駿河台の日常

明大界隈の出来事を中心に伝えます。

カウンセリング

2006-07-21 11:44:32 | Weblog
部下が会社を辞めたいと言った時、どう答えるか。「なぜ?」「どうして?」と聞くのが一番悪い。相手を追い詰める質問になってしまう。まず、相手の言葉通り「会社を辞めたいのか?」と繰り返す。あなたのことは受け止めていますよというサインになるらしい。カウンセリングでは、「うなずき」「あいづち」「繰り返し」が重要で、そうでなければ相手は心を閉ざしてしまう。なるほどね。
もっとも、本当に大事な部下なら、いきなり辞めるとは言い出さないだろう。突然、退社を宣言したこと事態、これまで相手とのコミュニケーションが十分なかったということではないのか。信頼できる上司がいて、仕事にやりがいがあるのなら誰も会社を辞めはしない。

間違い電話

2006-07-19 15:42:12 | Weblog
事務所で電話をとったら、中国語が飛び込んできてびっくりした。深呼吸して「ウォー・ブートン・チョンゴーファー。ニー・トン・ブ・トン・リーウェン・ア?」と言った。相手の女性もあせった感じで、「チン・ダン・イーディアル」と言って、奥に向かって何か叫んでいた。男が出たので、こちらの社名を告げると、「日本ユニ・エージェンシーじゃないですか」と訪ねた。番号違いがわかって電話を切った。いきなり中国語で電話がかかってくる職場じゃないもの。ギャラリーが大勢いれば中国語で話したと自慢できたのに、たまたま役員のIさんしかいなくて、「中国人でした」というと、「よく、わかったね」で終わってしまった。残念。

メタル男

2006-07-08 09:00:12 | Weblog
福岡空港には出発の1時間以上前に着いた。することもないので、早めに出発ロビーに行こうとセキュリティーに並んだら、間の悪いことにヘビメタっぽいアベックの後ろに着いてしまった。若い男は黒皮のパンツ。黒のタンクトップの右肩あたりにタトゥがのぞいている。女は男より大柄で、やはり二の腕にタトゥがあった。あわてて列を変わるのもヘンなので、後ろについたが、セキュリティ・チェックの前で、男は大きなバックル、チェーンなど次々に金属製品を身体からはずし始めた。トレーから金属製品があふれ出しそうだ。ぼくを見て、男は「いつも大変なんだ」とぼやいた。最後に男は革のブーツまで脱ぐ。怪訝そうな表情が見えたのか、男は「これには鉄板が入っているから」と言った。これまで、何度もブザーを鳴らされている。今日は一発でパスしたいと男は言った。制服の女性警備員に「オレはテロリストじゃないからな」と宣言して、ゲートをくぐった。ブザーは鳴らなかった。ゲートをくぐって金属製品を受け取り、身に付けながら、男は「まあ、愛のテロリストではあるがな」と警備員に軽口をたたいた。おにいさん、それなら「エロリスト」でいいのじゃないか。目が合うと、男は拳をつくって親指を上に上げた。

星への願い

2006-07-07 11:20:27 | Weblog
小川町、テクノホルティ園芸専門学校の前を通ったら、笹飾りに生徒が書いただろう短冊がいくつも結ばれていた。今日は七夕かと、通り過ぎようとして、一瞬足が止まった。「海外旅行に行きたい」「世界が平和に」「検定試験合格」あたりはまともだが、「姫になりたい」というのはどういう願いなのか? 恋人が欲しいということ? 結婚したいということ? 首をひねっていると、もう1枚の短冊には「楽してやせたい」。こちらはわかりやすい願望だが、まず無理だね。