この世で一番
価値のある振る舞いは
他人の顔に
喜びの表情を浮かばせること
by 植西聰
ここ最近、不安や苛立ちや悔しさや悲しさ等の
ネガティブ涙が多く、自分で自分が嫌になる今日この頃。。。
でも、今日の涙は違った
それは、入所者さんが与えてくれた涙。
その方は、短期間の自宅復帰をしながら
数年間入所されている。
ADLが少しずつ低下しながらも
運動機能面は比較的維持できていた。
しかし、1ヶ月程前に熱発し、
食事も入らないようになり、点滴をし、
全身状態、認知機能面が目に見えて
落ちていっていた。
それから1ヶ月、不明言動も目立ち
指示も通りにくくなり。。。
生活動作も全般的に全介助状態となっていた。
正直、今後一緒にお喋りして笑い合うことは
ないのではないだろうか
そういう不安が頭をよぎることが多くなっていった。
でも、先週ぐらいから
反応が良い日がポツポツと認められるようになった。
今がチャンスと思い、
リハビリにどんどん来てもらいたい旨を
看介護職員にも伝えていた。
そして、昨日の夕方
ここ1ヶ月の中で一番意識がハッキリしていたように感じた。
美容クラブによるオイルマッサージが
ぬるぬるして気持ち悪かった事とか、
リハビリに行きいけど、番号(順番)を取りきらないから
どうしよう? とか、
この1ヶ月で一番の頭しっかり
そして、今日、
なかなかリハ室に連れてきてもらえないので
居室まで迎えに行った。
そしたら、
『yama先生~、わざわざ迎えに来てくれて~
ありがとうございます~ リハビリ行きます~』
車いすに移乗し、リハビリ室へ。
プラットホームに車いすをつけ
『○○さ~ん、リハビリ室のベッドにつきましたぁ』
『横になりましょうか?』って声をかけると
全盲の○○さん特有の動きでベッドを確認し、
立ち上がろうと体幹を前に持って来ようとする。
体力が落ちているため介助を要したが
自発的に動こうとする○○さんを1ヶ月ぶりに見た。
それだけでも嬉しかったんだけど、
介助してプラットホームに移乗し端座位になったら
『靴ば脱がんばですね』と手を足元に伸ばし脱ごうとされる。
軽く体幹を支える介助をするだけで、自分で靴を脱ぐことができた。
もうね~
本当に嬉しかった。あんまりにも嬉しすぎて
靴を脱ぎ終えて端座位の○○さんを抱きしめてしまった。
私の嬉しい気持ちを伝えると○○さんも、
目をうるうるさせるので私もうるうる。。。
臥位でのアプローチ終了後、『起きましょうか』と
声をかけたら、寝返り・起き上がり動作へ向けて
動き始めてくれるものだから、また喜ぶわなぁ私。
その喜びっぷりに○○さんは笑っていた。
○○さんは体調を崩してからはポーっとした表情だったり
しかめっ面だったりで。。。
笑顔を見たのは、それこそ1ヶ月ぶり。
その状況を近くで見ていた介護福祉士Wちゃんは
『○○さんが笑ってる~!お喋りをいっぱいしてる~!』と
目をうるうる
○○さんに、Wさんも喜んでる事を伝えると
『私も嬉しかぁ~、もうダメかと思うたばい~』と泣き出し
私もまた泣きそうになるが、グッと我慢。
いま、実習で学生が来てるけど、
この光景をどう思って見ていただろう。。。
きっと、この1ヶ月の経過を知らないから
なにをやってんだか。。。って思ったかもしれない。
この仕事をやってて、悩みや、精神的にきつい事も山ほどあるけど
こういう瞬間は、一瞬で心を満たしてくれる。
喜びを一緒に分かち合える仲間がいることも
幸せだなって思う。
最近、ネガティブな内容が多かったから
ちょっと元気になった話を記してみた。
価値のある振る舞いは
他人の顔に
喜びの表情を浮かばせること
by 植西聰
ここ最近、不安や苛立ちや悔しさや悲しさ等の
ネガティブ涙が多く、自分で自分が嫌になる今日この頃。。。
でも、今日の涙は違った
それは、入所者さんが与えてくれた涙。
その方は、短期間の自宅復帰をしながら
数年間入所されている。
ADLが少しずつ低下しながらも
運動機能面は比較的維持できていた。
しかし、1ヶ月程前に熱発し、
食事も入らないようになり、点滴をし、
全身状態、認知機能面が目に見えて
落ちていっていた。
それから1ヶ月、不明言動も目立ち
指示も通りにくくなり。。。
生活動作も全般的に全介助状態となっていた。
正直、今後一緒にお喋りして笑い合うことは
ないのではないだろうか
そういう不安が頭をよぎることが多くなっていった。
でも、先週ぐらいから
反応が良い日がポツポツと認められるようになった。
今がチャンスと思い、
リハビリにどんどん来てもらいたい旨を
看介護職員にも伝えていた。
そして、昨日の夕方
ここ1ヶ月の中で一番意識がハッキリしていたように感じた。
美容クラブによるオイルマッサージが
ぬるぬるして気持ち悪かった事とか、
リハビリに行きいけど、番号(順番)を取りきらないから
どうしよう? とか、
この1ヶ月で一番の頭しっかり
そして、今日、
なかなかリハ室に連れてきてもらえないので
居室まで迎えに行った。
そしたら、
『yama先生~、わざわざ迎えに来てくれて~
ありがとうございます~ リハビリ行きます~』
車いすに移乗し、リハビリ室へ。
プラットホームに車いすをつけ
『○○さ~ん、リハビリ室のベッドにつきましたぁ』
『横になりましょうか?』って声をかけると
全盲の○○さん特有の動きでベッドを確認し、
立ち上がろうと体幹を前に持って来ようとする。
体力が落ちているため介助を要したが
自発的に動こうとする○○さんを1ヶ月ぶりに見た。
それだけでも嬉しかったんだけど、
介助してプラットホームに移乗し端座位になったら
『靴ば脱がんばですね』と手を足元に伸ばし脱ごうとされる。
軽く体幹を支える介助をするだけで、自分で靴を脱ぐことができた。
もうね~
本当に嬉しかった。あんまりにも嬉しすぎて
靴を脱ぎ終えて端座位の○○さんを抱きしめてしまった。
私の嬉しい気持ちを伝えると○○さんも、
目をうるうるさせるので私もうるうる。。。
臥位でのアプローチ終了後、『起きましょうか』と
声をかけたら、寝返り・起き上がり動作へ向けて
動き始めてくれるものだから、また喜ぶわなぁ私。
その喜びっぷりに○○さんは笑っていた。
○○さんは体調を崩してからはポーっとした表情だったり
しかめっ面だったりで。。。
笑顔を見たのは、それこそ1ヶ月ぶり。
その状況を近くで見ていた介護福祉士Wちゃんは
『○○さんが笑ってる~!お喋りをいっぱいしてる~!』と
目をうるうる
○○さんに、Wさんも喜んでる事を伝えると
『私も嬉しかぁ~、もうダメかと思うたばい~』と泣き出し
私もまた泣きそうになるが、グッと我慢。
いま、実習で学生が来てるけど、
この光景をどう思って見ていただろう。。。
きっと、この1ヶ月の経過を知らないから
なにをやってんだか。。。って思ったかもしれない。
この仕事をやってて、悩みや、精神的にきつい事も山ほどあるけど
こういう瞬間は、一瞬で心を満たしてくれる。
喜びを一緒に分かち合える仲間がいることも
幸せだなって思う。
最近、ネガティブな内容が多かったから
ちょっと元気になった話を記してみた。