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ツーリングの流儀4 肩凝(続)

(写真は記事と関係ありません。9月2日。10:38AM。長沼町。秋のうろこ雲。記事はこちらです。)

さて、ライダーの宿病とも言える肩凝り、これを防止するための対策として、どんなことが考えられるでしょうか。

肩凝りは血行が悪くなって筋肉内の老廃物が排出されず、蓄積することによって引き起こされるのですから、根本的な対策とは、ズバリ、血行をよくすることに尽きます。
よく運動し、筋力をつけ、そして基礎代謝を上げて全身の血行をよくすること。
もう、これに尽きてしまいます。

しかし、そうは言ってもなかなか難しいとき、せめてできる対策として考えると、次の4つが基本になるでしょう。

1 冷やさない。
2 固めない。
3 力まない。
4 目をいたわる。

具体的に説明しましょう。



(7月15日。11:44AM。美唄市。アルテピアッツァ。記事はこちらです。)

1 冷やさない。

 筋肉を冷やすと血行が悪くなります。血行を悪くしないため、首、肩を冷やさないことが、私の経験では最も有効な対策です。

 つまり、首、肩の<空冷>をカットするのです。熱い特でも、薄手やメッシュでもいいので、ハイネックのものを着るか、スカーフ、バンダナなどを首に巻くのがおすすめです。
これは、効きます。
襟周りからの風の進入に気を配り、確実に遮断することが必要です。
特に、首と首の付け根、うなじ部分は冷やしてはなりません。
真夏でメッシュジャケットを着ていても、スカーフだけはする。
それだけでも、肩凝りの起こり始めをかなり遅らせることができます。

私がであったライダーの中には、Tシャツの中にごく薄いタオルか手ぬぐいを入れている人もいました。その人も、ロングツーリングでの耐え難い肩凝りから逃れようといろいろやった挙句、この方法が一番効くというところに落ち着いたと言っていました。

私はツーリングのときは必ずバンダナを首に巻きます。ちょっと恥ずかしいですが、背に腹は変えられません。休憩で降りて歩くときはバンダナを外し、走るときにまたすればよろしい。

真冬のツーリングより、春秋のほうがつい暖かくなると、首元のガードがゆるくなりがちです。スカーフ、またはバンダナ、または手ぬぐいをお忘れなく。



(7月22日。16:17.支笏湖畔。記事はこちらです。)

2 固めない。

長時間、同じ姿勢で筋肉を緊張させ続ければ、冷やさなくても血行は悪くなります。
肩凝り防止には筋肉を固めないことが大事です。
具体的には、大きく筋肉を動かすことです。
首を回したり、肩を回したりは、凝ってからではなく、凝る前に、前兆が来る前からしておくことが大切です。

また、休憩を早めにとり、首、肩の筋肉の緊張をとり、全身の血行をよくすることも大いに効果があります。
肩凝りに苦しみ、ライディングに集中できずに延々走るよりも、惰性で走ってる感じがしたら疲れていなくも短時間の休憩を積極的にとることが、肩凝りにも、安全上も、走りのリズムを作るためにも効果的です。

また、乗車中でも、例えばワインディングを攻めているときは意外と肩は凝らないものです。アドレナリンが出て血行がよくなってることもあるでしょうが、攻めて走るときは思った以上に体を動かしているものです。一番だめなのが、延々と遅い車の後を追従しなくてはならないとき。このことはまた後ほど。

おっと、今日も長くなりました。後半、「3力まない。」「4目をいたわる。」については次回の記事で。

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