駿河台の日常

明大界隈の出来事を中心に伝えます。

なごみま鮮果

2006-10-31 16:30:21 | Weblog
週末の神保町ブックフェスティバルに明治大学商学部の学生が水産加工品やワカメ、紅茶などを出していた。神田駅東口、今川中学そばの空き店舗に三浦市東京支店として、この6月にオープンしたのが「なごみま鮮果」だという。メンバーは明治大学商学部熊沢ゼミの2年生22名。三浦市の物産販売、商品開発とともに、空き店舗を利用して地域商店街の活性化もテーマらしい。明治大学は確か戸越銀座でも商店街活性化を研究していると聞いたことがある。こういう実践的研究というのはブームなのかな。ところで、チラシの写真を見ると、ゼミ生の半数は女性のようで、女子学生が珍しかった昭和40年代とはずいぶん様変わりした。そのうち、珈琲でも飲みに行こう。

木場公園

2006-10-30 11:48:46 | Weblog
土曜日、2時半に待ち合わせて木場公園でランニング。1周3・5キロの周回コースがある。6周でハーフマラソンの21キロになる。1周目はふくらはぎと心臓のあたりが痛かった。昼間、神保町ブックフェスティバルの会場で缶ビールを飲んだせいだ。2週目で身体の痛みはなくなったが、3周目でトップから置いていかれて、10・5キロでやめてもいいかという気になる。この周回でやめようと思いながらあと2周、5周で走り止めた。1時間52分。17・5キロ。1日おいて今日が疲れのピークだ。

神保町に吉本興業?

2006-10-27 10:31:40 | Weblog
駿河台下の交差点から錦町に向かって右手、和菓子の「ささま」裏にビルの新築工事が始まっている。今日、昼飯のあとで寄ってみると、百坪の敷地に地上6階、地下2階で映画館、劇場、事務所のビルが来年2月に完成する。施主は小学館。未確認ながら吉本興業の小屋になるという噂。そういえば、神保町交差点そばには、ある日、タイセイ吉本ビルが出現して、東京本部の所在地になっている。吉本の常打ち劇場となれば、神保町のイメージも変質してくる。この界隈にも昔は映画館が3軒あったらしい。タキイ種苗は言われてみると映画館の面影があるし、さくら通り、演劇出版社のあたりにも映画館があった。今は神保町の岩波ホールだけ。東映、松竹、大映、日活といった大手映画会社の影が薄くなり、配給システムが変わり、盛り場そのものが変質して映画館は町から姿を消した。吉本興業の小屋は神保町にどのような変化をもたらすのだろう。

矢作 俊彦『ららら科學の子』

2006-10-26 10:11:29 | Weblog
 サントリー烏龍茶のCMで、中国人の若い女性が中国語バージョンで「鉄腕アトム」を歌ったのを聞いた時は、なぜか胸をつかれる思いがした。カラオケによる日中友好は以前からあって、湯島あたりの中国バーでは「北国の春」を中国人が日本語で歌い、日本人は中国語で歌っていた。サントリーのCMが新鮮だったのは、中国の普通の若い女性が2人で自転車をこぎながら鼻歌を歌うように「鉄腕アトム」を口ずさんでいたからだ。中国バーで歌う「北国の春」とは、明らかに異質だった。
 矢作俊彦の『ららら科學の子』(文春文庫)は、あのCMから作者が着想したのではないか。そんな気がしてならない。主人公は1968年前後、バリケードにたてこもっていた時、機動隊員を死傷させ、警察に追われた挙句、中国に密出国する。文化大革命の終焉とともに中国南部の電気も通らない山村に下放され、30年後、蛇頭の手引きで日本に密入国するところから物語が始まる。主人公は公衆電話のテレフォンカードの使い方を中国人から教わる。東京の局番に3が加わり、4桁になったことを知る。渋谷に行こうとして109ビルがわからない。30年前にはあって、今はないもの。今もあるが激しく変質してしまったもの。新しく生まれたが、無意味なものが主人公の目に映し出される。その逆に主人公が30年前から突然現われることで、周囲の人間が失われた価値観や時代の変質を認識させられる。決して大上段に構えているわけではないが、国家とは何か。文化とは何か。日本人のアイデンテティとは何かを問いかけてくる。
鉄腕アトムは10万馬力を100万馬力に改造されたことで変調をきたす。ロボットは国境を越えてはならない法律を犯し、囚われた少女を救うため海を越える。ロボット会議は人間たちと対立する。そうした隠喩が作品のあちこちに埋められている。

プール・トレーニング

2006-10-25 09:42:54 | Weblog
昨日は雨の中を夜、東砂スポーツセンターのプールでランニング・クラブのトレーニング。参加者は58歳、56歳、55歳のおぢ3人組にクラブの総合コーチ、Eさんが付き添い。普段はウォーター・エアロビクスの教室を持っている女性コーチの指導でプールに入った。水の抵抗力と浮力を利用して腹筋、背筋、臀筋、手足の筋肉を鍛える。「水面に近ければ抵抗力が無く、深ければ抵抗が増して負荷がかかります。同じ運動でも、動きを早くすれば負荷が強くなります」。なるほどね。しばらく水中歩行をさせられたあと、浮き具を使って「かにばさみ」、ブルース・リーのキック、股関節を回せと1時間、ハードなトレーニングだった。プール・トレーニングはこれで2回目だが、1回目が7人、今回は3人。走ったあとのリラクゼーション、ストレッチの一貫としてカリキュラムに加えたのだろうけれど、人気がない。

夢の島大橋

2006-10-23 17:30:11 | Weblog
通勤途中、歩道橋を歩いていたら首に痛みが走った。寝違えたような痛み。土曜の10キロ練習、日曜の江戸川マラソン10キロ激走が効いたか。もう1つ思い当たるのは、土曜日夢の島大橋を自転車で下っていて、前から来た自転車と衝突したこと。きれいに転んだのでかすり傷1つなかったが、あの時、首筋を痛めた可能性はある。自分でもバランス感覚というか、距離感がつかめない感じがあって、子供の頃からバランスが悪い。プランクトンを採集中にプールに落ちたこともある。自慢しているみたいだが、病的なバランスの悪さだ。メニエール病かもしれないという診断はこれに関係するのか。イソバイドという薬は脳内の圧力を下げる薬で、ぼくの父親が水頭症で手術した時にも、脳内の圧力を下げる措置をしたと聞いた。とすれば遺伝的な体質かもしれない。予防的には自分のバランスの悪さを器質的なものと覚悟して注意していればいいわけで、ぼくの父親は大正8年生まれで肉体的にはぴんぴんしているから、ぼくも長生きできるのかもしれないとは思うが、その前に交通事故に会って、あっけなくいきそうな予感がある。

江戸川マラソン

2006-10-22 23:10:02 | Weblog
10月22日、江戸川マラソン。10キロの部。スタートの10時頃から晴れて暑くなる。気温23度くらいか。江戸川競技場を1週4分の3で道路に飛び出す。最初は1200人のダンゴ状態。前後左右の間隔がとりにくかった。1キロぐらいでペースをつかむが、一緒に走ったKさんは5分20秒で入ったという。そのまま中間点までは5分20秒で推移。7キロあたりから左足ふくらはぎに違和感があってペースダウン。給水でもらった水を頭からかけて激走。54分34秒。自己新更新。トルソータグによる記録計測はグロスタイムのみで、スタート通過まで30秒はかかった。ネットタイムなら54分を切っていたかもしれない。ゴール後、ランニングクラブの3人で江戸川球場そばのジョナサンに寄ってビールで完走の祝杯。今日のレースは外人が多かった。コース途中で救護を受けていた人2名。

桜田門

2006-10-16 09:27:41 | Weblog
日曜日、健保の皇居1周レース、シニアの部に出場。キロ6分くらいで入るかと、甘く考えていたらピストルの合図で3人が飛び出し、あわてて付いていったら早いのなんの。最初の1キロが4分20秒だった。自重してペースを落とし、呼吸を整える。5分前にスタートした女性を1人、2キロ地点で追い抜く。一ツ橋から英国大使館の登り坂は快調にクリア。英国大使館前で女子3人抜き。半蔵門からはルンルン気分で坂道を下った。シニア15人中3位、25分12秒。自己新。銀座ライオンまで歩き、祝杯。

夢の島競技場

2006-10-12 09:45:28 | Weblog
夢の島競技場周辺は暗く、夕方6時半だというのに人通りはほとんどなかった。明治通りを大型トラックのライトだけが通り過ぎていく。ロッカールームでスーツから運動着に着替えてフィールドに入ると、トラックだけがカクテルライトに照らし出されていた。時おり、高架を京葉線の電車が走る。周囲に大きな建物がないから、夜の闇が拡がる。東砂SCランニング・クラブの「5キロ」タイム・トライアル。400㍍を12周半。前半、トップグループに着いていこうとして1㌔5分17秒で入ったため、後半ばてた。最後はマイペースで26分57秒。27分を切る自己ベスト。

イノシシに注意

2006-10-10 13:02:22 | Weblog
日曜日、秩父の四阿屋山に行く。三峰口からタクシーで登山口に入り、山道に入ろうかというあたりで電気柵にさえぎられた。イノシシが出るため、通行禁止となっている。仕方なく迂回して林道歩き。ことしはイノシシやクマが多いという話をしているとパーン、パーンと乾いた音がした。タクシーの運転手は鉄砲うちが入っていると言っていた。クマと間違えて撃たれた山菜取りの人もいた。散弾を浴びせられたくないねと言いながら、なるべく騒がしく歩いていた。鉄砲の音は思い出したように続いていた。山をくだって、駅まで来ると、吉田町「龍勢祭り」のポスターがあった。鉄砲の音だと思ったのは農民ロケットの音だった。「龍勢」は松の丸太をくりぬいた筒を飛ばすロケット花火で、天正年間から続いている。高さ400メートルにまで達するというから、イノシシも落ち着かないだろう。