光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

東京国立博物館(2012.4.1) 国宝「花下遊楽図屏風」

2012年05月12日 | アート 日本画

平成24年4月1日に訪れた東京国立博物館の作品を紹介します。
「博物館でお花見を」と題され、博物館庭園でのお花見ができました。 
連携して、作品展示も花見関連が多くあり、国宝展示室に飾ってあったのが次の作品です。 

 
右隻は、満開の八重桜の下で貴婦人を中心に酒宴が繰り広げられるさまを描いています。

関東大震災で失われた中央2曲が残念です。 (下にモノクロですが焼失前の屏風を)

 


左隻は、花咲く海棠の木の下で八角堂に坐り、風流踊りを眺める貴公子の一団を描いています。 
刀をもって踊る左隻右側の4人の姿は、流行の阿国歌舞伎を写したものだとのこと。

 

拡大した写真です。

 

 さらに拡大。 踊る女性の姿態と、八角堂の縁の下で居眠りする駕籠かきの姿が印象的です。

 
右隻の拡大写真です。  幔幕越しの花の姿も描かれています。

素晴らしい作品でした。  出来上がった当時の色彩で見れれば、さぞかし素晴らしかったでしょうね。

コメント
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