日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

祭りシーズン

2016年10月05日 | 地域


 久保田万太郎の一句から神田川を錦川に置き換えれば「錦川祭りの中をながれけり」。錦川は市内北部千㍍級の山々の麓を源として110㌔ほどの清流で、下流では国の名勝・錦帯橋下を通り抜け瀬戸内海へと流れる。時には怒ることもあったが、古から流域の人々の生活や産業を支え潤いを与えてくれた。こうした自然の恵みへの感謝が流域のそこここで祭りという姿に連なった。

 秋祭り、と言われるくらいだから季語にあるかと手元の1冊を繰ってみた。秋のつく季語は多いが秋祭りは載っていない。そういえば祭りといえば主として夏祭りを指す、そんな話を思い出した。この時期の秋祭りは豊作を神に感謝する祭りということになる。  

 気候的には台風の影響などもあり不安定な秋日和が続くものの、各地で祭り便りは届く。今月はすべての土曜・日曜日に祭り行事が開かれ同じ日の重複開催もある。他地域と開催日の重な祭りの世話役の方はさぞ心配だろう、大昔に経験し呼び込みのことを思い出す。ニュースでは祭りのために故郷へ足を運ぶ人もある。過疎地域の祭りの賑わいを願っている。

 地産品を買いに、地域の美味いといわれるものを味わいに、山陰側にも車を走らせたのは退職後のしばらくの期間だった。現役時代の没家庭への償いと小旅行を楽しめる意味もあった。最近は事情もあり出かける機会が減ったものの、SNSのお陰で各地の祭りやふれあいの場が見られる。台風一過、楽しい祭りの報告を待っている。
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