宇宙嵐のかなた (ハヤカワ文庫SF)
読了日:05月02日 著者:アルフレッド・エルトン ヴァン・ヴォクト
表紙にもあるように美人艦長が出てくるというので、マーティンの「タフの方舟」に出てくるトリー・ミューンみたいなカッコよさを期待して読みはじめました。
しかし、それは、はずれ。
何を言うにも、年が若すぎる(25ぐらいだった)。
特権階級の生まれによる特殊能力(?)があるという以外は、周りの老獪な人々に助けられたお飾りの艦長という感じ。
そろそろ「結婚退職」した方がいいんじゃないかと言われてしまうような艦長って、不安じゃないのかな。
SFとしては、ディテール描写に目がいきます。
「30分で1光年のスピードに落とす」なんてくだりがあって、一瞬、意味がわからず呆然としました。
30分かけてスピードを落とす、という意味じゃなくて、1光年/30分という意味ですよ。
そしたら、その後、「毎分半光年」になってきました。
どんだけ早いんだーー!
というか、訳がわかりませんよ!! …くらくらしちゃいます。
また、宇宙嵐との接触シーンや惑星が美しいです。
この本でポイントとされる心理戦については、あまりピンときませんでした。
全体に、そんなに面白い本じゃないです。
読了日:05月02日 著者:アルフレッド・エルトン ヴァン・ヴォクト
表紙にもあるように美人艦長が出てくるというので、マーティンの「タフの方舟」に出てくるトリー・ミューンみたいなカッコよさを期待して読みはじめました。
しかし、それは、はずれ。
何を言うにも、年が若すぎる(25ぐらいだった)。
特権階級の生まれによる特殊能力(?)があるという以外は、周りの老獪な人々に助けられたお飾りの艦長という感じ。
そろそろ「結婚退職」した方がいいんじゃないかと言われてしまうような艦長って、不安じゃないのかな。
SFとしては、ディテール描写に目がいきます。
「30分で1光年のスピードに落とす」なんてくだりがあって、一瞬、意味がわからず呆然としました。
30分かけてスピードを落とす、という意味じゃなくて、1光年/30分という意味ですよ。
そしたら、その後、「毎分半光年」になってきました。
どんだけ早いんだーー!
というか、訳がわかりませんよ!! …くらくらしちゃいます。
また、宇宙嵐との接触シーンや惑星が美しいです。
この本でポイントとされる心理戦については、あまりピンときませんでした。
全体に、そんなに面白い本じゃないです。