バイクライフ・バイクツーリングの魅力を北海道から。
聖地巡礼-バイクライディングin北海道-
ツーリングの流儀2 休憩
(9月9日。14:08。石狩市厚田。)
樹生和人のツーリングの流儀。第2回は『休憩』です。ドライブでも休憩は必要ですが、バイクツーリングの場合、休憩の取り方は安全の確保や楽しさに大きく影響します。ポイントは疲労を感じる前に休憩すること。走りのリズムを整える休憩のとり方にすることです。
(9月9日。13:30。石狩市浜益漁港付近。)
バイクで走りながらどれくらいの間隔で休憩を入れるか、というのはなかなか一筋縄ではいかない問題です。
体力と集中力が続くなら、ある程度連続運転してもそんなに危険ではないでしょうし、その時の気温、天候、道路状況、体調などによって適切な休憩タイミングは変わりますから、何㎞に1回とか、何時間に1回とかと一概に言い切れないものがあります。
ライダーは思いのほか、走り出すと止まりたがらないものです。
疲れてきたなあ、肩が凝ったなあ…と思いながらも、つい止まらずに走り続けてしまう。そのことで疲労が後半にどっと来る…、という経験を私も何度もしてきました。
マスツーリングなら、安全のため予め計画的に休憩を入れておくことが多いでしょう。
安心してメンバー全員の車両が駐車でき、トイレのあるところ。
コンビニや道の駅は、格好の休憩スポットと言えます。
(7月15日。14:26。由仁町角田。)
しかし、私は一人でツーリングするときトイレ休憩を除けば殆んどコンビニや道の駅には寄りません。
寄ったとしても、最小限の買い物を済ませたらさっさと出発してしまいます。
たぶん、私は一人になりたくて、ツーリングに出ているのです。
休憩も、一人で、ゆっくりとしたい…と思うことが多いのです。
今回の写真は去年のツーリングで休憩に停まったところですが、私の好みはどうやら、
1 なるべく景色が開けているところ。
2 気持ちよくその場所の風に吹かれていたいと感じたところ。
3 すぐ側にあまり人がたくさんいないところ。
という傾向があるようです。
(10月7日。11:31AM。札幌市南区真駒内。)
適当な間隔でツーリングの目的地が繋がるように計画を立てれば、意識して休憩しなくても、それが休憩のリズムになります。
それは一人でも、多人数のツーリングでもそうですね。
問題は、そうしたスポットが離れていて、時間的にも距離的にも長い移動区間があるとき、どこで、いつ休憩するか、です。
若い頃は、ひたすら走り続けていました。休憩なしです。今思えば体力があった。
最近はそうもいきません。それに肩凝りが慢性化してきた最近では、休憩を正しく取らないと、肩、首が痛く、耐えられないほどに凝ってしまうようになってしまいました。
痛くなってからでは、ツーリングを続けながら回復していくのは難しいので、痛くならないように予防することが私の場合大切です。
肩の凝らない乗り方、肩の凝らない服装もあるのですが、それは後に回して、
肩凝りを防ぐための休憩は、やはり一時間以上無休憩で走らないことが大事なようでした。
(9月9日。14:31。石狩市望来。)
先を急ぐ場合、休憩で時間を潰すことは結構もどかしいものですが、5分間停まってバイクから降り、歩いたり、屈伸したりするだけでも、気分がリフレッシュされ、ライディングの感覚もリセットされた感じで、新たな気持ちでまた走り出すことができます。その時、ヘルメットは必ず取ること。
耳や頭に風を当て、耳を軽くもむだけでもかなり効果があります。
(9月9日。7:33AM。三笠市幾春別。)
そして、少しバイクから離れて歩いてみます。これも、ほんのわずかでいいのです。20m歩くだけでも、停まった場所とは全然違う空気や景色を感じることがあります。
本当のその場の空気は、バイクから降り、自分の足で歩いてみないとわからないものなのです。
店や駐車場のない場所。ガイドブックに乗っていない場所。
そこは、よそ向きの顔をしていない場所です。
たとえばそんな場所で静かに休んだり、そこでばったり出くわした地元の人と挨拶を交わしたりすると、
その出会いが心の地図の中で自分だけの思い出の場所として刻まれていきます。
それは休憩であると同時に、旅の大事な中身そのものでもあるのです。
(さて次回は、肩凝り防止対策についてお話したいと思います。)
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樹生和人のツーリングの流儀。第2回は『休憩』です。ドライブでも休憩は必要ですが、バイクツーリングの場合、休憩の取り方は安全の確保や楽しさに大きく影響します。ポイントは疲労を感じる前に休憩すること。走りのリズムを整える休憩のとり方にすることです。
(9月9日。13:30。石狩市浜益漁港付近。)
バイクで走りながらどれくらいの間隔で休憩を入れるか、というのはなかなか一筋縄ではいかない問題です。
体力と集中力が続くなら、ある程度連続運転してもそんなに危険ではないでしょうし、その時の気温、天候、道路状況、体調などによって適切な休憩タイミングは変わりますから、何㎞に1回とか、何時間に1回とかと一概に言い切れないものがあります。
ライダーは思いのほか、走り出すと止まりたがらないものです。
疲れてきたなあ、肩が凝ったなあ…と思いながらも、つい止まらずに走り続けてしまう。そのことで疲労が後半にどっと来る…、という経験を私も何度もしてきました。
マスツーリングなら、安全のため予め計画的に休憩を入れておくことが多いでしょう。
安心してメンバー全員の車両が駐車でき、トイレのあるところ。
コンビニや道の駅は、格好の休憩スポットと言えます。
(7月15日。14:26。由仁町角田。)
しかし、私は一人でツーリングするときトイレ休憩を除けば殆んどコンビニや道の駅には寄りません。
寄ったとしても、最小限の買い物を済ませたらさっさと出発してしまいます。
たぶん、私は一人になりたくて、ツーリングに出ているのです。
休憩も、一人で、ゆっくりとしたい…と思うことが多いのです。
今回の写真は去年のツーリングで休憩に停まったところですが、私の好みはどうやら、
1 なるべく景色が開けているところ。
2 気持ちよくその場所の風に吹かれていたいと感じたところ。
3 すぐ側にあまり人がたくさんいないところ。
という傾向があるようです。
(10月7日。11:31AM。札幌市南区真駒内。)
適当な間隔でツーリングの目的地が繋がるように計画を立てれば、意識して休憩しなくても、それが休憩のリズムになります。
それは一人でも、多人数のツーリングでもそうですね。
問題は、そうしたスポットが離れていて、時間的にも距離的にも長い移動区間があるとき、どこで、いつ休憩するか、です。
若い頃は、ひたすら走り続けていました。休憩なしです。今思えば体力があった。
最近はそうもいきません。それに肩凝りが慢性化してきた最近では、休憩を正しく取らないと、肩、首が痛く、耐えられないほどに凝ってしまうようになってしまいました。
痛くなってからでは、ツーリングを続けながら回復していくのは難しいので、痛くならないように予防することが私の場合大切です。
肩の凝らない乗り方、肩の凝らない服装もあるのですが、それは後に回して、
肩凝りを防ぐための休憩は、やはり一時間以上無休憩で走らないことが大事なようでした。
(9月9日。14:31。石狩市望来。)
先を急ぐ場合、休憩で時間を潰すことは結構もどかしいものですが、5分間停まってバイクから降り、歩いたり、屈伸したりするだけでも、気分がリフレッシュされ、ライディングの感覚もリセットされた感じで、新たな気持ちでまた走り出すことができます。その時、ヘルメットは必ず取ること。
耳や頭に風を当て、耳を軽くもむだけでもかなり効果があります。
(9月9日。7:33AM。三笠市幾春別。)
そして、少しバイクから離れて歩いてみます。これも、ほんのわずかでいいのです。20m歩くだけでも、停まった場所とは全然違う空気や景色を感じることがあります。
本当のその場の空気は、バイクから降り、自分の足で歩いてみないとわからないものなのです。
店や駐車場のない場所。ガイドブックに乗っていない場所。
そこは、よそ向きの顔をしていない場所です。
たとえばそんな場所で静かに休んだり、そこでばったり出くわした地元の人と挨拶を交わしたりすると、
その出会いが心の地図の中で自分だけの思い出の場所として刻まれていきます。
それは休憩であると同時に、旅の大事な中身そのものでもあるのです。
(さて次回は、肩凝り防止対策についてお話したいと思います。)
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コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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荷造りで準備がかかったりとかで^^;
休憩の大切さも分かるんですが
北海道ではなぜか先を急いでしまったり・・。
日数が限られててしかも沢山回りたいというツーリングになるんですよね~
そういう北海道へ行くライダーは結構多いかも^^;
北海道ツーリングは、どうしても強行軍になりがちですよね。
おすすめは、1回のツーリングでまわるエリアを絞って、その範囲の中でじっくり回ること。
今年は十勝中心、今年はオホーツク中心というように。
北海道はものすごく広くて、地元民でも回るのはなかなか大変です。