テトキチワールド

 松山在住のテトキチの食べたり、旅したりの記録。ときどき、シャム社長のおともをします。

とり蔵

2010-08-31 18:09:54 | 大衆食堂
 まだ暑い。暑いから、鶏でビールでも。ということで「もぎたて」にでていた「とり蔵」へ初めて行ってみることにしました。お城の北側の平和通沿いにあります。



 その「もぎたて」出演が、ほこらしげに貼られていました。



 店内はカウンター席とテーブル席。



 生ビールを注文。つき出しは枝豆。あとで値段を逆算してみますと、この枝豆は200円でした。まあ、許容範囲でしょうか。



 この「とり蔵」、この前いったしこちゅう(四国中央市)名物の揚げ足鶏をだすお店とのこと。揚げ足鶏は、どうやら夜の食べもののようで、このまえのしこちゅう出張のときは、時間帯があわずに、食べることができませんでした。こちらが足(580円)です。かなり大きな鳥の足です。しこちゅうの味を再現しているのかどうか、本場モノを食べたことがないので判定できませんが、皮がパリッとしていて、中はやわらかく揚っています。単純に味だけの比較で言えば、丸亀名物の釜焼き鶏の方が、タレに漬け込んでいる分、複雑な味がついていておいしいと思います。こちらの足は、味つけ自体は単純です。



 こちらはざんき(580円)。今治の人に「せんざんき」の特徴を聞いたことがありますが、鶏の唐揚げだけど衣が白っぽくなるのが特徴だといっていました。こちらの「ざんき」は、パン粉がまぶしてあるようで、ざらざらした食感です。同じ東予地方のものでも、「せんざんき」と「ざんき」は、別物なのでしょうか。また、この「ざんき」がしこちゅう地方の味なのか、この店の独自のものなのか判別できません。しこちゅう研究の遅れを感じます。



 ざんきは味が薄めなので、お店の人が出したガーリックパウダーをまぶしたほうがいいかもしれません。



 同じ敷地内に、同じ経営母体の甘味屋があるせいでしょうか、サービス価格のデザート類。食べませんでしたので、どのようなものがでてくるかはわかりません。



 こちらは、その同系列の甘いもの屋。



 また、しこちゅう出張がないかな。あれば、本場の揚げ足鶏やざんきをたべることができ、しこちゅう研究の空白を埋めることができるのですが。 

「とり蔵」 松山市平和通4-1-10 089-948-0140

雁飯店(冷し中華)

2010-08-30 08:22:18 | 麺類
 けさ、民主党代表選の情報でも得ようとニュースを見ると、大崎の「六厘舎」閉店のニュースをやっていました。並んでいる客に、アナが「どちらからきました」ときくと、「愛媛の宇和島から」とお客が答えたので、大笑いしました。こういうものは、何人ものお客にインタビューして絵になりそうなものを編集します。どうやら宇和島のオッサンは、わざわざ田舎から、つけめんを食べるためにのこのことやってきた人たちの代表という役回りで、全国放映された模様です。「愛媛では、こんなに行列のできる店はないから」というておりました。そもそも田舎の人は、ラーメンごときを食べるのに並んで待ったりする習慣がありませんからね。東京で行列に並んで、いつも思うことは、東京にはヒマ人が多い、ということです。



 こちらは、行列など、一度も見たことがない木屋町の「雁飯店」。中華系の大衆料理店です。この裏手に「大岩」という本格中華のお店があります。いわば、「雁飯店」は「大岩」のセカンドライン、ジョルジョ=アルマーニに対するエンポリオ=アルマーニ(適切な喩えかわかりませんが)と理解しておりました。しかし、三番町の大衆料理店は「大岩」を名乗るし、グループ内でどういう使い分けをしているのか、混乱してきました。要は、経営者は深く考えていないのでは、という結論に達しました。



 冷し中華の看板が出ていたので、冷し中華(750円)にしてみました。エビがてっぺんにちょこんと乗っているのは、いかにも中華料理店という感じがします。麺はきりりと冷えていて、いい感じです。ごまだれもまずます。しかし、「満洲屋が一番」と同じで、750円にしては具がしょぼい。もりあがった白髪ねぎの下に、ほとんど具がありません。俺は、エビにはだまされんゾォー、という感じです。う~ん、もうちょっとサービスしてよ。



 後から入ってきた初老の男性は、手馴れた様子で冷し中華と餃子を注文しました。食べ終わって店外にでると、初老の方が注文していた餃子の宣伝がしてあるのをみつけました。みつけましたって、かなり大きく貼ってあったのだけど。今、道後を中心に売り出し中の「甘とろ豚」をつかった餃子のようです。ああ、俺も注文すればよかったと思いましたが、後の祭りでした。ちょっと試してみたいので、またの機会に。冷し中華とは別の品との組み合わせでね。



クロッキオ

2010-08-29 10:50:33 | イタリア料理
 いやあ、やりましたね! 西条高校出身のタイガースの新人・秋山投手、プロ初勝利おめでとうございます。鳴り物入りで入った西武の菊池雄星投手とかに先駆けての勝利ですから、たいしたものです。来年は、ローテーションの軸となって、タイガースのエースになっていただたきたいところです。でも、こんなにプロ野球が混戦模様になっているというのに、テレビの地上波中継がほとんどないのは、時代の移り変わりを感じます。昔は、夏といえば、プロ野球見ながらビールを飲んでいたものですが。とかいうと、オッサンくさいですが。ところで、こちらは新人ならぬ、新店の「クロッキオ」。三番町の街なかに出店でございます。



 いつまでも暑い上に、店内が開けっ放しなので、たまらず泡モノを頼んでしまいました。



 前菜にサンダニエーレ産の生ハムプロシェット(500円)。サンダニエーレって、どこにあるの? 地理の成績がよかった私にもわかりません。



 ホータレイワシのガーリックオイル煮(500円)。中に入るものはいろいろですが、このオイル煮という調理法を用いるお店が増えましたねえ。ニンニクの香りが食欲を増進させます。



 サラミとオリーブのピッツァ(1150円)。値段のわりに小ぶりでした。お味のほうは、カリッと焼かれていておいしかったです。



 カラスミのペペロンチーノ(780円)。カラスミは粉末状にされていたようですが、ちゃんとカラスミの味と香りがしました。



 牛ロースのタリアータ(1800円)。これが、いちばんよかったです。分厚い肉の表面がカリカリに焼けていて香ばしく、なかは柔らかく肉の味がします。削られたチーズもお肉を引き立てていました。



 お店の徴は黒猫です。



 そのせいかお店の前には、黒ニャンの親子がいました。



 この「クロッキオ」、料理のほうはなかなかいいセンいっているように思いました。しかし、立地が人気のイタリア料理店「マルブンdk」の目と鼻の先です。さて、どうなることでしょう。「まずは、お手並み拝見といきますかな」(by浜田剛史さん)

「クロッキオ」 松山市三番町3-1-8 089-947-4114



門田

2010-08-28 09:33:13 | フランス料理
 もうそろそろ9月だというのに、まだ最高気温が35度を超えているというのは、すごいですね。テレビのワイドショーものでは、野菜の価格高騰をしきりに伝えているようです。ふだん、自分で野菜を買ったりすることがめったにないので、野菜の値段がどれほど家計に影響を及ぼすものなのか、わかりかねるところがあります。高ければ買わなきゃいいのに、と思うのですが、そうもいかないのかな。



 ということで本日も外食に。街なかのフランス料理店「門田」です。前菜は、ハマチのオレンジソース、鮭の手まり寿司 カブソース、タイのテリーヌ、生ハムメロンでした。いつも思いますが、いろどりと盛り付けがきれいなものです。「門田」の前菜は、涼しげなので、夏場には特にいいかもしれません。



 サザエのエスカルゴバター風。このエスカルゴバターというのは、けっこう魚介系にあいますよね。ニンニクの風味がピリッときいています。



 桃の冷製スープを予想していたのですが、トマトとバジルの冷製スープでした。トマトをつかった冷製スープだと、どことなくスペイン風になります。ハーブが効いた感じがいいです。



 パリパリとした食感の衣をまとったひらめ。バターたっぷりのサフランソースで、いかにもフランス料理らしいものになっています。



 赤ワインソースとマデラソースの2種類のソースが用いられたヒレステーキ。マデラソースの方が、ちょっと甘め。お肉はやわらかくて、おいしいです。



 つけあわせのサラダ。野菜が高いというんならば、私はなくても、別にかまいません。あれだけ、テレビでギャースカ騒ぐということは、こういう葉っぱがないと、食事をしたという気がしないという人が、世の中に多いのかなあ。さして、おいしいものとは思わないのだけど。まあ、シャム社長なんかは、よく「野菜の味が違う。うまいぞなもし」とか、いっているからなあ。



 デザートはバナナシャーベット、ショコラケーキ、ナッツケーキの盛り合わせでした。



 ということで、これが7350円のコースでした。外食産業のみなさんも、野菜の価格高騰に負けないで、がんばっていただきたいところです。こちらも、もうひとふんばりです。


焼肉三千里(夜)

2010-08-27 10:18:45 | 焼肉
 民主党代表戦は、どうなるのでしょう。個人的には、毀誉褒貶ありますが、小沢さんに一度は首相をやらせてみたいです。あのような政治家が、表舞台にたって陣頭指揮するとどういう政治になるのでしょうか。で、こちらは一度、夜にいってみたかった「三千里」。まあ、「一度」の重みが天と地ほどのひらきはありますが。



 西環状線をはさんで「三千里」の正面に、ボーリング場かな、大きな遊戯施設ができていたんで、びっくりしました。これはキムチ盛り合わせ(680円)。よくつかっています。



 ユッケ(680円)。値段が安いかわりに、量ひかえめ。



 タレです。焼肉各店のタレにはネギが入っていたり、ごまが浮いていたり、と工夫がこらしてあります。が、「三千里」のタレの見た目は、単純そのものです。



 上ネギ塩タン(1280円)。タンも、各店で出し方に個性があります。「三千里」では、やや薄めに、そして広く切っています。



 わざわざ焼き方が指南されているのが、三千里上ロース(1280円)です。これは、頼まないわけには行かないでしょう。



 2人前です。きれいなサシが入っていて、たしかにおいしそうです。
 


 というわけで、指導どおり、丸ごとのせました。これ、私がヘボいせいもありますが、サシが入っていて薄めの肉なので、焼きすぎる傾向にあります。さっとあぶってひっくり返す程度で、十分いけそうです。お肉を焼きすぎると、この頃では、なぜか反射的に「一心」のオッサンの顔が思い浮かぶように条件づけられてしまいました。焼きすぎ注意ですが、このお肉、たしかにおいしゅうございました。



 上バラ(1280円×2人前)。こちらのお肉の方が、厚みがあってカットされているので、焼きやすいです。口に入れて噛むと、脂が口の中で広がり、後は溶けていくようです。



 途中で、生ビールからマッコリ(2000円)へ。



 韓流サンギョプサル(780円)。サンチェ、コチジャンつきで、韓国を思い出します。また、行きたいなあ。



 こちらは玉子スープ(380円)とご飯。



 こっちはテールスープ(680円)。ごま油でしょうか、妙に脂でギトギトしたスープでした。テールスープに関しては、「食堂園」と並ぶものにお目にかからないなあ。



 いやあ、おいしかったです。値段も妥当な線でしょう。夏に焼肉を食べると、栄養をつけたあー、という感じなり、あしたからも働くぞおー、という意欲がわいてきます。単純といえば単純ですが。「三千里」には、厚切りサーロインとかいうような品もあったので、次の機会には、そちらにも挑戦してみたいものです。

「焼肉 三千里」 松山市東長戸1-3-22  089-926-1585