eskapi-blog (てくてく京都♪)

京都にある多国籍料理店、eskapi店主の徒然日記です。

ありがとうございました

2015-05-27 | お店のこと
5月26日、eskapi、無事閉店致しました。

最終月であるこの5月は仕込みが間に合わないくらいたくさんの方々に来て頂いて、懐かしい再会もあったり、お疲れ様のメッセージや品々を頂いたり、本当にありがたくて嬉しくて、感謝の気持ちで胸がいっぱいな日々を送ることができました。本当にありがとうございます。
ご連絡頂いたのにお席ご用意できなかった方々、本当にごめんなさい。

ちょっとだけお休みを頂いて、身体を休めてから、また新たな事に向けての準備を本格的に再開したいと思っています。

今後ともどうぞ暖かく見守っていてください。



ここからは少し?結構?長いつぶやきになりますので、暇を持て余してしょうがないという方のみ読んで頂ければ幸いかと…



eskapi(逃避)はその名の通り、2年前に私が色んなことから『逃げて』辿り着いた答え。当時の私は何をするにも不満ばっかりでとにかく何かしらから逃げたかった。で、自分で逃げる場所を作り上げました。
逃げ続けてる間に、色んな試練にぶつかって、乗り越えながらさらに逃げ続けていたら、ひと筋の灯りLuno(月の光)が見えてきて(さながらRPGのように…)去年の年末頃、30歳になるにあたっての自分自身を見つめ直しましょう計画の際、ふと、あぁもぅ『逃げる』必要がなくなった…と思ったのです。何か原因があってとかではなくほんとに直感です。多分誰しも人生で一度くらいは経験するであろう「時が来た…」的な感覚でしょうか?


『逃避』する必要がなくなったので、それを一旦ぶち壊してでも新しい事をまた始める…というのは私の中ではごくごく自然な流れなのですが、人からしたら風変わり思われるようですね。もったいないと思われたり、忍耐が足りないなんて思われたり、ご都合主義だと言われたり…
でも自分にとって必要のなくなったものを我慢して背負っている時間の方が私にとってはもったいないと感じるのです。
進めるのであれば進まないと、変えられるのであれば変えないと気が済まなくなったんです。なんか死に忙いでるんじゃないかとたまに思う時もありますが…

色んなことに興味を持つ性分と、飽き性な性格と、今まで涙しながらでも無理矢理手に入れた地位と、思い立ったら即行動の精神と、それが許される環境がうまいこと重なり合って、他の人から見たら自由奔放な生活を送る事が出来ています。自分なりに地に足はつけてるつもりですが…

話下手ですし、頭で思っている事は言葉ではなく、だいたい画像で浮かぶので、(もっと活字を読まんとあかんかなぁ…?)自分の頭の中でははっきりしている事も擬音語でしか出てこず、なかなか人に伝える事が出来ずに、しかも勝手に自己完結してしまうことが多いので、人からしたら突拍子のない事を言ったり、しでかしたりしてしまうのですが、eskapiを始めてからはそれが面白いと言って下さる方も増え、自分が作り上げた空間や料理を褒めて下さる方もたくさんいて下さって、(本当にありがたい事です)たくさんのご縁にも恵まれて、過小評価気味だった自分自身にようやくちょっとずつですが自信もついてきました。

「次はどうするの?」という質問をたくさん受けて、その度になんとなくこんな感じ??みたいな事を答えてはきましたが、頭の中には伝えきれてない事が山ほどあります。
それが私という人間で、言葉でうまく伝える事が出来ない分、何かしらの形にしてこの先表現していけたらいいなと思っています。
それが空間であったり、料理であったり、作品であったり、書く文章であったり、撮る写真であったり…何で表現するかはこれまたはっきりとは言葉でお伝えできないのですが、もっともっと自分の可能性を広げて、もっともっと自分らしく楽しい日々を送っていけたらと思います。

とりあえず今は、ここまで自分を鍛え上げてくれたeskapiとそれに関わる全ての方々へ

ありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。




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