トランプ新大統領後の世界を読む

　世界のメディアの予想に反して、イギリスのEU離脱に続き、アメリカ大統領選挙においても、予想が外れたことは、今後メディアの世論調査のあり方に猛省を促す結果となったと思います。

私は、節目が大きく変わったのは、FBIの投票直前のメール問題再調査発表にあったことを指摘しておきたいと思います。その重大な潮目の流れを読み切れなかったメディア及び情報機関関係者に、今後、人間心理を含めた総合的かつ科学的世論調査方法論を展開していただきたいと強く思いました。

トランプ新大統領は、決して前評判のように、政治の素人ではないことが、安倍総理との今回の会談で明らかになったと思います。トランプ新大統領の最強のスタッフは、長女夫妻であるように私は思います。

まず大きなポイントは、『なぜアメリカは防衛費にこんなに多額のお金をつぎ込んでいるんだ!!もっと自国のインフラ投資にお金をつぎ込んで、景気をよくして、強いアメリカを取り戻せばいいじゃないか!!』とトランプ新大統領は訴えているのではないかと、私には思われます。

だから、従来のアメリカとソ連の冷戦競争はやめにして、お互いに、軍備拡張競争よりも、自国民の生活をもっと良くするために、これから経済面に力を入れていこうではないか!!
ということではないかと思います。そうだとしたら、さらに四年後の大統領選挙においても、アメリカ経済が良くなれば、再選される可能性が出てくると思います。

これからのポイントは、いかに優秀なスタッフをそろえられるかということだと思います。そのためには、今からでも、スタッフをある程度公募してもいいのではなかと思います。以外と優秀なスタップが集まるかもしれないと思います。型破りなトランプ新大統領には、型破りな手法が案外成功するのではないかと思います。

景気が良くなれば、民衆がついてきます。民衆の支持が得られれば、選挙にも勝てて、アメリカの議会もついてきます。そうすると、日本の安倍総理のように、トランプ氏も、長期政権につながる可能性も十分あるのではないかと、私は思います。