えつこのマンマダイアリー

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新春の里山2013 ~鶴見川と薬師池~

2013年01月27日 | 里山・風景

 (↑薬師池公園)

 

 先日、友人の案内で町田を歩きました。小田急線鶴川駅の南側を流れる鶴見川の川沿いを上流に向かって歩き、薬師池公園まで行きました。目的はカワセミだったのですが、この日は残念ながら見られませんでした。代わりに、静かな春隣の景色や命の営みを見ることができました。

 絵ハガキ風にご紹介します。
 (★これより下の画像をクリックすると大きい画像や別の画像が見られます。★別画像がある場合は、マウスオンするとその旨が表示されますが、ブラウザによっては読み込めない場合があります。★撮影日は2013年1月25日です。)

 

          

 

            
 友人によると、この日の鶴見川はいつもより水が濁っていたとか。過日の雨のせいでしょうか...。それでも、鯉が悠然と泳ぎ、鴨やコサギが羽を休めていました。
 カワセミがよく見られるというスポットが何箇所かあるそうですが、たまたま岸辺の草刈りの最中だったり、水の濁りのために餌の魚が見えにくかったりしたことが、カワセミを遠ざけたのでしょうか...会えなくて残念でした。(単に日頃の行いが悪いだけか...?(^_^;)

 

          
 代わりに出会った鳥たち! 左上から時計回りに、ジョウビタキ♂・モズ・ムクドリ・コサギ。モズを撮ったのは初めてです(*^▽^*)v (モズのみ薬師池公園にて撮影)

 

       
 そして、川のほとりでこんな楽しいものにも出会えましたよ。オニグルミ(鬼胡桃)の葉痕と冬芽ですってw(☆o◎)w 私には羊の顔に見えるのですが、みなさんは何を想像されますか?

 

 「薬師池公園」に着きました。
  
 何度も訪れていますが、真冬は初めてです。雪吊りが情緒豊かで印象的...。

 

            
     鴨の集団行動が見ていて飽きませんでした。キンクロハジロが沢山いるのですね(リンク画像)。

 

    
 1月14日に降った雪がまだこんなに残っているかと思えば...[左] 春を待つニオイコブシの蕾が光り輝いて......[右]

 

  
 町田市に寄贈され、三輪町から移築復元された農村の古民家。ここにも雪が残っています。
 看板の屋根に見えているのは、苔*とその花でしょうか?[右]  
 *1.28追記:友人に「コアカミゴケ」という地衣類だと教わりました。
         くだんのページによると、「しばしば外見が似るコケ植物と混同されるが、
         地衣類は菌類であって植物ではない」とあります。
         赤い部分は「子器(しき)」といって、子嚢(しのう)胞子を作る器官のことであり、
         キノコもそれに当たるようです。 

 

       
 園内の野草園、「萬葉草花苑」にて。万葉集に詠まれている70種の草花の他、260種の山野草が植栽されているそうです。

 

 ここからは、「薬師池公園」や鶴見川のほとりで見かけた植物を紹介します。

        
 一説には、冬に他の植物に先駆けて咲くことから「まんず咲く」→「まんさく」と名づけられたと言われる満作。
 左上&右がマンサク、左下がシナマンサク(支那満作 枯れ葉が落ちずに残るのが特徴)。

 

  
                 ロウバイ[左]や福寿草[右]も綻び始めていました。

<ロウバイ豆知識>
 ロウバイ(↑)は、左がロウバイ(蝋梅:花芯が茶褐色&花弁がとがっている)、右がマンゲツロウバイ(満月蝋梅:園芸種 花弁が丸っぽい)でしょうか?
 このページによると、ロウバイは分類がむずかしいようですね。一般的には、ロウバイ(原種)とソシンロウバイ(素心蝋梅:園芸種 花芯の色が花弁と同じ)の2種類に大きくくくられるようですが、実生生産が多いため、個体差が大きいようです。特徴(花芯の色・花弁の形・花弁の濃淡)の組み合わせが、種の交雑でいろいろ生まれるのかもしれませんね。マンゲツロウバイにも、花芯が褐色のものとそうじゃないものとがあるようです。
 近年マンゲツロウバイが増えてきたからでしょうか、ロウバイ・ソシンロウバイ・マンゲツロウバイと3種に分類されることも多いようです。また、園芸種と区別するためか、原種のロウバイをワロウバイ(和蝋梅)という呼ぶこともあるようです。
 いずれも、蜜蝋のような花びらと甘い香りが印象的ですね。

 

   
 [左]センダン(栴檀)の実(左)とウスギモクセイ(薄黄木犀)の実(右)
 [右]もうオオオイヌノフグリ(大犬のふぐり)が咲き始めましたね。実の形から名前がついたとか...(^_^;  

<木犀豆知識>
 金木犀が日本では実を見ることができないのに対し、この薄黄木犀(銀木犀の変種)は見ることができるようです。両方雌雄異株ですが、Weblio植物図鑑によると、金木犀は日本では雄性化してしまうために結実せず、薄黄木犀は雌株があるので結実できるのだそうです。花がない状態での薄黄木犀と銀木犀の区別方法は私にはわかりませんが、葉に鋸歯がないので、この画像の木は薄黄木犀と言えるでしょうか。

 

   
 [左]イチゴノキ(苺の木)の花(左) 真ん丸の苺のような実がこちらで見られます。くだんのサイトによると、結実するのに1年かかるようです。
    ホンツゲ(本黄楊)の蕾(右)
 [右]ナギイカダ(なぎ筏)の花(左)と蕾(右) 

 

                                    

 以前から歩いてみたかった川沿いを歩きながら、初めての動植物に出会うことができ、楽しかったです。友人のお蔭で、独りで歩いていたら絶対見逃していたものに沢山気づくことができました。Tさん、ご案内ありがとうございましたm(__)m 次回こそはカワセミとのご対面を果たしたい!&鶴見川の源流地域にも足を延ばしてみたいです。 

 


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