DREAM ☆ AGAIN

青春時代のほとんどをついやした水球というスポーツ。
やめることを決意し、早14年。
再び、水球への夢を追いかける。

休むことも練習

2009年06月30日 | コンディショニング
先週、金・土・日とわけ合って泳ぐことも筋トレもできなかった。
そして、昨日。
たぶん、体は重たいんだろうなぁ~~と思いプールへ。
いつもと同じように100IMのアップを3本。
すると、何とも体が軽い。
その後のメニューも、いつも以上のタイムで泳げる。

『休むことも練習』

それは、いつもある人に言われていたこと。
だけど、昔から練習することでしか自信をもつことができなかったので、
『今日は少し体調悪いなぁ~』という時も、
休むと自分に嫌悪感を感じる。
前にできた練習メニューがこなせなくても嫌悪感を感じる。
だから、体調が悪くてもついついやってしまう。
やり始めると、意外とできたりもする。
だけど、それをくりかえしてくと、いつか爆発して取り返しのつかないことに。
そんな経験を何回もした。

最近は、疲れが取れにくい年齢になってきたこともあり、
体調悪い時は無理をせずに練習…
とは思っていた。
だけど、やっぱり、体にとってはマイナスだったのかも。

休むことも練習。
改めてその意味を知った。

心身調律

2009年06月21日 | コンディショニング
今日、鴨沂高校で「心身調律」というテーマで話をした。

この「心身調律」という言葉は、現船橋整形外科理学診療部部長の脇元幸一氏の著書(白石豊氏共著)である『スポーツ選手のための心身調律プログラム(大修館書店)』からいただいた。

主に、この本の内容の中から、今の鴨沂の選手に良いと思われるものを抜粋。
他にも心理学の本なんかを参考にして、メンタル面のアプローチも取り入れた。

「地元でのJO4連覇」というプレッシャーのかかる場面で、自分たちの力を120%出せるように力になりたいと思う。

その後、体の不調を訴える選手に治療。
時間が限られているので、短い時間で、効率の良い治療ができるかがカギ。
すごく勉強になる。

午後からは、OB会の方が激励に来られた。
その辺りのサポートも一公立高校とは思えないほどしっかりしている。
それも、やはり、藤原先生の人柄だと私は思う。

その後、CNKの方も来られ練習。
30分間の4対4も。

私自身は、おそらく、2次予選前にできる最後の練習。
ミスもあったが、それなりに良いイメージで終われた。
これからは、水泳シーズンなので、橿原市水泳連盟の仕事や小学校の水泳指導など、いろいろと忙しくなる。
鍼灸の本業をおろそかにすることなく、こなしていきたいと思う。

手当法

2009年05月29日 | コンディショニング
東洋医学を勉強していると、必ず食養生や手当法といったものに出会う。

いわゆる、おばあちゃんの知恵というものだ。

これが、意外とというか、結構効果がある。

中でも、亜急性から慢性的な炎症にはさといもパスターが良い。

パスターは貼り薬の意味。

生の里芋の皮を厚めにむいてすりおろし、生姜と小麦粉で耳たぶくらいの硬さに練り上げ、患部にはる。

本来は、こうやって手当するのだが、今は便利な「さといも粉」という商品が売っている。

これを、水で練り上げ幹部に貼る。

4時間くらいで効果が切れるので、また貼り替える。

悪いところは、さといもパスターがどろどろになって、貼っている時はカッカカッカとしてくる。

1回貼れば治るというような魔法ではないけど、市販の湿布薬よりは効くと思っているし、何よりも副作用がないのがうれしい。

えっ??

市販の湿布薬に副作用なんてあるの???

と思っている人もいるかもしれないけど、同じところに貼り続けるとあまりよくない。

心配な人はこちらをどうぞ →http://kobe-haricure.net/health/e1.htm


私の場合は、首のムチウチ、左肩、左肘と古傷が絶えないため、ちょっと練習を頑張ると痛みが出る。

自分で手の届くところは、鍼をしたりお灸をしたり…

そして、最後にさといもパスター。

ケガをしないように…


名馬にケガなし

2009年05月16日 | コンディショニング
以前、実家の本棚で見つけた大学時代の日記。
見つけたものの、中を開くことなく時が過ぎていた。

最近になって、練習プログラムの参考になればと読み返す。

すると、なんと、ケガばかりしているではないか。
まぁ、鍼灸という道に進んだのはそのためだったので、ケガが多かったのはわかっていたつもりだったが…。

1年の夏、左手の肘内側を痛める。
男子相手の練習でのシュートカットによるもの。

その年の冬、肘の怪我の後遺症か、左肩・腕へと痛みが広がる。
ちゃんと治さなかった代償だ。
この痛みは、常に私を苦しめ、今も続いている。

2年の夏、右足関節炎になる。
足を使う時の足首を内反させる動作によるもの。
足の使い方を意識して練習をしていたためか。

3年の夏、突然走った左背中の痛み。
息をしても痛い。
診断は、左第4肋骨不全骨折。
つまり、ヒビ。
肋骨のヒビだから、水球はできる。
だけど、ポキッといったらおしまいだと言われた。

そして、3年の秋、先生からキャプテンを言い渡された翌日。
自転車で交通事故に会う。
幸いにも、打撲のみで目に見える後遺症はなかった。
1か月の休養。

4年の時は、練習を休まなければいけないケガはなかったが、常に左肩の痛みとの闘いだった。

練習をすれば強くなれると思い、がむしゃらにする。
しかし、からだのバランスを崩していたのだろう。
練習をすればケガをする。
そして、練習できないもどかしさに苦しむ日々。

よく、「名馬にケガなし」というが、そういう意味では、私は名選手ではなかった。

もし願いがかなうのなら、いまのからだの知識をもって、大学からやり直したい。
そうすれば、ケガをすることなく毎日練習できて、もっといい選手になれていたのにと思う。

からだと対話しながらの練習。
今の現役選手に伝えたいことはたくさんある。

日本体育協会公認アスレティックトレーナー

2009年03月09日 | コンディショニング
鴨沂高校のトレーナーをやらせてもらっている中で、興味の出てきたことがある。

それは、私が鍼灸の道に進んだ本来の理由。
「スポーツトレーナーになりたい」ということ。

ところが、実際鍼灸学校に進んで、その時に起きた心の変化。
「大好きな水球だから、中途半端に続けたくない。」という思いから、水球選手としての自分を消すために、自分の生活の中から水球自体を消してしまった。
結果、体調を崩すことで、やっと水球から離れることができた。

卒業して、高知県に鍼の勉強に行ったのも、理由の一つに自分のことを誰も知らない地域に行きたいということもあった。
そこで、学んだこと。
病を癒し、人を癒すということ。
その世界に、魅力を感じのめり込む。

ところが、水球のなかった高知県にも、国体をきっかけにチームができることを知る。
その時に、また水球と関わるチャンスがあったにもかかわらず、またしてもシャットアウトしてしまう。
怖かったから。

そして、それから数年後、あることをきっかけに水球との距離が近くなった。
その時の私に、水球に対する恐怖心はなくなっていた。

また、水球をみたい・・・
また、水球と関わりたい・・・
また、水球をしたい・・・

その欲求のまま動いてみて、今、再び水球と少し関わることができた。

そして、鴨沂高校の藤原先生からの思いがけないお誘い。
「うちの選手をみてくれへんか?」

それから、10か月。

スポーツ選手の治療もしたことはあるが、チームトレーナーとしては経験も知識もない。
試行錯誤の日々。
選手のパフォーマンスを最大限に引き出すためにはどうすればいいか。
そんなことをいろいろ考えていく。
いろんな人の本を読んだり、HPを参考にしたり。

そこで、共通すること。
実際の現場で活躍されている人たちが持っているもの。
『日本体育協会公認アスレティックトレーナー』という資格。
今は資格社会と言われるほど、何をするにも資格がいる。
水泳の指導にも「基礎指導員」や「水泳教師」「各コーチ」などの資格がいるぐらい。

もっと自分を高めるためにも、『日本体育協会公認アスレティックトレーナー』という資格をとりたくなった。
実際取るには、学校で取る方法もあるようだが、開業もして、家庭もある今、それは物理的に無理なこと。
日本体育協会が行っている「コーチ養成講習会」なら、挑戦できそう。

ところが・・・
受験資格が、けっこう難しい。
というのも、各都道府県体育協会か、各団体の推薦が必要で、その上、体育協会が望ましいと認めたものだという。
誰もが、受けれる資格ではないということ。
それまでの、実績がものをいうようだ。

今の状況では難しいけど、将来的な夢として、いつか、この資格を取れたらいいなぁと思う。
そして、全日本のトレーナーになんかなれたら・・・
なあんて、思う。




少し、復活

2008年12月10日 | コンディショニング
体調が少し復活した。
泳いでいる時の水の乗り方でわかる。
疲れてきたときの踏ん張りもきくようになった。

また、爆発しないように、専属トレーナーと約束。

毎日1時間しか泳げないのだが、それゆえに飽和状態のメニューを組んでいたようだ。
それを、少し余裕のある、ちょっと物足りないぐらいの飢餓状態でメニューを組むことに。

そして、故障しないためのトレーニングもしっかりとしないとね。

オーバーヒート

2008年11月28日 | コンディショニング
10月にジムからスイミングに泳ぐ場所を変えて早2か月。
できるだけ、昔の体力に近づけようと、やってきた。
1か月を過ぎた11月の初めは、めちゃくちゃ調子がよかった。
やっぱり、この年になっても、練習すればそれなりに結果がついてくるんだと、気持ちよかった。

それが・・・
あれは、約2週間前のこと。
いつもどおり、100mのインターバルを泳いでいると・・・
壁を蹴るたびに、左の内側広筋がつったようになる。
それと連動して、左のお尻に違和感。
あぁ~、やばいなぁ。
ちょっと治療をしないと怪我するかも。
そう思いながらも、日々の生活に追われ、ついつい後回しに。
普段の生活には支障がないものだから、まぁいいかと。

その矢先。
なんでもない階段で捻挫。
翌日、寝違い。
そして、口唇ヘルペス。

一気に爆発。

やっぱり、昔のようにいかないなぁ。

ここ2週間。
平日は泳ぎに行くものの、水になかなか乗れない。
こんな練習で、オーバーワークなのかなぁ。

現実はきびしい。


鴨沂高校へ

2008年11月25日 | コンディショニング
前回の測定結果をもとに個別に作ったトレーニングメニューを持っていった。

ほとんどが、自体重か3kgほどまでの軽い錘を使ったトレーニング。

体の中をしっかり鍛えて、芯の強い選手になってもらいたい。

トレーニング方法の指導と合わせて、東洋医学理論の応急処置・手当法、食事法についても指導。

参考程度にということで・・・

これをこの冬実践してもらって、結果を出せるかどうか。

そのあと、選手の治療をする。

前回、治療ができなかったためか、ほとんどの選手が希望。

だけど、私の治療を受けたいと思ってくれるということは、治療をするとそれなりにいい結果だということか???

と、勝手にいいほうに考える。

そんなこんなで、9時から始めたのに、終わった時は13時を回っていた。

「午後は14時半から。」

と監督の声。

前日に階段を踏み外して捻挫をしていたので、どうしようか迷ったけど、

「うち、まだ26℃あるし、泳げるで」というやさしい言葉に甘え、一緒に練習させてもらうことに。

捻挫の後、豆腐と里芋で手当をしていたので、ほぼ痛みもなく、2時間半の練習に参加。

全国女子以来の水球でした。

以前と比べての変化。

最近は少しでも時間があれば泳ぐようにしているためか、以前より息があがらなくなってた。

そして、ボールも重たいと思わなくなっていた。

なんとも、レベルの低い話だが、少しでも進歩かな。

少々、実践的な練習にも参加させてもらい、いい気持ちだった。

やっぱり、水球はおもしろいなぁ。

翌日・・・

足の内転筋が、筋肉痛に。

普段、少しはフットワークもやっているつもりだったけど、まだまだ足りないってことか。

筋トレもしないとなぁ。

名馬にケガなし

2008年10月14日 | コンディショニング
新チームになってはじめて鴨沂高校へ行ってきた。
今回の目的は、測定。
形体・柔軟性・筋力・泳力を測定した。
いわゆる、運動能力を見るための測定ではなく、
今現在バランスを崩しているかどうか、将来的にけがをしやすい状態か、
というコンディショニングを重視した測定。

「名馬にケガなし」という言葉がある。
本当にいい馬というのはケガをしない馬のことをいう。
とくに、馬にとってケガは命取り。
スポーツ選手にとっても同じことだが言えると思う。

どんなに一生懸命練習をしても、ケガをしてしまえば、練習を続けることができない。
ケガさえしなければ、少しずつでもパフォーマンスは上達する。

ケガには大きく二つある。
一瞬の出来事でおこる骨折や脱臼、ねんざなどの外傷と
長い時間かかって何となく痛かったり違和感があったりというのからはじまる障害。

障害が起こるのは、間違いなく体のアンバランスとオーバーワークが原因。
外傷は一種の事故のようなものだから仕方ないと思われがちだが、外傷の陰にも同じような原因があると私は思う。
そうならないように、今回の測定から選手のウィークポイントをさぐり、それを克服できるトレーニングを提案したい。
そうすることで、ケガを未然に防ぐことができればと思う。

そして、大学に進んだ時に、激しいトレーニングをしても故障しないようになって、日本の水球界を引っ張っていける選手になってもらいたいと思う。

チームとしては、夏JO四連覇。
できれば、春・夏連覇も狙ってもらいたいなぁ。
とひそかに思っている・・・


よくなる兆し

2008年09月16日 | コンディショニング
現役時代に痛めてしまった左肘と肩。
鍼灸学校に入学した時に、サントリーバレーボールチームのトレーナーを務めるスポーツ鍼灸の先生に診てもらったところ、
「これは、治らない」と太鼓判を押された。

だから、自分でも完全に治ることはなく、だましだましやるしかないんだろうと思っていた。

ところが…

先日参加した鍼灸の研修会でのこと。

皮膚鍼・散鍼という当会独自の手技のスペシャリストの先生に治療をしてもらうと、嘘のように動くようになり、違和感もなくなった。

細かい筋肉にも丁寧にアプローチしていく。
小さな範囲で虚実をわきまえて補瀉を行う。

今までの生活を続けると、3~4日で元に戻るだろうけど、これを続けていれば、確実によくなる予感。

手の届く範囲は自分でやって、研修会では仲間にやってもらって、続けてみたいと思う。

もし、ボールを投げても痛みが出なくなったら・・・

そう思うだけで、わくわくする。