかけ(480円)。香川県共通の甘く煮たお肉がたっぷりと投入されています。細めのうどんは、弾力があってグニョングニョンする上にコシもあるので、噛み切るのに苦労します。うどんの量が多かったです。同じ小で頼んだのですが、しょうゆうどんよりも明らかに多かったなあ。



 4軒目は、「わらく」のすぐそばの「ぼっこ屋」です。広い駐車場があって、あたりは40万都市とは思えない田園風景が広がっています。



 ここでは2人とも、ぶっかけの冷たいのの小にしました。180円というお値段。「わらく」よりは少し太めのうどん。でも、弾力とコシを兼ね備えているところは、よく似ていました。カツオだしはかなり濃い目です。



 うどんが安かったので、小エビ入りのかき揚げ(100円)も、食べてみました。



 この4軒は、わりと近接していたので、あっという間に回ることができました。ここから、市内の方へ入っていきました。


つくねや べん慶

2011-01-29 09:21:04 | 大衆居酒屋
 ある企業の社長さん(シャム社長にあらず。もっと大きな会社)に会う機会があったので、「松山でおいしいお店はどこですか」ときいてみました。せっかくの機会、もっと他に尋ねるべきことがあったような気もしたのですが。すると、社長さんは「きよみず」と即答しました。「けど高いですよ。自腹で食べている人は1人もいません」とのことで、もっぱら接待という用途のためにつかわれているお店のようです。そんなこんなで、まだ足を踏み入れたことがありません。こういうところで接待される身分になりたいなあ。



 自腹で行くには、もっと安いお店でなくては。ということで「きよみず」のならびにある「つくねや べん慶」にいきました。「もぎたて」で紹介されていたお店です。



 お通し。甘く煮られたこんにゃく。



 ツルハゲリンの店主の似顔絵つき焼酎がありました。「つくねや べん慶」のある通りの並びには、野間さんという方がやっている「すしの間」というセンスのない駄じゃれみたいな店名の寿司店があります。そこの店主もツルピカ坊主ですね。類友でしょうか。



 焼鳥は時間がかかるということで、たこわさを注文しました。



 地鶏の刺身3点盛り(980円)。砂肝、ささみの昆布じめ、ももの炙りです。臭みなんかはありません。砂肝のコリコリ感がなんともいえません。



 炭火ねぎまのもも肉(150円×2)とかわ(120円)。タレが濃厚で、こりゃうまい。



 皮の塩(120円)とぼんじり(120円)。ぼんじりは、柔らかい部分が溶けていって、最後に骨が残る過程がいいですね。



 おまちかね、お店の名前にもなっている看板の品のつくねがやってきました。月見つくね(170円)です。玉子も濃厚ですね。つくねが、口の中でホロホロほぐれて、手づくり感たっぷりです。ヘボい店に行くと、妙につくねが固まっていてグニョグニョするところなんかがありますからね。



 こちらは軟骨入りつくね(170円×2)です。



 ハツ(120円)とせせり(120円)。



 ささみ明太しそ巻き(180円)。なんか、手を加えているなという感じがします。



 明太つくね(170円)とチーズつくね(170円)。つくねの種類の多さがウリのお店です。



 アスパラ肉巻き(180円)、ささみ梅しそ巻き(180円)、ずり(120円×2)。一番右のはなんだったけかなあ。ささみは、つかわれている梅がいい梅で、非常においしかったです。



 ししとう(120円)。



 ニラ入りつくね(170円)とたまねぎ(120円)。ニラは、その場で刻んでつくねにまぜていました。風味などをそこなわないためでしょう。



 「もぎたて」を見たときは、ヘンテコなつくねが多種類ある邪道系のお店のようにもみえました。しかし、行ってみると、どれここれもおいしかったです。つくねは、ほんとうにいいです。濃い目のタレも関東人の口にあいます。混み具合にもよるでしょうが、ひと手間加えるような品があるため、お料理がでてくるまで時間がかかりました。気長に腰を落ち着けて飲み食いするところですね。

「つくねや べん慶」 松山市二番町1-5-14 089-934-7778



エベレストフード

2011-01-28 09:20:57 | 中華料理・エスニック料理
 重信にも進出を果たしたという「エベレストフード」。喜ばしい限りです。ちょっと足が遠のいていたのですが、久しぶりに大街道のお店を訪れてみました。寒いので、香辛料で身体の内部から暖めようという作戦です。



 まずはインドワイン(1890円)で乾杯。赤を飲むのは初めてです。ちょっと燻煙香の味わいを感じるワインでした。



 前菜に羊肉の炒めたもの(598円)を。これは、お酒のお供にちょうどいいです。シコシコした食感と羊肉独特の味と香りがいいです。



 「エベレストフード」にきたらはずせないのが、このモモ(600円)。「ラルキー」とかにはない品なので、ここで食べるしかありません。きょうは、あやまってモモにフォークを突き刺してしまったところ、ピュ―と肉汁が飛び出しました。もったいなかったなあ。朝生田の「豫園」の小龍苞と比べると、皮がかなり厚めなのが特徴です。そのため、けっこうお腹にたまります。



 タンドリーミックスグリル(1690円)。穴の開いた細長い物体はちくわではありません。シシケバブです。その他に、タンドリーチキン、チキンティッカ、エビがそれぞれ2個ずつです。香辛料がきいていて美味。量もちょうどいい感じです。「ラルキー」のタンドリーは、たいらげるのに苦労するんだけど。



 サフランライス(298円)。



 ナン(300円)。バターがきいていて、甘い味がします。



 鳥のひき肉のキーマカレー(840円)です。日本でキーマカレーというと、なぜか汁気がありませんが、こちらはサラサラのカレーの中にひき肉が入っているという具合につくられています。辛さが4段階の中から選べるようになっていました。3にしてみましたが、「ラルキー」よりは辛さが抑え気味のようで、最高段階の辛さ4でよかったと思いました。



 ということで、本日もおいしいネパール料理をたべることができました。松山の飲食業界も、もっと多国籍化がすすんで、いろいろな国の本格的な料理がたのしめるようになってもらいたいものです。

シェ・タチバナ

2011-01-27 09:22:17 | フランス料理
 松山に隣接する地域としては、重信や松前、砥部といったところと比べて、なにか影の薄い北条ですが(個人的にそう感じるだけです。統計をとったわけではありません。だいたいもう松山の一部になってはいるのですが)、そのようなところにあえて出店した「シェ・タチバナ」。海辺の一軒家にいってみました。重信の田園地帯の一軒家の店では、ひどい目にあったのですが、こちらはどうでしょうか。



 木材を生かした、ちょっと変わった感じの店内です。



 前菜は、貝柱のエスカベッシュ、鱸のスモーク、ホタテとサーモンのテリーヌです。鱸にかかっていたのは、みかんのソースかな。



 カキのソテー 新玉ねぎ添え。季節を感じさせます。玉ねぎが甘いです。



 白大根のポタージュです。大根というのは初めてです。別に違和感はありませんでした。



 イサキとエビのアメリケーヌソース。このエビの風味がきいた濃厚ソースは大好きです。



 口直しの柚子のシャーベット。



 つけあわせのサラダ。



 牛フィレ肉のステーキと豚肉のクリームキノコソース。2種類のソースとも濃いソースでおいしかったです。火の通し加減ももうしぶんなし。


 
 デザートの果物に、イチゴとオレンジ。



 紅茶のクリームブリュレ、ガトーショコラ、バニラアイスクリーム。クリームブリュレの一番上のカチカチの部分をこわすのは、なんともいえない快感です。「アメリ」の気持ちがわかります。



 これで6800円+消費税でした。お皿はなんの変哲もない無地の白で、盛り付け方もふつうでした。が、味は上々。イサキとエビ、牛肉と豚肉と、魚料理も肉料理も2種類の食材が出てくるので、いおいろなものを少しずつ食べたいというような女性とかには喜ばれるのではないでしょうか。今回は、景色もへったくれもない、外が真っ暗な状態での食事でした。次は、陽の長い夏にでもきて、外の景色とかも楽しんでみたいものです。

「シェ・タチバナ」 松山市北条辻1170-8  089-992-2110



「壷々炉」大街道店(ひゅうが飯)

2011-01-26 09:25:43 | 寿司・海鮮丼
 いやあ、勝ちましたねえ。愛媛出身の長友選手がはずしたときは、まだどうなるかわからないと思ったけど。韓国選手もかなり緊張していたんですね。ワールドカップをみていると、ドイツ人選手なんかは平然と決めますが、あの人たちはなんなんだろう。長友選手も、あんまり緊張しそうにない顔しているけど、ふつうの「こころ」をもった人なんだなあ。ということで意味不明の当て字のお店「壷々炉」へ。大街道の北側の入口のすぐのところにあります。



 かなり広いお店で、夜はにぎわうんでしょうが、昼はすいていました。



 場所がら、ビジネス目的の旅行者が、せっかくだから地方の名物料理を食べて帰るか、なんていう需要に応えてるんではないかと思うのですが、郷土料理が用意されています。郷土料理といっても松山にはロクなものがないので、南予のものをパクっています。



 「壷々炉」では「ひゅうが飯」の表記になっていますが、鯛めしですね。松山の飲食業界の南予郷土料理簒奪作戦の進行によって、松山でもふつうに鯛めしが食べられるようになってきています。ちょっと、食べ比べをしてみているので、その一環として頼んでみました。単品で780円と、お値段はお手ごろ価格です。ご飯が、この手のお店の昼定食の大盛かというぐらい、量が多かったです。



 芸術的に薄切りにされた「飯台」の鯛めしの鯛と異なり、厚みをもって切られています。私は、こちらの方が好きです。タレに鶏卵の黄身が1個入っていたのですが、玉子の味が強すぎて、あまりタレの味がしませんでした。鯛プラス玉子かけご飯というような味わいでした。もっとタレの味が効けばなあ。



 それにしても、テレビ朝日の解説者の松木さんの「ぅおぉ~い!」という叫び声は、なんとかならないかなあ。まあ、クセだからしかたないんだろうけど。あんまり危ない場面でなくても、あの声を聞くとドキっとします。臨場感があっていいというお茶の間の声もあるのかなあ。「こころ」のこもった解説とかだったりして。

「壷々炉」大街道店  松山市大街道2-5-7 089-945-8550