べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

あのときの問題を忘れない(1)|今日は衆議院議員選挙の投票日

2009年08月30日 | 社会
 学校を欠席したA君に、委員長のB君から電話がありました。「Bです。今日、卒業アルバムのクラス写真の撮影場所をみんなで話し合って、18対12で日輪寺公園に決まりました。A君が欠席しているあいだに悪いとは思ったんだけど、A君がどちらに賛成でも多数決の結果は変わらないからいいよね?」

問い;民主主義意義から考えて、この多数決にはどのような問題がありますか。

 これは、塾長が中学受験をしたころの社会の入試問題です。思い出しながら書きました。小学生だった塾長にとって、この問題が印象に残るものだったのです。

 まず、言葉(語句)の確認から。国語辞典を使います。「チャレンジ小学国語辞典」で調べました。

たすうけつ【多数決】物事を決めるとき、賛成する人が多いほうに決めること。

 18人が賛成して12人が反対なので、A君がどちらに賛成しても「多数決に」問題はなさそうです。次に、「民主主義」も調べてみましょう。

みんしゅしゅぎ【民主主義】国民全体の利益や幸福のために、国民自身の手で国の政治をしていこうとする考え方。

 この場合、国民はクラスの人々ですね。クラスのために、クラスの人々の手で、クラスのことを決めていこう、と考えられます。

 続きます。(塾長)


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