光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

国立近代美術館 天心と五浦と日本美術院

2011年06月15日 | アート 日本画

近代美術館の作品紹介を続けます。  
明治期の日本美術です。


岡倉天心の肖像。



下村 観山の五浦時代に制作された作品。  「唐茄子畑」






大原御幸の中段の絵を見て気づいたのですが、下村観山の代表作の一つである「弱法師」の主人公俊徳丸と
中段の絵の子供を抱いた女性の顔のイメージが似ていることです。
中段の絵の部分拡大


下の絵は、このブログの1月31日の記事に掲載した弱法師の図。 私は、弱法師の表情などは首を傾げたくなると書きました。 むさくるしい男に女の化粧をしたような漫画ふうの描きかたに納得がいかなかったからです。 
大原御幸の女性の顔は男のイメージはありませんが、額から頭髪、顔の輪郭が弱法師と似ています。
大原御幸が1908年の作で、弱法師が1915年の作品なので、直接の関連はなさそうです。 観山の美意識から発するものかもしれません。 


今村 紫紅の「時宗」

コメント
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