虹色の翼をつけた七色の卵は
ゆらゆらゆらと地上へむかって飛んでいきました
赤色の卵は
「わたしは赤いチューリップの赤色になろうかしら
小さく可愛い妖精が遊びに来てくれるかもしれないわ」
橙色の卵は
「わたしはポピーの橙色になろうかしら
やさしい春風にゆれる花びらが素敵だわ」
緑色の卵は
「僕は若葉の緑色になろうかな、
小鳥と遊ぶのは楽しいよね」
青色の卵は
「みんな素敵だな、僕は空の青色にななろうかな
春のピクニックは青空がいいよね」
藍色の卵は
「え~っと、、わたしは藍色のスミレの藍色になるわ
ひっそりと咲くスミレもとても好きだわ」
紫色の卵は
「う~ん、僕は、藤の花の紫色になろう
藤の花は香りもいいし蜜を吸いに虫くんたちもくるからね」
七色の七つの卵が話をしていると
高い高いお空の上から
「もうすぐ卵が割れるわよ~、ちゃんと帽子をかぶってねー」
と虹色帽子をかぶったお母さんの声がしました
七色の七つの卵の中に入っていた色の子供たちはあわてて
自分の色の帽子をかぶりなおすと、パチンと虹色の翼の卵が割れました
中から飛び出た色の子供たちは
うふふふうふふと笑いながら
「素敵な色になろうね~」
と兄弟たちに手を振りながら風にのってとんでいきました
ねえ、冬の終わりに
可愛い春色の帽子をかぶった小さな色の子が
ふわふわと飛んでいるのを見たことない?
春はもうすぐだよ
カサカサかさ、、何の音?
PUNIが乾燥しちゃった音、、、
ってヨロヨロのPUNIには、、この乾燥はつらいっ、、
カサカサするじゃん、、あちこち、、、
早く春にならないかな~
と、、春が待ち遠しいPUNIです。