浪漫亭随想録「SPレコードの60年」

主に20世紀前半に活躍した演奏家の名演等を掘り起こし、現代に伝える

「ヘイレ・カティ」をイゾルデ・メンゲスの提琴で聴く

2008年02月29日 | 提琴弾き
昔のお流行曲の一つ、フバイ作曲の「ヘイレ・カティ!」といふ小品がある。明日、ハンセンの演奏で聴いたやうな気がするが、今日はメンゲスの演奏について紹介しておくことにする。

序奏は少々上ずり気味の音程で始まり、淡々としてゐて歌が無い。バリエイションはギスギスとした弾き方で感心しない。(ハンセンはこの変奏をカットしてゐる。)トリルもうまくいっておらず残念だ。明日聴いたハンセンのテンポ感や正確な音程を一度知ってしまった耳にはメンゲスは不要だ。メンゲスはこの作品ではいいところが無い。どうしたことだらうか。

今宵のレコヲドは完全なハズレだったが、今日は、外部の仕事の仲間たちと楽しく飲んだので満足だ。どういふ訳か内々の仲間との宴席よりずっと楽しい会になった。

盤は、英國Appian P&RによるSP復刻CD APR7015。


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