今度も空振り、で髪が生えた？

４回目のタキソテールから２週間、５クール目のジェムザール投与のために病院に行くが、血液検査の結果は今回もアウト。

白血球数が２３００、好中球が２５％でやっぱり目標の好中球数１０００に届かない。
どうも投与後２週目には戻るはずの免疫力がこのタイミングで底を打つらしい。

今回は白血球を上げるための注射もなく（忘れられた？）、また翌週の予約をして帰宅。


さて、免疫抑制はやたらに効いているらしい抗がん剤だが、頭髪に関してはなんだか異変あり。

長い髪は襟足までほぼすべて抜けたが頭がつるつるになったわけではなく、まるでバリカンで刈ったかのように短い髪だけが残った。そしてなんだかその短い髪が増えているような気がするのだ。

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４週間前に比べてやっぱり少し増えてるよねえ？まだ抗がん剤は続けているのに。
触ると柔らかい芝生のようで気持ちいい。

長い髪がなくなったおかげで落ち武者が高校球児か尼さんのようになり、このまま外だって歩けないことはない姿になった。
ただ後頭部が絶壁なのはいかんともしがたく、寝相のいい赤ん坊にドーナツ枕を使ってくれなかった親を恨む。


　　

抗がん剤から一週間

４回目のタキソテール投与から一週間。

これまでは３日ほどで治まっていた胃もたれがまだ続いている。

朝はいいけれどその後がダメ。
いつまでも朝食が消化されないようでため息ばかり。
ようやく小腹が空いたところで何か食べるとお腹が痛くなる。
まあ、それほどたいしたことはないのだけれど。

４クール終了してさすがに薬の副作用が蓄積されてきたのだろうか。
指先も軽～く違和感がある。

あと２クール、なんとか軽く納まっていただきたい。


　　

４クール目 タキソテール＋ジェムザール投与

前回のジェムザール投与から１週間と一日でタキソテールのためにまた日帰り入院。

血液検査の結果はどうやらぎりぎりだったみたいだが投与にゴーサイン。
ただしダメなとき以外は検査結果を教えてくれないのでどのくらいの数値なのかは不明。
「免疫が下がっているのでマスクとかしてくださいね～」とかわいい看護師さんに言われたけど、もともとマスクが大嫌いなので抗がん剤投与開始以来一度も使っていない。
好きに出歩いていても感染しないのは運がいいのか。

本日の点滴ラインはベテラン女医さんがいれてくださる。
「おすすめはどこ～」とか言いながら速攻でライン確保。さすがベテラン。

ただしそこから薬が届くまで時間がかかって、点滴開始と昼食がほぼ同時。

　本日のお昼は洋食でハンバーグ。
ワインの効いたソースで、JLのビジネスクラス機内食よりおいしいぞ。

ただしこれまでの和食や中華よりヘビーで、薬の影響もあるのかいささか胃もたれ気味。

　と言いつつ、おやつの葛餅もしっかりいただいたが。

「免疫抑制が強いので考えます」と主治医が言っていたので薬の量が減るのかと思ったが、本日も

タキソテール　８０㎎
ジェムザール　１２００㎎

と変化なし。

早く終わるかと思ったタキソテールの点滴も、初めは早いペースで入っていたのが途中からペースダウンしたらしくてやっぱり４時間かかり、病院を出たのは５時半。

休暇や旅行も後半に入ると早い。
残り２クールとなった抗がん剤、できたら１０月中に終わるといいな。


　　

４クール目 ジェムザール投与と３か月目の脱毛状況

３度目の出直しでようやく４クール目のジェムザールにゴーが出た。

いつも点滴のラインを入れてくれる若い先生はお休みなのか、今日は主治医が直々入れてくれたけど、「血管が固くて針がなかなか入らん」とか言って痛かったぞ。

いつものごとく吐き気止め、ジェムザール１２００㎎、生食はサクサク進んだが、開始までにかなり待たされたので会計を終えて病院を出るのは５時になってしまった。


抗がん剤開始２ヶ月でほぼ落ち着いたかと思っていた脱毛だがそう甘くはなくて、毎日少しづつ抜けて３か月半でこの状態。
　一休さんまであと一歩、いっそ全部きれいに剃ってしまおうかとも思うが、襟足にかろうじて残っている髪が惜しくて踏み切れない。

毎日鏡を見ているのだからもういいかげん慣れてもいいはずなのに、見るたび我ながらちょっとぎょっとするのは多分髪よりも眉毛がなくなったせい。
髪の毛のように一度に抜けることはなく、気づいたら薄くなっていたという感じだが、今はガイドラインのように残っているだけで、ペンシルで描かなければ外に出られなくなった。
今までは抜くことはあっても描くことなどしたことがなかったので不安だったが、道具がいいせいか「ガイドライン」のおかげか、やってみたら意外にうまくできると自画自賛。

今はまつ毛が抜け始めていて、もともと多くも長くもなかったけれど、いよいよマスカラもつけられなくなってきた。
一番困るのは抜けたまつ毛がやたらと目に入ること。なんだかずっと目の中がゴロゴロしている感じがする。

で一番脱毛してくれて構わない腕や脛の無駄毛、これがなぜか抜けてくれなくて、処理してあった脛なんてまた伸びてきている。こちらに都合よくはいかないらしい。

後半戦で体中つるつるになるのだろうか。


　　

上海出張に行ってきた

免疫抑制が強すぎて抗がん剤投与は延期になったが、治療費稼ぎに上海へ。

いつもは保険になんか入らないが、感染しやすい状態だというし、中国でまともな病院に行くととんでもない請求をされるというので空港のカウンターで疾病給付にだけ加入。
掛け捨てだけれど、１６００円ほどで安心が買えるならいいだろう。

東京から上海までは３時間弱。
映画を１本見終わらないうちに着いてしまう。

拾い食いはしないようにしよう、とか自戒したはずなのに、やっぱり匂いに負けて道端で売っているものを買ってしまう。（上海の様子はこちら）

食べるものでは全く問題なかったのだが、仕事相手の一人がしつこい風邪をひいているとかで、その人と密室に缶詰め状態にならざるを得ないのには参った。
翌日にはこちらも咳が出たりしてひやひやしたが、大事には至らずに乗り切ったよう。
白血球を増やす注射が奏功していたのだろうか。

おいしい中華をたらふく食べたし、安いマッサージ屋でしっかり足裏をもんでもらったし、次の血液検査結果はどうだろうか。