続きです。
みんしゅしゅぎ【民主主義】国民全体の利益や幸福のために、国民自身の手で国の政治をしていこうとする考え方。
この場合、国民はクラスの人々です。クラスのために、クラスの人々の手で、クラスのことを決めていこう、と考えられます。では、どこに問題があるのでしょうか?
「クラスの人々の手で」に、注目をしてください。クラスのために、クラスのことの決定に、クラスの人々が参加するということです。ここでは、クラスの人々が話し合いをすることになりますね。そこに、A君は参加していません。
話し合いでは、まずいくつかの撮影場所の候補(こうほ)が出たと思います。景色がきれいな場所やみんながよく知っている場所。学校から遠すぎて候補からはずされる場所。いろんな意見が出され、候補が決まりました。最初から多数決ではなかったはずです。話し合いがなければ候補がしぼれずに、納得のいく撮影場所が決まらないからです。
A君が欠席しているうちに、日輪寺公園が撮影場所に決まりました。A君に意見があって、「ふだんあがれない屋上で撮影したいな。学校全体が見渡せて、ながめもきれいだよ。」と言っていたらどうでしょうか。もしかしたら、屋上のほうに賛成する人がふえたかもしれません。
答え;A君の意見を確かめていないので、話し合いがたりていない。
A君の意見をみなに知らせたら、多数決の結果が変わるかもしれない。
民主主義は、国民のために、国民が参加して意見を言い合い、できるだけ多くの人が納得できる決定をすることが大切です。国民に代わり話し合いをするのが国会議員(衆議院議員と参議院議員)、話し合いの場所が国会(衆議院と参議院)で、国会では国の予算と法律(立法)を決めているのです。(塾長)
社会・公民(世の中の仕組み)を知る本として、「10才までに知っておきたい 世の中まるごとガイドブック基礎編」「12才までに知っておきたい 世の中まるごとガイドブック応用編」をお薦めします。大人も一緒に読んでください。タイトルの年齢よりも少し上で、基礎編が小学6年生以上、応用編が中学生以上向けになると思います。
高校・一般向けに「高校これでわかる現代社会(文英堂)」「図解雑学 よくわかる政治のしくみ(ナツメ社)」、公務員を目指す大学生に「現代政治学入門 (講談社学術文庫)」「公共政策学入門 民主主義と政策」「コンセンサス・ビルディング入門 公共政策の交渉と合意形成の進め方」は面白いと思いました。
みんしゅしゅぎ【民主主義】国民全体の利益や幸福のために、国民自身の手で国の政治をしていこうとする考え方。
この場合、国民はクラスの人々です。クラスのために、クラスの人々の手で、クラスのことを決めていこう、と考えられます。では、どこに問題があるのでしょうか?
「クラスの人々の手で」に、注目をしてください。クラスのために、クラスのことの決定に、クラスの人々が参加するということです。ここでは、クラスの人々が話し合いをすることになりますね。そこに、A君は参加していません。
話し合いでは、まずいくつかの撮影場所の候補(こうほ)が出たと思います。景色がきれいな場所やみんながよく知っている場所。学校から遠すぎて候補からはずされる場所。いろんな意見が出され、候補が決まりました。最初から多数決ではなかったはずです。話し合いがなければ候補がしぼれずに、納得のいく撮影場所が決まらないからです。
A君が欠席しているうちに、日輪寺公園が撮影場所に決まりました。A君に意見があって、「ふだんあがれない屋上で撮影したいな。学校全体が見渡せて、ながめもきれいだよ。」と言っていたらどうでしょうか。もしかしたら、屋上のほうに賛成する人がふえたかもしれません。
答え;A君の意見を確かめていないので、話し合いがたりていない。
A君の意見をみなに知らせたら、多数決の結果が変わるかもしれない。
民主主義は、国民のために、国民が参加して意見を言い合い、できるだけ多くの人が納得できる決定をすることが大切です。国民に代わり話し合いをするのが国会議員(衆議院議員と参議院議員)、話し合いの場所が国会(衆議院と参議院)で、国会では国の予算と法律(立法)を決めているのです。(塾長)
社会・公民(世の中の仕組み)を知る本として、「10才までに知っておきたい 世の中まるごとガイドブック基礎編」「12才までに知っておきたい 世の中まるごとガイドブック応用編」をお薦めします。大人も一緒に読んでください。タイトルの年齢よりも少し上で、基礎編が小学6年生以上、応用編が中学生以上向けになると思います。
高校・一般向けに「高校これでわかる現代社会(文英堂)」「図解雑学 よくわかる政治のしくみ(ナツメ社)」、公務員を目指す大学生に「現代政治学入門 (講談社学術文庫)」「公共政策学入門 民主主義と政策」「コンセンサス・ビルディング入門 公共政策の交渉と合意形成の進め方」は面白いと思いました。