ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

②熊本 天草の蒼にまどろむ〈ジャズと波しぶき〉

 

~ 蒼(あお)に 微睡(まどろ)む ひととき ~


花畑町駅から市電に乗ってJR熊本駅に向かいます。

 

乗車する特急は、以前、弟夫婦と乗った2回目となる

水戸岡鋭治氏デザインの「特急 A列車で行こう」

下車する場所は、宇城市の三角駅です。

 

 

軽快なジャズナンバー「A列車で行こう」の曲がホームに響き渡り、入線してきます。

 

 

全席指定席、14時37分の遅い発車なので乗客も少なめです。

 

さっそく、「1号車 A-TRAIN BAR」のバーカウンター「デコポンハイボール」を頼みます。

 

 

おつまみは、天草天日塩を使用した「塩ピー」

「記念乗車証」の裏に記念スタンプを押して~

 

列車は海岸沿いを走ります。有明海の向こうには、「雲仙 普賢岳」が見えます。

 

「フォトサービス」、旅の思い出づくりに、客室乗務員がフォトパネルで記念撮影をしてくれます。

 

前回の旅のフォトはこちら!

 

40分のあっという間の電車旅、客室乗務員の挨拶を受け、三角(みすみ)駅終点です。

 

あっという間の電車旅、もう1時間乗りたいですね。

 

 

今回熊本駅で求めたきっぷは、「天草・熊本2枚きっぷ」、あまくさみすみ線を普通列車JR券と天草宝島ライン乗船券がセットになったおトクなきっぷです。

 

2枚セットの回数券で、1人で往復でも、2枚で片道でも使えます。指定席は別料金です。
 ※熊本~松島(前島港) 2,840円(普通列車+三角港~松島(前島))
 ※熊本~本渡港 4,220円(普通列車+三角港~本渡港)

 

「16世紀の天草に伝わった南蛮文化」をテーマにデザインされたドラマティックな特急です。

ふるき良き時代を思わせる大人旅にふさわしく、オリエント急行のような車体カラーが贅沢気分にさせてくれます。

 

「A列車で行こう」ビデオ。クリックジャズが流れます。

 

 

三角駅の構内も綺麗な天井絵で飾られています。中心には「A列車で行こう」のマークも入っています。

 

南蛮風の駅は、教会群のある天草にピッタリの情趣ある駅になっています。

 

三角駅の目の前に見える貝の形をした待合所「海のピラミッド」フェリーターミナル。

「天草宝島ライン」の乗り継ぎ場所です。

 

この三角東港は、「天草五橋」が開通する前(2016年で開通50周年)までは天草へ向かう海の玄関口として使われていました。

 

「ビスタボニータ号」「マリソル号」「セレナ号」の3隻のクルーザーを保有しています。

今回、乗船するのは「ビスタボニータ号」。乗船したのはわずか8名。

 

2009年より三角から天草の松島~本渡を結ぶ定期航路「天草宝島ライン」と、ともに特急「A列車で行こう」と同じコンセプトで水戸岡鋭冶氏がデザインしています。

 

天草全島の地図です。

 

木がふんだんに使われ、JR九州の特急で使われている生地の座席シートです。

エアコンやトイレ完備なので女性やお年寄りも快適です。

 

三角港から前回行った「松島(前島港)」までは17分。あっという間に着きます。

 

さあ 出港です。

 

右手に「天草五橋」の1号橋(天門橋)が見えてきました。50年も経つので架け替えが始まったようです。

 

徐々にスピードが上がります。爽快ですね~   「 蒼い海に 蒼い空」 


中型船なので波しぶきがかかることもなく、松島港を目指します。

 

到着しました、手前の船がスイーツクルーズ「エルミラ」。

右奥のホテルが前回日帰りで行った「ホテル松泉閣 ろまん館」です。

 


熊本に在住してても、この先の本渡港には行ったことがありません。

還暦を迎える前に初めての上陸です。

途中、山肌がえぐられた「高杢島」が見えてきました。

 

「島原・天草一揆」のとき天草と島原のキリシタン一揆勢が出会い密談した島「湯島(談合島)」で。

後ろには、高くそびえる雲仙岳が見えます。す

 

航路の北には、「野生のイルカ群れ」が見られる場所もあります。

 

左手に「天草上島」を見ながら進みます、松島港を出港して35分「天草下島」が見えてきました。

大小110の島々からなる天草、隠れ切支丹の島に到着です。

 

エンジン音も静かになり、「本渡港ターミナル」が見えてきました。

下船して、港からすぐの宿に向かいます。

 


1泊目の宿は、「新和荘 海心(かいしん)」、夕食は「たなか畜産」に伺います。

 

「天草の蒼にまどろむ 六編 - クリックで閲覧できます。」


天草の蒼〈旨きもの〉壱

天草の蒼〈ジャズと波しぶき〉弐

天草の蒼〈お肉に舌つづみ〉参

天草の蒼〈天草四郎に会う〉四

天草の蒼〈ここは南欧〉五

天草の蒼〈いるかに乗る〉六」

 

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