-政治の秋。読書の秋。-

2008年09月28日 | Weblog
25日から大学最後の学期が始まりました。なんとも言えない心境ですね。ちょっと立ち止まりたい気分になりますが、時間は進みます。仕方が無い…。

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今新しい総理大臣が決まって、そのニュース一色。当選挙区の議員も大臣に抜擢されていました。ただ、選挙管理内閣であるのは間違いないので、あまり大きな仕事はできないんじゃないかな。

千葉県というのは保守王国なので、与党どっぷりだったはず。それが最近では野党の候補者が勝つことも増えてきて、与党には大変な状況にあります。最近、野党の対抗馬が自転車に乗って街中をぐるぐる走って支援を呼びかけて、すごく存在感があるようです…。ちょっと与党の人にも頑張って欲しいかも…(永田町に張り付いていて、地元周りしている場合ではないか…)

だけど、今の首相が財政政策を唱えているのは気になるし、“日本経済は全治3年”なんていうのは古い言い回しを持ってきただけのように思えます…。設備投資の減税よりは、法人税そのものの減税の方が効果的だと思う。そもそも財政政策でなくて金融政策でなければ…。…かといって、野党第一党は根拠無き財源を元手とする素晴らしい虚妄の施策の数々を謳っているし…(会計の見直しなんて、霞ヶ関の埋蔵金なんて、たかが知れている)。これから発表されるマニフェストに注目といったところでしょうか。

若い僕からの視点から見ると、10年20年先を見た中長期的な政策を打ち出して欲しいと思う。少子高齢化という壮大な現象にどう立ち向かうか。しかるべきタイミングで増税しないと現行の社会保障制度は保てない…。


結局、今月初めにDoi先生が出演していたテレビ番組での一般の人々の発言が全てを物語っているように思えます。曰く「増税はダメだけど、公共サービスはもっと充実させて欲しい」「無駄な支出を削減できれば、たぶん、出来ると思うんです」


…“たぶん”という発言は、無責任だ…。

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◆読書の秋です。

「日本の統治構造」飯尾潤

これは最近読んだ中でも相当な良著。本棚に飾っておきたい新書。

特にp90にある“族議員の作り方・なり方”は政策・制度を勉強しているDoiゼミの人には読んで欲しいかも。官僚と政治家がどう結託して政策を具現化していくかという分析。それ以外にも実際の政治過程を的確に表現している点は読み応えがあります。野党と与党の政策協議、どうやって野党をなだめて面目を保たせて、議案を通すか。そういった分析を踏まえて、今までの官僚内閣制から真の議院内閣制に移行すべき。たまにはこういう政治学系の本を読むのも面白い。平易な文章で肩こりせずに読める。



◆映画化に影響されて読んでみた作品。

「20世紀少年」浦澤直樹

珍しくマンガを読みました。全22巻+2巻。東北旅行の夜、マンガ喫茶に泊まった時、ゼミ生に絶対面白いからと言われて、半信半疑で読み始め、すっかりはまってしまったからです。一気に読みきりました…。

その勢いで3日後には映画も見に行ってしまいました。監督が堤幸彦だったので、期待を裏切りませんでした。

東北旅行から帰ってきたら、いつのまにか母親が全巻を大人買いしていました。どうやら主人公の設定が自分と同じ昭和34年生まれだと知って興味がわいたよう。


◆これも同じく映画化。湯川・草薙が主人公という設定の原作を読んだ人ならわかると思うけど、テレビドラマでは登場人物の設定が異なっています。映画もその路線で、ちょっと残念なんですが…(容疑者役の堤真一が原作とかけ離れています…)

「容疑者Xの献身」東野圭吾

本格ミステリーで直木賞受賞ということでかなり期待していたんですが、実は途中で今後の展開に気づいてしまったんですよね(ものすごく注意深く読んでいたら、当てられると思います)。たぶん、そうなるのだろう、と。細かい点は省いても、大きな点では予想通りのトリックだった。
だから、他の本格ミステリに比べたらちょっとミステリ不足だったかも。むしろ、容疑者の性格や行動に注目すべきか。湯川という完成度の高いキャラクターに対峙させるために容疑者をとても細かく描写してキャラクターを設定している(大学に残って数学者になることを目指していたが挫折し、高校の数学教師になってしまって十数年という設定が、容疑者の精神的に異常な部分を高めている)。

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ゼミ合宿については、4年生はすることがなかったので、ノーコメントで…(いや、楽しく観光したけどさ)

-ドラクエでいうところの…-

2008年09月13日 | Weblog
今回の2泊3日のZ政の合宿@秩父は(3年生のせいで)4年生の僕だけが上級生で唯一の参加となりました。

今回の合宿での僕は、ドラクエでいうところの、バイキルト→スカラ→フバーハの補助呪文を唱えまくることになりました。非常に苦労しました。12人の個人レジュメ発表の全てに2、30分はコメントをつけて質問をつけて時には論理破綻を指摘し、飲み会ではうだつの上がらない1年生を相手に必死に盛り上げようとし(結果的に盛り上がったかどうかは知らない…)、4年生のくせしてピエロのような無駄の努力を繰り返したのです…。もちろん、飲み会ではTogawa@2年が大きく活躍してくれたのですが、1年のTanenoという大人物が誕生したので、今後2・3年の間は彼を飲ませれば非常に楽しい飲み会になるでしょう。OBOGの皆さんもこのTanenoという名前はしっかり覚えた方がいいでしょう、飲み会での強力な鉄板ネタを持っている上に勉強面でも一生懸命に貢献してくれているはずです(笑)

個人的には1年生8人とさらに仲良くなった気がするので、満足です。

それにしてもバーベキューとフットサルと飲み会以外は、発表続きで下級生には地獄だったかも。

1年生に感想を聞いてみると、「想像以上にきつかったです…」という意見がほとんど。まぁ、これは一種の修行ですな…。去年は特殊だったけど、今回は本来のZ政合宿らしくやれたと思います。

出発前から不安感でいっぱいだったはずの2年生(Awai/Togawa)はお疲れ様でした。よい合宿になったと思うよ。

(…飲み会の酔った勢いを駆って、3年生の“公然の秘密”を1年生に暴露した事実は、忘れました!っていうか、一部の1年生は知っていたことだし…合宿に来なかった罰として洗いざらい全て話してやったぞ(笑)…)

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最近、話題の Google Chrome ですが、僕も導入してみました。シンプルですっきりした印象のブラウザで、見た目は良いです。使い勝手は慣れればいいと思いますが、ブックマーク機能が使いづらいかもしれない。Googleならではの洗練さがあって、よいソフトだと思いました。

GoogleEarthやらGoogleドキュメントやらGoogleグループやら、そしてGmailなどなど、Googleのサービスはもはや他の追随を許さない!(何を今更って感じですが…)


最近、もうひとつ気になるのは、やっぱり、ポケットモンスターの新しいCMですよね?
僕らと同世代の連中が小学生の頃にポケモン赤緑で遊んだ想い出を語ってから最新作をプレイして驚くという展開。見てると猛烈にやりたくなりません?僕は最近、最新作を買いたくてたまらなくなってきました。

なんていったってポケモン第一世代ですから。近所の友達の家まで自転車で行ってその子の玄関先で(はやる気持ちがとまらない)、ゲームボーイを使って対戦したり交換したりしていたものです。ポケモンは思い出深いです(あまり強くはなかったけど…)ポケモンセンタートーキョーに初めて行った時の感動とか、JR山手線ポケモンラリーで全駅巡り終えたときの感動とか。そういう小学生でした…。

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そして、来週はゼミ合宿@山中湖ですか。こちらの方も、3年生の発表を偉そうに聞くだけだから、気は楽♪

-今度はサークル合宿へ…-

2008年09月08日 | Weblog
東北旅行に帰ってきてからはヘトヘトだったのですが、このところ息つく暇も無かったです。

帰宅翌日のサークルの部会は2年が誰もいないとかで、1年の面倒は3年のMatsumotoと4年の僕がみました(やっぱりMatsumotoくんはいい奴だ)。普通はあり得ないですよね、2年生全員が夏休みの部会を放置するなんて。しかも前日に「代わりにやってください」といきなり言ってこられてもね…。一回だけだからいいじゃないですか!などと口答えしないだけマシと思っておこう。もうちょっと当事者意識…

…明日から行く今度のZ政のサークル合宿だって、参加者は…、1年8人、2年3人、3年は誰も参加せず、4年は僕、というやる気の無さ。幹事の2年生はもうちょっと他のやり方があったと思うし、口すっぱくアドバイスしたはずなんだけどね…(自分の指導不足。大反省。)。もっと頑張ってほしかったな。上級生がこんなに少ないと、盛り上がりに欠けるので、2年生は全力で合宿を盛り上げて欲しい(僕自身は言うまでもなく…)。宴会で1年生に余興させるプチイベントを復活させようかな(昔あったらしい…)。

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東北を周遊して、見て聞いて食べた中で、一番印象に残ったこと。

どんなに寂れた都市にも(いや、失礼な言い方ですいません)、必ず複数の金融機関が存在するということ。

授業で「今の日本はオーバーバンキングだぁ」とか教授が叫んだり、ゼミで「地域活性化には地域密着の金融機関の力が必要だぁ」とか誰かが叫んだり、でも、所詮は耳で聞いた話。今回は自分の眼で直接確かめられて、そういった論理や文章が実際に目の前に現れたというか…。これは強烈なインパクトだった。金融機関はあんなにたくさんいらないよ…。今だって昔に比べれば、統合・縮小はかなり進んでいるはずだけど、それでも都銀地銀信金信組農協労金ゆうちょと…。どんどん縮小していくパイを奪い合う意味はあるのだろうか?


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サークル合宿は最後なんだよなぁ。お勉強サークルだから、当然発表を聞き続けてコメントを残さないといけないのだが…。歴々の先輩方に比肩するようなコメントが自分に出来ているかは常に不安なところ…。あとは、楽しく!、だな。

過去の合宿を思い返すと…
◆2005年の夏合宿
個人レジュメ発表をやったら、3年生にガシガシやられた。
ひたすらUNOをやっていた。男しかいなかった。
◆2006年の夏合宿
いわゆる「サークルの合宿」になった。
エア卓球をしていた変な人たちがいた。女性陣に騙されて恥をかいた。
◆2007年の夏合宿
僕が酒を飲まされて潰れた(Furukawaをグーで殴った。ケータイが壊れた)。
花火をした。富士急ハイランドに行った。
4年生がサプライズ参加したが、2年生に返り討ちにあった。

今年はどうなることやら…。がんばって「先輩」をやってきます!!

-郡山から会津若松、そして宇都宮から東京へ。-

2008年09月03日 | Weblog
9月3日

朝8時。郡山から磐越西線で会津若松へ。途中の車窓からは磐梯山と猪苗代湖を眺めることが出来る。

会津若松。駅前からバスで白虎隊の鶴ヶ城へ(この旅、電車以外の初の交通機関だ…) 鶴ヶ城は名城ですね。これは美しい。僕の勝手な城格付けでは2位ですね(1位はダントツで姫路城、その次です)。昼食はソースカツ丼。ご当地グルメとして有名らしい。


郡山へ戻る。おみやげをここでやっと大量に購入。有名なのは薄皮饅頭。この店の饅頭をお中元・お歳暮でもらったりして、僕の家族は好物にしているので、迷わず購入。


ここでもう1班のゼミ生たちと合流して宇都宮へ。東北旅行最後の地として選んだのは、宇都宮(わかってますよ、宇都宮は関東地方だと)。餃子を食べたい人がいたので。



そして、へろへろになりながら、新宿に夜9時半に到着(へろへろになりすぎてIshiguroが悪魔界の帝王にしか見えない)。

列車のドアが開き、新宿の高層ビルと人々の雑踏を目にした僕らが次々と発した言葉は…


「明るい」

「人多い」

「ビル高い」

「時刻表見る必要が無い」

「電車が…ある(おそらく本数が多いことを言いたいのだと思う…)」


これにて今回の青春18きっぷの旅東北版は終了。

-山形から郡山-

2008年09月02日 | Weblog

9月2日

朝7時。山形駅から仙山線に乗り20分ほどで山寺駅へ。かの芭蕉の名句で名高い場所。
ここも高校生のときに訪ねたことはあったが、いつ行ってもいい景色の場所だ。


山寺から一旦山形駅に戻り、奥羽本線に乗車。

かみのやま温泉に下車。
駅の観光案内所にやたらテンション高めのおばちゃんがいて、ちょっと戸惑った。
ただ、このおばちゃんがとても親切にしてくれたおかげで、良い温泉に立ち寄れました。

かみのやま温泉でまったりしすぎてしまったが、ここから一気に福島を突き抜けて郡山へ。夜8時。