ネット爆弾(帝国ネット研究所)

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京都市東山区祇園で起きた自動車暴走事故と「癲癇(てんかん)」「運転免許」「日本てんかん協会」に付いて!

2012-04-14 14:14:50 | ネット爆弾(帝国ネット研究所)
今回は、京都市東山区祇園で起きた自動車暴走事故の容疑者は癲癇(てんかん)持ちだった!の続き。


京都市東山区祇園で軽乗用車が暴走し歩行者7人が死亡した事故で、死亡した癲癇(てんかん)持ちの藤崎晋吾容疑者は、

「医者から自動車の運転を禁止されていた。」

「先月の免許更新時に癲癇(てんかん)治療を受けている事を自己申告していなかった。」

事などが判明している。

日本てんかん協会は13日、藤崎容疑者が免許更新時に癲癇(てんかん)治療を自己申告していなかった事に付いて

「痛ましい事故が繰り返されない為にも、無申告での運転免許取得は絶対にしないよう強く訴える」

「今回の事故により、法律を守り生活をしている多くのてんかんのある人に対する社会の偏見が助長される事の無い事を、心から願っている。」

とする声明を発表。

「日本てんかん協会」は9日、法務大臣・国家公安委員長に「刑法および運転免許制度に関する要望書」を提出していた。

「要望書」は、癲癇(てんかん)患者の運転免許取得を巡って、「運転に不適切なのは病気の症状(状態)であり、病気そのものや病気のある人ではありません。病名による差別」が行われる事の無いようになどを求める内容。

昨年4月、栃木県鹿沼市でクレーン車の運転手が癲癇(てんかん)発作によって起こした事故により6人の小学生が死亡。
クレーン車の運転手は、癲癇(てんかん)持ちである事を自己申告せず、運転免許を不正取得していた。

この事故の被害者遺族らが、癲癇(てんかん)無申告の運転免許不正取得者の起こした死傷事故に対する厳罰化などを求める署名活動を行い、10日には法務大臣宛に署名を提出した。

「日本てんかん協会」は、この動きに対抗する為に「要望書」を提出したと思われる。

2002年の法改正により癲癇(てんかん)患者は

「発作が再発する恐れが無い」

事を条件に癲癇(てんかん)患者が自動車運転免許を取得する事が可能になった。

これらに付いて、私のブログの師匠であり、癲癇(てんかん)持ちの自動車事故に関するエントリをいくつか書いている「ネッタイムス・ブログ」管理人の東坊京門さんにインタビュー形式で色々と聞いてみた。

ネッタイムス・ブログは現在のところ「更新を休んでいる」ので、もし休んでなければ今回の暴走事故の事もエントリに書いていたと思うから、意見を聞いてみたかった。

その前にネッタイムス・ブログの癲癇(てんかん)に関するエントリへのリンクを紹介します。

癲癇(てんかん)発作と自動車事故

癲癇(てんかん)発作と事故・続報

癲癇(てんかん)発作の事故が繰り返される

またしても癲癇(てんかん)発作で自動車事故

「またしても癲癇(てんかん)発作で自動車事故」には、「筒井康隆」の「断筆宣言」に付いても触れていたり、「日本てんかん協会」への批判的な意見を書いていたりするので「必読」ですよ。

以上がネッタイムス・ブログの関連エントリへのリンク。

では、始めますが、電話でのインタビュー(?)では、帝国ネット研究所の管理人(私の事)は「研」、ネッタイムス・ブログの管理人さんは「師」と略称します。

プルプルプルプル(呼び出し音)~~ガチャ

研「こんにちは。前にメールしたように今回はインタビュー形式で、京都の祇園で起きた自動車暴走事故の容疑者は癲癇(てんかん)持ちだった事などに付いて、お聞きします。この内容はブログに掲載しますのでヨロシクお願いします。」
師「はい了解。」

研「早速ですが、今回の暴走事故に付いて」
師「昨年4月に発生したクレーン車による事故から何も改善されていないから、起こるべくして起きた事故と言えるのではないか。」

研「確かに。社会的にも大きな反響がある事故だったのに何も改善されていないですね。」
師「クレーン車だけじゃ無く、歯医者などの癲癇(てんかん)持ちの事故があったにも拘わらず、何も改善されない。政治は何をやってんだよ。」

※ 歯医者とは、平成22年12月に三重県四日市市で、踏切待ちをしていた自転車の3人に乗用車が追突し、線路内に押し出されて2人が死亡、1人が負傷した事故で、運転していた歯科医(池田哲被告、現在控訴中)の事。

研「日本てんかん協会が今回の事故に付いて出したコメントや、9日に提出した要望書に付いては、どうですか?」
師「てんかん協会は相変わらずだね。癲癇(てんかん)に対して社会の偏見が助長されるとか言ってるが、世間の感覚とずれている。」
研「と言いますと?」

師「癲癇(てんかん)と言う病気がどうこう言われている訳では無くて、癲癇(てんかん)持ちが健常者と同じく運転免許を取って、いざ事故が起こったら、癲癇(てんかん)を理由にして無罪を勝ち取ろうとするから世間の顰蹙を買ったり、批判を浴びて叩かれる訳だ。健常者と同じように自動車の運転がしたいと言うのなら、健常者と同じように事故に対する責任を取れと。」

研「確かにそうですよね、おかしいですね。クレーン車の事故の遺族の会は今月9日、刑法改正などを求める署名提出。免許を不正取得し事故を起こした場合は、法定刑のより重い危険運転致死傷罪を適用するよう法改正する事などを求めている。」
師「当たり前の話、厳罰化に賛成。それとね、事故が起きて癲癇(てんかん)と言う理由で無罪や不起訴になったりしたら、被害者や遺族はやりきれないし、浮かばれないだろう。」

研「自動車の運転はしたい。だけど加害者になれば癲癇(てんかん)だからと言って責任逃れするんだから・・・やりきれないですね。癲癇(てんかん)持ちが運転免許を所得する事はどうですか?。」
師「癲癇(てんかん)は、2002年に法改正される前は欠格事由なんだから、やっぱり運転免許を持たない方が良いと思う。」

研「欠格事由になるのは、それ相応の理由がある?」
師「癲癇(てんかん)の症状は発作による気絶だけじゃないからね。」

研「と言いますと?」
師「専門家によると、癲癇(てんかん)持ちは、発作を起こして気絶する以外にも、過度のストレスや薬の飲み忘れで、車の運転中に判断力に支障をきたす恐れがある。と聞いた事がある。」

研「癲癇(てんかん)で意識が朦朧(もうろう)したりとかですかね。よく事故の加害者が記憶が無いとか供述してたり。」
師「気絶して記憶が無いのか、朦朧していて記憶が無いのか分からないが、加害者がよく言うね。クレーン車の運転手も言っていたし、歯医者も言っていたな。」

※ クレーン車の運転手(柴田将人受刑者、自動車運転過失致死罪で懲役7年の判決確定)は、事故の瞬間の記憶が無い事を供述。免許取得の際には持病の癲癇(てんかん)である事を隠していた。

研「次に運転免許の所得や更新の際には自己申告せずと言う事が多いですね。これはどうですか?。自己申告制度は問題ありかと、チェックできない。」
師「癲癇(てんかん)である事を申告しなくても罰則は無いから駄目なんだよ。罰則を設けないとな。そして、医療機関と警察などの連携。例えば癲癇(てんかん)持ちの情報共有とかね。」

研「私は癲癇(てんかん)持ちの登録制が良いと思う。癲癇(てんかん)持ちのデータベースが良いと・・・。それに付いて、てんかん協会は人権がうんぬんと言ってますね。」
師「てんかん協会はご都合主義だからね。そもそも癲癇(てんかん)と言う病気は、運転免許の欠格事由だったんだから、それをよく考えないと。欠格事由だったのを法改正したんだから、厳しくしないとね。」

研「法改正はやはり間違いだったと思います。あと、てんかん協会は差別を言い過ぎだと・・・。差別とは別問題ですよね。」
師「差別と区別は違うからね。そこら辺を混同するから話がややこしくなるんだよ。」

以上がネッタイムス・ブログの管理人さんへのインタビューでした。
管理人さんには長々と協力していただいて有り難うございました。

最後にネッタイムス・ブログの癲癇(てんかん)に関するエントリへのリンクをもう一度以下に掲載して、このエントリを終了します。

癲癇(てんかん)発作と自動車事故

癲癇(てんかん)発作と事故・続報

癲癇(てんかん)発作の事故が繰り返される

またしても癲癇(てんかん)発作で自動車事故

「またしても癲癇(てんかん)発作で自動車事故」には、「筒井康隆」の「断筆宣言」に付いても触れていたり、「日本てんかん協会」への批判的な意見を書いていたりするので「必読」ですよ。