25日から大学最後の学期が始まりました。なんとも言えない心境ですね。ちょっと立ち止まりたい気分になりますが、時間は進みます。仕方が無い…。
◇◇◇◇◇
今新しい総理大臣が決まって、そのニュース一色。当選挙区の議員も大臣に抜擢されていました。ただ、選挙管理内閣であるのは間違いないので、あまり大きな仕事はできないんじゃないかな。
千葉県というのは保守王国なので、与党どっぷりだったはず。それが最近では野党の候補者が勝つことも増えてきて、与党には大変な状況にあります。最近、野党の対抗馬が自転車に乗って街中をぐるぐる走って支援を呼びかけて、すごく存在感があるようです…。ちょっと与党の人にも頑張って欲しいかも…(永田町に張り付いていて、地元周りしている場合ではないか…)
だけど、今の首相が財政政策を唱えているのは気になるし、“日本経済は全治3年”なんていうのは古い言い回しを持ってきただけのように思えます…。設備投資の減税よりは、法人税そのものの減税の方が効果的だと思う。そもそも財政政策でなくて金融政策でなければ…。…かといって、野党第一党は根拠無き財源を元手とする素晴らしい虚妄の施策の数々を謳っているし…(会計の見直しなんて、霞ヶ関の埋蔵金なんて、たかが知れている)。これから発表されるマニフェストに注目といったところでしょうか。
若い僕からの視点から見ると、10年20年先を見た中長期的な政策を打ち出して欲しいと思う。少子高齢化という壮大な現象にどう立ち向かうか。しかるべきタイミングで増税しないと現行の社会保障制度は保てない…。
結局、今月初めにDoi先生が出演していたテレビ番組での一般の人々の発言が全てを物語っているように思えます。曰く「増税はダメだけど、公共サービスはもっと充実させて欲しい」「無駄な支出を削減できれば、たぶん、出来ると思うんです」
…“たぶん”という発言は、無責任だ…。
◇◇◇◇◇
◆読書の秋です。
「日本の統治構造」飯尾潤
これは最近読んだ中でも相当な良著。本棚に飾っておきたい新書。
特にp90にある“族議員の作り方・なり方”は政策・制度を勉強しているDoiゼミの人には読んで欲しいかも。官僚と政治家がどう結託して政策を具現化していくかという分析。それ以外にも実際の政治過程を的確に表現している点は読み応えがあります。野党と与党の政策協議、どうやって野党をなだめて面目を保たせて、議案を通すか。そういった分析を踏まえて、今までの官僚内閣制から真の議院内閣制に移行すべき。たまにはこういう政治学系の本を読むのも面白い。平易な文章で肩こりせずに読める。
◆映画化に影響されて読んでみた作品。
「20世紀少年」浦澤直樹
珍しくマンガを読みました。全22巻+2巻。東北旅行の夜、マンガ喫茶に泊まった時、ゼミ生に絶対面白いからと言われて、半信半疑で読み始め、すっかりはまってしまったからです。一気に読みきりました…。
その勢いで3日後には映画も見に行ってしまいました。監督が堤幸彦だったので、期待を裏切りませんでした。
東北旅行から帰ってきたら、いつのまにか母親が全巻を大人買いしていました。どうやら主人公の設定が自分と同じ昭和34年生まれだと知って興味がわいたよう。
◆これも同じく映画化。湯川・草薙が主人公という設定の原作を読んだ人ならわかると思うけど、テレビドラマでは登場人物の設定が異なっています。映画もその路線で、ちょっと残念なんですが…(容疑者役の堤真一が原作とかけ離れています…)
「容疑者Xの献身」東野圭吾
本格ミステリーで直木賞受賞ということでかなり期待していたんですが、実は途中で今後の展開に気づいてしまったんですよね(ものすごく注意深く読んでいたら、当てられると思います)。たぶん、そうなるのだろう、と。細かい点は省いても、大きな点では予想通りのトリックだった。
だから、他の本格ミステリに比べたらちょっとミステリ不足だったかも。むしろ、容疑者の性格や行動に注目すべきか。湯川という完成度の高いキャラクターに対峙させるために容疑者をとても細かく描写してキャラクターを設定している(大学に残って数学者になることを目指していたが挫折し、高校の数学教師になってしまって十数年という設定が、容疑者の精神的に異常な部分を高めている)。
◇◇◇◇◇
ゼミ合宿については、4年生はすることがなかったので、ノーコメントで…(いや、楽しく観光したけどさ)
◇◇◇◇◇
今新しい総理大臣が決まって、そのニュース一色。当選挙区の議員も大臣に抜擢されていました。ただ、選挙管理内閣であるのは間違いないので、あまり大きな仕事はできないんじゃないかな。
千葉県というのは保守王国なので、与党どっぷりだったはず。それが最近では野党の候補者が勝つことも増えてきて、与党には大変な状況にあります。最近、野党の対抗馬が自転車に乗って街中をぐるぐる走って支援を呼びかけて、すごく存在感があるようです…。ちょっと与党の人にも頑張って欲しいかも…(永田町に張り付いていて、地元周りしている場合ではないか…)
だけど、今の首相が財政政策を唱えているのは気になるし、“日本経済は全治3年”なんていうのは古い言い回しを持ってきただけのように思えます…。設備投資の減税よりは、法人税そのものの減税の方が効果的だと思う。そもそも財政政策でなくて金融政策でなければ…。…かといって、野党第一党は根拠無き財源を元手とする素晴らしい虚妄の施策の数々を謳っているし…(会計の見直しなんて、霞ヶ関の埋蔵金なんて、たかが知れている)。これから発表されるマニフェストに注目といったところでしょうか。
若い僕からの視点から見ると、10年20年先を見た中長期的な政策を打ち出して欲しいと思う。少子高齢化という壮大な現象にどう立ち向かうか。しかるべきタイミングで増税しないと現行の社会保障制度は保てない…。
結局、今月初めにDoi先生が出演していたテレビ番組での一般の人々の発言が全てを物語っているように思えます。曰く「増税はダメだけど、公共サービスはもっと充実させて欲しい」「無駄な支出を削減できれば、たぶん、出来ると思うんです」
…“たぶん”という発言は、無責任だ…。
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◆読書の秋です。
「日本の統治構造」飯尾潤
これは最近読んだ中でも相当な良著。本棚に飾っておきたい新書。
特にp90にある“族議員の作り方・なり方”は政策・制度を勉強しているDoiゼミの人には読んで欲しいかも。官僚と政治家がどう結託して政策を具現化していくかという分析。それ以外にも実際の政治過程を的確に表現している点は読み応えがあります。野党と与党の政策協議、どうやって野党をなだめて面目を保たせて、議案を通すか。そういった分析を踏まえて、今までの官僚内閣制から真の議院内閣制に移行すべき。たまにはこういう政治学系の本を読むのも面白い。平易な文章で肩こりせずに読める。
◆映画化に影響されて読んでみた作品。
「20世紀少年」浦澤直樹
珍しくマンガを読みました。全22巻+2巻。東北旅行の夜、マンガ喫茶に泊まった時、ゼミ生に絶対面白いからと言われて、半信半疑で読み始め、すっかりはまってしまったからです。一気に読みきりました…。
その勢いで3日後には映画も見に行ってしまいました。監督が堤幸彦だったので、期待を裏切りませんでした。
東北旅行から帰ってきたら、いつのまにか母親が全巻を大人買いしていました。どうやら主人公の設定が自分と同じ昭和34年生まれだと知って興味がわいたよう。
◆これも同じく映画化。湯川・草薙が主人公という設定の原作を読んだ人ならわかると思うけど、テレビドラマでは登場人物の設定が異なっています。映画もその路線で、ちょっと残念なんですが…(容疑者役の堤真一が原作とかけ離れています…)
「容疑者Xの献身」東野圭吾
本格ミステリーで直木賞受賞ということでかなり期待していたんですが、実は途中で今後の展開に気づいてしまったんですよね(ものすごく注意深く読んでいたら、当てられると思います)。たぶん、そうなるのだろう、と。細かい点は省いても、大きな点では予想通りのトリックだった。
だから、他の本格ミステリに比べたらちょっとミステリ不足だったかも。むしろ、容疑者の性格や行動に注目すべきか。湯川という完成度の高いキャラクターに対峙させるために容疑者をとても細かく描写してキャラクターを設定している(大学に残って数学者になることを目指していたが挫折し、高校の数学教師になってしまって十数年という設定が、容疑者の精神的に異常な部分を高めている)。
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ゼミ合宿については、4年生はすることがなかったので、ノーコメントで…(いや、楽しく観光したけどさ)